１９５２年１２月１３日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。７５年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」（９６年）と「パッチギ！」（０４年）では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。
井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場
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<22>全部“間に合わせ” 政府は人をナメている
流行語大賞には何の興味もないが、「爆買い」などというこの世で一番あさましい捏造語が選ばれた。耳にするのも嫌な合成漢字だ。そのまま“漢字の国”に釣り銭と一緒に突き返してやりたい。バブルで貯めたカネで旅…
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<21>“声”も出せない社会になった
先日、新聞記事で「ジャズ流れる販売所 苗やお菓子もずらり」という見出しにビックリした。「医療や娯楽用」「膨らむ市場 安全性で論争」と。大麻を認める動きが進んでいる？ 日本でそんなことが！？ 一瞬目を…
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<20>日本にもテロの温床はある
「ＩＳ」の狂信者どもが疎ましい。パリを皮切りに今後どうなるのか、話し合いなどできる連中じゃなし、犠牲者を追悼している間に隣の部屋で誰かが自爆用ベストを着ているんじゃないか。Ｇ２０の首脳たちが「ＩＳを始…
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<19>“映画モドキ”が幅を利かせている
都心のシネコン映画館のポスター前で思わず立ち尽くしてしまった。 「いい大人がなんでこんなものを見て暇を潰さなきゃならない？」と悲しくなるような“映画モドキ”が幅を利かせていたからだ。少女漫画が…
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<18>両者、歪んだ自尊心が奥歯に挟まったままの日韓会談
今頃になってソウルに出かけた安倍首相は慰安婦問題をどう片付けたのだろう。朴大統領にいつになくヘラヘラしていたから、こりゃ降参したなと思った。「早期の妥結を目指し、交渉を加速させる」と言ったが、どう妥…
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<17>世界中が我欲にかまけている
浅ましい人間だらけ。朝、車道のラッシュ時にぶつかってしまい、脇道から渋滞中の広い道に割り込もうとタイミングを待っていたら、どの車もまったく入れてくれずに動けなかった。日本は発展途上国、東京は“野生の…
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<16>１億総活躍大臣は若者に何を押しつける気だ
「旭化成建材の杭打ち改ざんは犯罪に近いな」とタクシーの運転手さんに話しかけたら、「実はあの傾いた横浜のマンションに住んでるんですわ」と言われてア然とした。「住んでられへんね、地震来たらヤバいで。建て替…
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<15>映画らしい映画はもう見られないし作れなくなってきた
秋だし、芸術的な話を。今さら「怒」っても仕方ないが、どこの映画館のスクリーンも、奥行きの感じられないペタペタでカクカクした画像を壁にチカチカ反射してるだけ。これじゃあ映画の味わいどころじゃない。すべ…
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<14>人生を“賭け”間違えた大バカ者
「哀」れな男がいたものだ。暑かったこの夏、東京五輪のエンブレムに「絶対にパクリや！ パクリ！」と世の中が騒いでいる裏で、巨人の投手が自分んことの巨人戦にまで、野球人生どころかカネまで賭けていたとは笑止…
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<13>日本人は芸能人にしか関心がないのか
日本人は芸能人にしか関心がないのか、「怒」を超えて呆れる。実は、彼の顔にも演技にも元から興味もないが、その福山雅治という中年男が結婚発表したら、千原ジュニア（というこの人間も「何屋さん」かよく知らな…
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<12>国会前にいた若者たちよ 次の戦いの場は沖縄だ
もう一度、書かせてほしい。やりきれないのだ。 国会前であれほど若者たちがデモをして叫んだのに、国民は３連休を挟んだら忘れかけている。テレビからも安保法制問題は消えた。“反省”したのかしなかっ…
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<10>最悪な国になってしまった
アメリカ軍を助けるために自衛隊が海外に出かけて武力で交戦する。こんな分かりきった憲法違反はない。言語道断の戦争法をアベベのベぇ政府は暴力的に採決してしまった。公聴会など何の役にも立たないまま、誰の話…
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<10>クソみたいな奴らが生きている。逃げるしかない
シリアという国土から人間が逃げ出している。政府軍と反政府ゲリラ軍が殺し合い、イスラム国の奴らがそこへ割り込んで人を殺しているからだ。そんな場所は国と言わない。日本人は想像がつかない、想像もしたくな…
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<9>若い野郎が壊れまくるのは劣化する社会のシワ寄せ
ワケの分からんことが多すぎる。 「人生を悲観したので、何か大きなことをやってやろう」と思い、愛知県の岡崎のコンビニに包丁片手に立てこもって「金はいらない、酒を持って来い！」とわめいた揚げ句に逮…
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<8>殺人の深層心理は全て解明されるべきだ
本当に許せない殺人鬼だ。まだ自分の罪を白状していない。大阪・寝屋川の中学１年生男女遺棄事件のあの容疑者。どんな人間なのか想像がつかないし、想像するのも嫌になる。典型的な快楽殺人には違いない。ついこの…
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<7>「センダイ」原発も読めない大臣は率先して現地で暮らしてみろ！
鹿児島県の川内原発が市民の反対を押し切り、再稼働させてしまった途端、桜島が急激に山体膨張し、火山性地震も増えて警戒レベルが上がった。山も「怒」り心頭に発したのかもしれない。 電力が足りていて…
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<6>安倍首相もエンブレムのデザイナーもなんでもっと素直になれないのか
確かに、あのデザイン、比べてみるとよく似ている。「怒る」のもバカバカしいが、東京五輪のエンブレムのパクリ疑惑。 ベルギーの劇場側のデザイナーもよく見つけてイチャモンをつけてきたものだ。名誉に…
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<5>安倍内閣も戦争に参加したらきっと終わらせられない
毎年、「哀」れみ「悼む」だけでいいのかと思ってしまう。 ７０年前の今日は広島が壊滅させられた翌日。多くの国民はまだそれが“新型爆弾”としか知らされてなかったが、政府や軍部の人間は、アメリカか…
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<4>イジメられたらとにかく「ゲッタウェイ」
どうしてイジメはやまないんだろうか。ボクが通った市立中学校では、“級友イジメ”はごくまれなことだった。もし、クラスで誰かと誰かと誰かがグルになって特定の誰かに意地の悪いことを言い続けるか、無視するか…
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<3>国民が納得する“積極的トッピング法案”が一つだけある
今日も、「怒」髪天を衝いた話をするしかないかと決めていたら、さすがの安倍首相もこのままじゃ、岸爺さんの６０年安保の時みたいに国会議事堂をデモ隊に取り囲まれて解散に追い込まれると焦ったのか。「多くの国…
