日本でPCR検査が増えない謎を追う
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日本経済を救う道は国民全員のPCR検査…費用2兆円でも回る
日ごとに感染者数が増えていく。やれ、ホストクラブでクラスターが発生しただの、どこそこの会食で感染だのと報じられるたびに、大臣や知事が登場して「不要不急の外出を自粛しろ」「3密を避けろ」「休業要請をす…
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パンデミック回避 死者が少ない今こそPCR検査拡充の好機
新型コロナウイルスの感染者拡大に歯止めがかからない。国内感染者数はすでに5万人を突破して、アメリカやイタリアのようになるんじゃないかと不安をかきたてる。今や、感染者がどこにいてもおかしくない気分であ…
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PCR検査拡充の方策はある 手遅れになったら政治の責任だ
日本のPCR検査数が少ないのは、SARSやMERSを教訓とせず、「選択と集中」というやり方で公衆衛生を無駄だとして切り捨ててきたからだと述べた。 そのために、本来なら感染症の研究と疾病予防が…
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PCR検査は絞り込むより拡大したほうがいいに決まっている
PCR検査を増やすことが正しいのかと問われると、残念ながら、今のところそれに答えられる科学的根拠がない。検査を増やしながら感染が拡大した国もあるし、ニューヨーク州のように感染者の死亡をゼロにしたとこ…
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第2波襲来で明らかに 検査数を絞ったことは「失敗」だった
新型コロナウイルス対策では素人の政治家に代わって専門家が前面に出るせいか、専門用語や数字がよく使われる。一般の人たちにどれだけ伝わっているのだろう。国民に理解されなければ、どんな対策をとっても不審に…
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「偽陽性」の問題を言い訳にしてPCR検査拡大をしない政府
今回の新型コロナウイルスについては、人から人へと感染するにつれてゲノムが変異して強毒化するという説や、逆に弱毒化して通常の風邪のように世界中に拡散するのではないかともいわれたが、どうもそんな単純なウ…
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「首相の言葉」をフォローする人が誰もいないフシギな国
3月に入って新型コロナウイルスの感染者が増えてくると、私も自宅待機を余儀なくされるのだが、じっと家にいてもつまらないと思い、ネットで新型コロナについて調べ始めた。 まず気がついたのは、公的な…
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公衆衛生の司令塔が不在の珍しい国 専門家会議の不思議さ
今回、日本の新型コロナウイルス対策ではアメリカのCDC(疫病対策センター)のように、公衆衛生の司令塔的組織がなかったことが際立っている。台湾にも韓国にもCDCに相当する組織が新型コロナ対策を担った。…
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機材も人材も日本は圧倒的に不足 クラスター潰しが精一杯
防疫はスピードだといわれる。ところが日本はすべてがスローだった。なぜスピードを上げられなかったのだろうか? 韓国のケースでも述べたが、日本は水際対策に失敗したのだから、すぐさまPCR検査を増…
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試薬が保険適用に…検査数を数万件に拡大する好機はあった
新型コロナウイルスといっても当初、日本政府は中国国内で感染が終息すると思っていたようで、これといった対策が取られないうちに、今年1月だけで92万人もの中国人観光客が日本にやってきた。水際対策に失敗し…
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「無駄だから」と半減させた保健所に検査を押し付ける政府
5月4日の会見で尾身茂・専門家会議副座長が、日本のPCR検査が少なかったのは、3月6日の保険適用まで「行政検査」として行っていたために、地方衛生研究所の体制が整っていなかったからだと述べた。 …
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<3>封じ込めに成功した台湾・韓国に比べ初動で大きな遅れ
日本はPCR検査が少なすぎて新型コロナウイルスの感染の状況が見えないと、海外からも批判されているが、実は感染を封じ込めた台湾も検査数は極めて少ない。だからといって批判を受けているわけではない。では、…
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2万件の約束は? 医療従事者さえ満足に受けられない不思議
7月9日以来、東京都内の感染者数が200人、300人を超えるのが普通になり、第2波が始まったともいわれている。緊急事態宣言で自宅待機を強いられていた無症状の感染者が、解除によって一気に外へあふれ、感…
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実際に受けてみて驚いた PCR検査までの遠回りすぎる道のり
日本のPCR検査数は世界で159番目! こんな不名誉なデータが話題だ。コロナの感染拡大を抑え込みながら経済と社会を回すには、感染者をいち早く隔離・療養させるPCR検査の拡充が不可欠なのに、なぜ日本で…