大阪ガス・河野佳が4安打9K完封! 来季ドラフト上位投手“もう一人の男”の評価急上昇
東京ドームで行われている都市対抗野球。
ネット裏のスカウトの話を総合すると、「来年のドラフト上位候補の投手は2人。ひとりがホンダの左腕・片山皓心。もうひとりは大阪ガスの右腕・河野佳」だそうだ。
2日、その河野が伏木海陸運送戦に先発して4安打完封勝利。140キロ中盤の速球、タテに大きく割れるカーブ、スライダー、フォークなどを武器に9個の三振を奪うなど二塁を踏ませず、ネット裏の評価を上げた。
「力感のないフォームながら、キレのいいボールを投げる。要所で低めにボールを集めていたように、何よりコントロールがいいし、投げるときに上体が開かない。勝てるタイプの投手に見えましたね」とは、あるスカウトだ。
もうひとりの目玉である片山は、初戦のJR東日本東北戦に先発して3回4安打1失点でマウンドを降りた。ドラフト上位候補の片りんはうかがえたものの、前出のスカウトは、「試合後の本人は調子が悪かった、好調を維持できなかったと話していたようですけど、実は肩肘か、腰か、下半身か分からないが、どこか痛めていると聞いた。今回の都市対抗の登板を見送る可能性もあったようです」と話す。
だとすれば、大会ナンバーワン投手は河野ということになるか。