松坂、筒香を育てた小倉清一郎 鬼の秘伝書
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ドラフト時期に思い出す 松坂巡る巨人に頼まれた無理難題
ドラフトが26日に迫った。この時期になると、教え子と指名を待ったことを思い出す。 一番はやはり、甲子園春夏連覇でフィーバーの真っただ中にいた松坂大輔(ソフトバンク)だろう。松坂は横浜ベイスタ…
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早実清宮、広陵中村より私が“二重丸”をつける高校生捕手
26日にドラフト会議が開かれる。今年の高校生候補を見てみた。 まずは目玉である早実の清宮幸太郎。プロ希望を表明したのは英断である。将来の夢はメジャーリーガーと明確。大学進学は遠回りになる。 …
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V2広島が手本 センバツ引き寄せる「足の使い方」教えます
プロ野球は広島がセ・リーグ連覇を決めた。他球団を圧倒した得点力が勝因だが、打つだけが得点の術ではない。盗塁数がリーグ断トツ。1番田中、2番菊池、3番丸、4番鈴木……。みんな走れるのが強みだ。 …
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親の負担増で競技人口減らす 少年野球「お茶・食事」当番
今夏の甲子園にはこれといった内野手が不在だった。カナダでU18W杯が行われているが、夏の甲子園組は、遊撃の西巻賢二(3年=仙台育英)ただ一人。全国的に見渡しても、フットワークのいい遊撃手と二塁手が減…
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広陵中村「清原超えた打撃」「古田クラスの捕手」の秘密
「おめでとう」と言いたい。花咲徳栄(埼玉)の初優勝で幕を閉じた夏の甲子園。岩井隆監督(47)のことは前から知っている。私が横浜高にいた頃、「勉強させてください」とグラウンドにやって来て、それから定期的…
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清宮早実は地区大会敗退 主役不在の甲子園に誰がした
夏の甲子園が始まっているが、注目の清宮幸太郎(3年)の早実が西東京大会で敗退し、ガッカリしている関係者は多い。 2年生エース雪山幹太が決勝でバテていたのが残念だった。早実は準決勝まで一度も接…
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地方大会で相次ぐ逆転劇 猛暑の夏は“番狂わせ”が起きる
甲子園出場校のこの時期の過ごし方は難しい。一番早い沖縄の興南は今月16日に決まった。甲子園が開幕するまで1カ月弱もの間、待たなければならない。地方大会の勢いは止まってしまうし、練習試合は禁止されてい…
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高校野球真っ盛り 本番で役立つ必殺「投内連係」教えます
高校野球は地方大会真っ盛り。この時期に各校は何をするべきか。 毎年優勝を狙う横浜高時代は、準決勝の2日前から軽めの調整に入る。裏を返せば、3日前までは体を追い込む練習だ。4、5回戦あたりは、…
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注目の西東京大会 清宮早実のライバル「日大三」Vの条件
高校野球の夏の地方大会が沖縄などで始まった。 この夏の注目は、高校通算本塁打記録の107発にあと4本に迫っている早実の清宮だ。期末試験に入ったため、記録達成は西東京大会本番に持ち越された。教…
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DeNAの打撃コーチはなぜ筒香の問題点を指摘しないのか
教え子のDeNA・筒香嘉智(25)がなかなか本調子にならない。16日現在、打率.261、6本塁打。日本代表の4番としてWBCを戦った時にはなかった技術的な問題が見られるのが気になる。 タイミ…
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清宮に回す敬遠策 秀岳館監督の采配を私は理解できる
去る14日の熊本での招待試合で、今春のセンバツ4強の秀岳館が「早実の清宮に回す敬遠」をしたことが物議を醸している。 秀岳館が5-1とリードした九回2死走者なしの場面。2番打者を敬遠し、3番清…
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早ければ来春導入 「タイブレーク」だけで投手は守れない
早ければ来春のセンバツ大会から甲子園で「タイブレーク」が導入されるという。 これまで賛否両論あったが、今春のセンバツで2試合連続引き分け再試合があった。福岡大大濠のエース三浦は、引き分け試合…
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清宮より逸材とみる「早実4番」野村の心配な兆候
春の東京大会で80、81号を放った早実の清宮。今年になってなかなか本塁打が出ずに悩んでいたようだが、センバツでは引っ張る方の右手がうまく使えるようになり、進歩が見えた。 アッパースイングのた…
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大阪桐蔭Vで幕を閉じたセンバツ 捕手のレベル低下にガク然
史上初の大阪勢対決となった1日のセンバツ決勝は、大阪桐蔭が履正社を下した。大阪桐蔭はスタメンに2年生が4人。1番の藤原が2本塁打し、リリーフした根尾は今大会、遊撃や外野をこなし、抜群のセンスがうかが…
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誰も知らない筒香嘉智 右打ちでも本塁打王になれた
WBC準決勝のために日本代表が渡米した後、教え子の筒香を激励しようと携帯に電話をかけた。出なかったが、「『集団で動いているので電話に出られなくてすみません。帰国したら連絡します』とのことです」と筒香…
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報徳学園・永田裕治監督の電話に驚いた
センバツは監督の去就がクローズアップされた2校に注目している。 まず、上位進出を狙う秀岳館(熊本)の鍛治舎巧監督(65)。先日、新聞で「今月限りで退任」と報じられた。かと思ったら、翌日は違う…
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高校野球の監督志す学生に夜のミーティングで強調したこと
今月上旬、日本体育大学の臨時コーチを1週間ほど務めた。旧知の仲である古城監督の依頼で、昼はグラウンドで指導。夜はミーティングを行った。 東海大などと同じ首都大学野球連盟に所属する名門。部員は…
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復活へ2つの条件 指導者と専門家「2つの目」で見る松坂評
教え子の松坂大輔(36=ソフトバンク)が10キロ近く減量して宮崎キャンプで投げまくっている。7日には1時間半もブルペンにこもり、239球を投げたというから、体の状態の良さがうかがえる。 私の…
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センバツ32校決定 私が注目する東西の2校
27日にセンバツ出場32校が決まった。今回は同県2校の出場が目立つ。九州は福岡、熊本。近畿は大阪、兵庫、奈良。関東は群馬、東京。21世紀枠を含めれば、岩手、高知。混戦の戦国大会になりそうだが、その中…
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早実清宮に私は即プロ入りを薦める、その理由を話す
プロか進学か。関係者の間で論争になっているのが、早実・清宮の進路である。最終的には本人が決めることだが、長年、横浜高で指導した経験を踏まえて言わせてもらうと、私は「即プロ入り」を勧めたい。 …