杉村富生の富を生む新成長株
-
東南アジアで田植え機が大人気 「井関農機」は上値追い
筆者はド演歌派である。最近のヒット曲にはついていけない。それと、悪いクセだが、銘柄発掘に歌を絡ませる。いや、これは非常に面白い手法だが……。 たとえば、「捨てられて」ではソニーグループを離れ…
-
上場近づくメルカリの株主「ユナイテッド」が大化けする
取引所(東証)の審査は厳しいもの、と相場が決まっている。いいかげんな企業は上場させられない。指定替え(東証1部昇格)もそうだ。ルールがある。 このルールには数値基準だけではなく、定性情報のチ…
-
祖業は爆薬開発だった 「カーリットHD」は防衛関連の一角
トランプ大統領のアジア歴訪を受け、北朝鮮リスクは大幅に軽減したと思われている。習近平主席との会談内容は明らかになっていないが、中国は北朝鮮に特使を派遣した。 トランプ大統領は北朝鮮の「テロ支…
-
飲食店向け賃貸事業が絶好調の「テンポイノベーション」
IPO(新規公開株)ブームが続いている。初値が公開価格の2~3倍になるケースもある。12月には再び公開ラッシュを迎える。しかし、一般的には新規公開株を手に入れるのは難しい。ではどうするか。 …
-
好調“いきなり!ステーキ”支える食肉企業「エスフーズ」
猫はなつかないし、扱いにくい動物といわれている。しかし、実際はそうではないようだ。最近は猫の恩返し(実話)の話だってある。 大興電子通信は数年前に支援(出資するとともに、販売権を取得)したブ…
-
神戸製鋼所のユーザーが群がる アルミ関連「UACJ」の強み
日本の製造現場が荒れている。あの高品質、高性能のメード・イン・ジャパンはどこに行ったのだろうか。タカタ、日産自動車、神戸製鋼所などの不祥事は本社と工場、管理者と作業員の間の埋めがたい“溝”の存在を示…
-
欧州系ファンドが買っている「青山財産ネットワークス」
外国人はここにきて日本株に攻勢をかけている。9月第2週~10月第4週の間(わずか2カ月)に、実に5.1兆円(うち、先物が3.1兆円)もの買い越しだ。当初はショートポジション(売り)の手じまい(買い戻…
-
富裕層をターゲットにする「FPG」は上昇相場が追い風
先日、地方都市での講演会のこと。「任天堂、キーエンスなどの超値がさ株をだれが買っているのか」という質問を受けた。「任天堂の場合、100株だって、400万円超必要だと」。確かに、その疑問(気持ち)は分…
-
“業務スーパー”で急成長 「神戸物産」はPB商品も魅力
株高である。さる10月2~24日には日経平均株価が16連騰を記録した。これは戦後最長だ。もっとも、2万400円→2万1805円と、この間の上昇率はわずか6.9%にすぎない。株高による資産効果は限定さ…
-
IoT時代のマニュアルを作る「グレイステクノロジー」
現在、第4次産業革命が進行中である。既報のように、そのキーワードはCAMBRIC&CASEといわれている。 当然、世の中の仕組みは変わる。生活、産業構造、企業の勢力図は激変する。 も…
-
「コシダカHD」 女性専用フィットネス「カーブス」で成長
成長株を発掘する手法には大別すると、能動的視点と受動的視点がある。 能動的視点ではビジネスモデル、経営力の力量などに着目する。成熟産業であっても構わない。小売業のファーストリテイリングが好例…
-
スピード上場 「ウェルビー」は障害者の就職支援で脚光
日本の失業率は2.8%と、ほぼ完全雇用の状態にある。失業率が3%を割り込んだのは今世紀に入って初めてだ。有効求人倍率は1倍を超えている。職種と待遇に文句を言わなければだれもが仕事に就くことができる。…
-
人間力を伸ばす 学習塾で躍進する「京進」を仕込んでおく
古来、「国策に逆らうな!」という。さらに先人は「世相にカネを乗せよ!」と教えている。国の政策、社会情勢を背景とした株価テーマは強い。関連銘柄は折に触れて買われる。 安倍政権は政策の軸に「人づ…
-
事業者向けネット通販が絶好調の「MonotaRO」
インターネット時代である。アメリカではアマゾンに圧倒され、大手小売業が壊滅状態に陥っている。確かに、ネット通販は早いし、コストが安い。それに便利だ。将来的にはすべての分野でネットビジネスが主役となろ…
-
ブランド中古販売「コメ兵」が好調 押し目買いのチャンス
自分で言うのはどうかと思うが、筆者の予測はよく当たる? 2017年の為替は「円高」と主張した。16年末の為替は1ドル=118円台であり、多くの専門家が「17年には120~125円の円安がある」と予想…
-
ドライブレコーダー特需に沸く「イエローハット」を買う
ドライブレコーダー(車載カメラ)は絶対に必要である。タクシー、トラックなど営業車にはついているが、個人はまだ少ない。しかし、死者が出るなど運転中のトラブルが相次いでいる。 これは怖い。理不尽…
-
ネットセキュリティ開発大手「デジタルアーツ」は狙い目
現在進行中の第4次産業革命のキーワードは「CAMBRICs」(キャンブリックスと読む)と呼ばれている。 Cはクラウド、Aは人工知能(AI)、Mはモビリティー(移動手段)、Bはビッグデータ、R…
-
23区内の葬祭場ビジネスが財産となる「廣済堂」を狙う
当たり前の話だが、人間は誰だって、いつかは死ぬ。死ねばお葬式だ。最近は家族葬とか、散骨、樹木葬などが増えているようだが、“生身”というわけにはいかない。火葬(“焼き場”)が絶対に必要である。 …
-
コネクテッドカーに絡む「京写」は爆騰街道まっしぐら
世界の自動車業界は歴史的に、大きな変革期を迎えている。再三指摘しているように、2030年には中国がバス、トラックを含め、全面的にEV(電気自動車)化する見通しだし、40年にはイギリス、フランスがガソ…
-
世界で活躍する定量ポンプの大手メーカー「タクミナ」
アメリカ西海岸、オーストラリアの港に存在しないはずのワカメが異常繁殖し、困っているという。 日本の感覚では「採って食べればいいじゃないか」となるが、彼らにはワカメを食する習慣がないらしい。小…