漢方達人をめざせ!
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悩みは同じめまいだけど…
東洋医学では、体調不良の原因を「気」「血」「水」と関連付けて考えます。「気」「血」「水」は、人間の生命活動に必要な3つの栄養素のことです。 「気」は体のエネルギー源で、「血」は血液、「水」は体…
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めまいは「水の流れ」が肝心
「めまい」は西洋医学ではなかなか改善されにくい症状です。そのため、「なんとかなりませんか」と漢方薬局に相談に来られる方が多い。ある大手漢方薬局では、すべての年代において悩みの相談件数トップ3に入ってい…
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花粉症に効くのは?
今年は花粉の飛散が早いようです。クシャミや鼻詰まり、目のかゆみなどがもう始まっている人もいるのではないでしょうか? Sさんは毎年、花粉症対策のお茶を買いに来ます。花粉症の症状を鎮めるのに役立…
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目と肝臓は表裏一体 「メグスリノキ」で眼精疲労を改善
前回の眼精疲労の続きです。紹介した「杞菊地黄丸」以外でよくお勧めするのが、「メグスリノキ」です。 民間薬として日本の一部の地域で利用されていた生薬で、「千里眼の木」「長寿の木」とも呼ばれてい…
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目薬では解決できない 眼精疲労は「肝臓」から直す
眼精疲労は、東洋医学では単なる「目を酷使することによる目の疲れ」ではありません。眼精疲労がひどい人は、「肝」が疲れていると考えます。なぜなら、目と肝臓は相互関係にあるからです。目には毛細血管がたくさ…
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人間関係のストレスで眠れない
Dさん(50)は元来、おっとりした性格の男性です。ところが数カ月前に昇進し、喜びもつかの間、上司と部下の板挟みになって、ストレスが高まっているようです。 「夜、ぐっすり眠れない。睡眠薬には抵抗…
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セックスレスのお悩み 動物性の生薬で“元気”取り戻す
「妻との仲がうまくいっていない」と相談にいらしたDさん(52)。1回り年下の奥さんから、「女としてちゃんと接してほしい」と責められたそうです。 具体的には、「セックスレスを解消してほしい」とい…
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婚活男性が劇的変化 「女性にモテる」漢方薬がある?
薄毛と汗っかきが悩みのTさん(38)。「この2つがある限りモテません」と悲愴な面持ちです。積極的に婚活を始めようと決意し、体質改善にも力を入れようと思い立ったといいます。 お薦めした漢方薬は…
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いつもニコニコで肝臓元気
仕事柄、宴席に呼ばれる機会の多いJさん(48)。2次会、3次会と、どこまでもとことんお付き合いするそうです。 「人と話すのが好き、という要素が一番大きいですが、どこに仕事につながるチャンスが転…
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商談になるとせき込むのはストレスが原因かもしれない
「せきが止まらない」と言うのはKさん(58)。突然、せきが出始めるとなかなか止まらず、会話もできなくなるそうです。 「休日はまだいいのですが、仕事中は困ります。商談中や会議など“今出たら困る”と…
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意識は快便 でも腹は便秘
人にはそれぞれ生まれ持っての体質があるので、健康に気を付けた生活を送っていても、それだけでは不十分な場合があります。私にとっては便秘です。 ただ、自覚としての便秘はあまりありません。毎日“快…
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むくみがひどくなった
「最近、顔や脚のむくみが急にひどくなり、気になります。疲労感もひどい」 知人の40代男性の相談です。むくみといえば、西洋医学では腎臓の疾患が一番に頭に浮かびます。この男性も、腎機能の低下を疑っ…
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味がわからなくなった
ダイエットのしすぎで「料理の味がわからなくなった」と言うHさん(45)がいらっしゃいました。 東洋医学では、口から取る食べ物を「水穀(すいこく)の精微(せいび)」、呼吸によって吸う空気を「清…
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サラダは体を冷やす
「なんとなくだるい」と相談にいらしたのは、30代半ばの男性。ひょろっとしたやせ形の体形で、顔が青白く、声が小さい。どちらかというと、覇気がないタイプです。 ほかの症状を聞くと、「肩凝りや腰痛が…
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イライラには酒
お酒はおいしく、健康的に楽しみたいもの。漢書には「酒は百薬の長」と書かれていますが、これは「酒を適量に飲めば、薬にも勝る」という意味です。 お酒が好きな人間が、お酒を飲むための自己弁護に使い…
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一晩で風邪を退治する
先日、体調を崩してしまいました。仕事をしている間中、熱が上がっていくのがありありとわかり、普段はないことですが、スタッフに後をまかせて先に帰りました。自宅で熱を測ると、40度近い。前日、子供たちと3…
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秋は「白っぽい」「辛い」食品を
東洋医学でよく言われるのが、「天人合一説」。天と人は一緒で、自然界で起こっていることは人体でも起こるという考えのことです。 秋を迎えた今の時季、空気が乾燥しています。これを「燥気」といって、…
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子供の不登校に…
5年前に離婚以来、ひとりで子育てをしているシングルファーザーのS男さんは、「正直、家の中の雰囲気もよくないんじゃないかと思う」とため息をつきました。 聞くと、小学5年生の息子さんが、夏休み明…
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イライラする
「イライラ感を抑えられない。ちょっとしたことで夫や子供を怒鳴り散らしてしまい、その都度、自己嫌悪に陥ります」 そう言ってうつむくK美さん(38)。ご本人は「更年期障害ではないか」と心配されて漢…
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部下にバカにされているのは…
西洋医学の考え方でいくと「それは、体の不調とは関係ないのでは」と思うようなことが、東洋医学では「関係ある」とみなすことはよくあります。 「気弱な上司と、部下からバカにされている」 こう…