松坂、筒香を育てた小倉清一郎 鬼の秘伝書
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スポーツ紙が1面で騒ぐ横浜高4番・万波中正“本当の実力”
古巣・横浜高(南神奈川)の夏の県3連覇は立派である。4番の万波中正(3年)が復活。横浜スタジアムの最上段へ特大弾を放つなど、南神奈川大会は高校通算40号となるチームトップの2本塁打、12打点でチーム…
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強豪私学が相次ぎ予選敗退…公立高校が全国で“逆襲”のワケ
今年の夏は暑い。今週は岐阜で40度を記録。全国各地で35度を超えるのもザラだ。連日、炎天下の中で地方大会を戦う球児にとっては過酷である。 今年は早い段階で強豪私学の敗退が目立つ。センバツ組で…
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強豪校でスーパー1年生続々 高校で活躍する中学生の発掘法
高校野球の夏の地方大会が開幕直前の各地で、強豪校の1年生の活躍が報じられている。 昨夏の甲子園優勝の花咲徳栄(埼玉)の井上朋也は、横浜(神奈川)との練習試合で152キロ左腕の及川(2年)か…
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最近目立つ暴力事件より高校野球で根深いのは“たばこ問題”
最近、暴力事件が目立っている。 日大アメフト部の悪質タックル問題は論外だ。当時の監督が指示を出したとされていて、野球なら投手に「頭に当ててこい」と死球を命令するようなもの。あってはならない異…
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高校野球で1点を取るための「二塁走者の正解」を教えます
定期的に城北高の臨時コーチを務めているため、熊本に2週間弱ほど滞在した。春の大会後にNHK杯という大会がある。去る3日に決勝が行われ、城北は0―2で敗れた。 走者二塁のピンチ。外野手は前進し…
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打倒・大阪桐蔭の可能性があるからこそ…古巣横浜に物申す
気になる古巣の試合はたまに見ている。投打に何人かのプロ注目選手を抱える横浜(神奈川1位)が今週21日、千葉で行われた春季関東大会で、木更津総合(千葉1位)に七回コールド負けを食らった。 現チ…
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移籍後初勝利も…中日松坂の完全復調は「の」ができてから
教え子の中日・松坂大輔が4月30日に移籍後初白星を挙げた。6回114球を投げ、3安打8四死球6奪三振1失点の内容だった。 この登板前に日刊ゲンダイGW特別号の企画で松坂と対談した。そこで投球…
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バックホームが2バウンド…カットするのとどっちが速い?
先日、和歌山の高野山に行ってきた。といっても、お参りではない。高野山高校・川西優登監督に指導を依頼されたのだ。 4月上旬でも氷点下の日がある寒さの中、1週間でやった「守備」のプレーを紹介する…
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大阪桐蔭が春連覇 “1強時代”に強豪校は危機感を持つべきだ
センバツ甲子園は大阪桐蔭が史上3校目の春連覇を果たした。 代表校が決まった際、このコラムで「優勝確率70%」と書いた。負けるとすれば、西谷監督の「継投ミス」としたが、智弁和歌山との決勝のマウ…
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開幕前日まで雨続き 甲子園の水面下では室内練習場争奪戦
センバツが行われている甲子園は好天が続いている。しかし、開会式前日までは連日の雨続きだった。こうなると、出場している各校の練習場探しは難航する。高野連に割り当てられるのは屋外グラウンドのみ。雨が降れ…
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V確率70%の大本命も勝機あり 大阪桐蔭を倒す投手の3条件
センバツの優勝候補筆頭は間違いなく大阪桐蔭だ。 根尾、藤原、山田、柿木らドラフト候補がズラリと揃う。それでも優勝する確率は70%ほどとみる。勝負事に絶対はない。 他校に勝機があるとす…
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母校・東農大再建の手伝いで沖縄キャンプに来てみたら…
母校再建の手伝いをすることになった。私の出身校、東都大学リーグ2部に所属する東農大だ。 昨秋、3部1位の学習院大との入れ替え戦を辛くも制し、2003年春以来の3部降格は、何とか免れた。前任者…
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メジャー断念でもめげない ロッテ・涌井のメンタルの強さ
教え子のプロ野球キャンプに注目している。まず、メジャー契約を求めて移籍先を探したものの、満足のいくオファーを得られずにロッテに戻った涌井秀章である。 昨年11月の私の「育成功労賞受賞を祝う会…
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センバツではぶっちぎりV候補 “打倒”大阪桐蔭の一番手は
センバツ出場校がさる1月26日に決まった。本命は史上3校目の春連覇を狙う近畿大会優勝の大阪桐蔭。根尾、藤原ら能力の高い選手が多く、優勝候補筆頭である。 打倒・大阪桐蔭の1番手は、東海大相模(…
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高校野球で導入決定 タイブレークで使える「内野5人制」
松坂大輔の「死に場所」が見つかりそうだ。 中日の入団テストが23日に決まった。まだ受ける前だが、良かったと胸をなで下ろしている。球団の中には反対する人もいたと聞く。森繁和監督には感謝である。…
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高校野球記念イヤー 不公平な地方大会の分割方法に物申す
高校野球の記念イヤーが幕を開けた。今夏の100回大会は最多の56校が甲子園に出場する。神奈川からは2校が出るが、すでに県高野連が発表している「北」と「南」のチーム分けに違和感を覚えた。 北に…
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高校野球のレベル低下に危機感を感じている
2017年もあっという間だった。野球ファンを熱狂させた3月のWBCで、日本代表の4番を任された教え子のDeNA・筒香嘉智がシーズンに入ると不振に苦しんだ。 タイミングを取るバックスイングの際…
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海外FA権行使の教え子 ロッテ涌井がメジャーで戦える理由
さる11月26日、横浜市内で開かれた私の「育成功労賞」受賞を祝う会に、横浜高校前監督の渡辺元智(73)ら、関係者が300人も駆けつけてくれた。 プロの教え子では、ロッテの涌井秀章(31)と高…
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西武はソフト退団松坂に「死に場所」を与えてくれないか
「ソフトバンクには感謝していますが、とどまらないかもしれません」 少し前に電話で話をした際、教え子のソフトバンク・松坂大輔(37)はこう話していた。年俸は大幅減になるだろうが、来季も残ると思っ…
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リスク減らし成功率上げる 小倉流セーフティースクイズ
私が2月に臨時コーチを務めた日体大(首都大学1位)が現行方式で初となる明治神宮大会(10日開幕)に出場する。古城隆利監督の依頼で、10月31日の関東地区大学野球選手権を視察し、相手校のデータ分析や戦…