本当は危ない“正常値”を見逃すな
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糖尿病と診断されたら…尿中微量アルブミンの数値に注意
糖尿病、あるいは糖尿病予備群と診断されたら、血糖値やHbA1cとともに、「尿中微量アルブミン」もチェックしてください。 糖尿病で問題なのは、合併症です。食後血糖が高い状態が長く続くことで体内…
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その後の対処法が明瞭 糖尿病治療前に5時間糖負荷試験を
「血糖値やHbA1c(2~3カ月の血糖コントロールの平均を示す数値)が基準値より高い。2型糖尿病」と診断され、薬物治療を勧められたら、まずは食後5時間の糖負荷試験を希望してください。 糖尿病の…
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赤血球成分バランス示すMCV 基準値以外なら認知機能に異常
赤血球などの成分バランスを示す「MCV」は、一般的には問題視されていませんが、とても重要な内容を教えてくれます。 MCVは赤血球1個が持つ平均的な容積のことで、数値を見れば自分の赤血球が「大…
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タンパク質分解する「γーGTP」 数値から見る最初の対策
γ─GTPは肝臓や腎臓、脾臓、血液中に存在し、「GOT」や「GPT」と同様にタンパク質を分解する酵素です。解毒に関係しているため、アルコールや薬などで肝細胞が壊された時に血液に出てきて数値が高くなり…
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数値が低くても問題 「低尿酸値」は細胞の酸化を進ませる
「高尿酸血症・痛風治療ガイドライン」によると、男女問わず尿酸値が7(mg/dl)を超えるものを高尿酸血症と定義します。痛風関節炎、高尿酸血症の家族歴、肥満や糖尿病などの合併症があれば、8以上で薬物治療…
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高血圧治療 始める前に知るべき3つのチェックポイント
健診で「血圧が高い」と言われたら、次の3つを検討してください。 ①24時間のホルター血圧計 血圧の日内変動を調べられます。血圧は一日の中でも変動し、それは個人差が大きい。24時間のホ…
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糖尿病リスク回避 食後眠ければ血糖値の「差」を見るべき
糖尿病ガイドラインでは「空腹時血糖値」と「75グラム経口糖負荷試験2時間値」(以下2時間値)の組み合わせで「糖尿病型」「正常型」「境界型」に分けます。「空腹時血糖値126(mg/dl)以上」「2時間…
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高過ぎも低過ぎも注意 コレステロールは“バランス”が重要
脂質異常症かどうかは、「LDLコレステロール値」「HDLコレステロール値」「トリグリセライド値(中性脂肪値)」で見ます。それぞれの基準値は、順に140(㎎/dl)以上、40未満、150以上となります…
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健康診断の「ヘモグロビン値」低ければ胃、大腸がんを疑え
新年度が始まり、健康診断や人間ドックを意識する時期になりました。ほとんどの方は、「基準値内に入っていれば安心」と思っているでしょう。 しかし、そもそも基準値は「健康値」ではありません。基準値…