“毒舌系MC”宮根誠司の曲がり角 視聴率ビリに終わった選挙特番、看板「ミヤネ屋」もトップ陥落
「宮根の関西ノリは時代に合わなくなりつつある。『Live選挙サンデー2022』ではゲストに元大阪市長の橋下徹も迎えて挑みましたが、今回の選挙で、維新も大減速したように“大阪パワー”の勢いが落ちているのかも知れません」
一方、宮根が司会を務める「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ、日本テレビ系)VS石井亮次アナ(45)の「ゴゴスマ~GO GO!Smile!~」(CBC、TBS系)の“午後のワイドショー対決”も形成は逆転。長らくミヤネ屋が同時間帯トップを維持してきたが、その牙城はここへきて崩れ、「ゴゴスマ」が巻き返す日が多くなっている。
日刊ゲンダイ連載「芸能界クロスロード」(2021年4月22日付)でジャーナリストの二田一比古氏は「コロナ禍の今 情報番組のMCは毒舌系から爽やか系へ」と題して、こう書いていた。
「羽鳥、谷原(章介)の流れを見ていると、MCの傾向は確実に変わってきている。(中略)みのもんたに続き現れたのが『浪速のみの』と呼ばれた宮根誠司の『ミヤネ屋』だった。関西弁でまくし立てるようにしゃべくる新しいタイプの宮根に『面白い』となじみの薄かった関東圏の人にも浸透」したが、コロナ禍の深刻な世相の中で、毒舌の司会者は人気を失っていき、「男性キャスターの毒舌ブームの終わりを告げているかのようでもある」という。
さしもの宮根も、時代の変化は避けられず。維新とともに、曲がり角が近づいているのかも知れない。