【長崎県壱岐市(1)】長湯が心地よい「いき湯川温泉」とミネラル豊富な特産品「壱岐牛」焼肉
【医食湯源】
長崎県の壱岐は、魏志倭人伝にも一支国(いきこく)と表記される、古代から日本と中国大陸をつなぐ海のシルクロードの交易拠点として栄えた島です。
この壱岐市(壱岐の島)に2つしかない温泉地のうちのひとつが「いき湯川温泉」。源泉はこの施設だけという貴重な公共の浴場です。ステンドグラスが印象的な浴室には大きな湯船が一つあり、河童の湯口から源泉が惜しげもなく注ぎ込まれています。
それゆえに、いつ訪れても室内は湯気に満たされていて、撮影者泣かせ。源泉名は「いき湯川温泉」。源泉温度は44.3度、pH6.9、無色澄明微塩味無臭、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(中性等張性高温泉)。加水加温循環濾過のない源泉掛け流し温泉と推測(現地で確認しましたが消毒の有無は不明)されます。湯船は40度くらいでしょうか。長湯が楽しめる適温で躰が芯から温まりました。泉質別適応症は切り傷・火傷・慢性皮膚病など。保温・保湿・殺菌・鎮痛効果や気道の浄化作用などが認められており、湯気で満たされたこの浴室はベストな状態と言えるでしょう。
●「いき湯川温泉」長崎県壱岐市郷ノ浦町片原触418。電話0920-47-2251