我孫子ゴルフの流儀
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インパクトで手を縮めるとシャンク、ダフリは簡単に直る
ソケット(シャンク)が止まらなくなってしまった私に、林由郎さんが「オメエの場合、右膝が悪い。膝が前に出るから手も前に出てソケットになるんだ」と言われたという話をしました。 ソケットとはアイア…
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「右膝が前に出ちゃうからクラブも外を通る」
男子ツアーのブリヂストンオープン会場でも知られた袖ケ浦CCの18番パー5はグリーン右手前に大きな池がある名物ホールですが、昔は池ではなくバンカーでした。 池に変わったのは、私が「千葉県オープ…
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バンカーショットはヘッドを抜かず砂に打ち込め
関西プロゴルフ界の重鎮だった宮本留吉さんと戸田藤一郎さんの目の前で、林由郎さんが空振りをして失笑されたという話をしました。 林さんのえらいのは、その屈辱をバネにして、自分の技術力向上の糧にし…
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ゴルフ人生を変えた出来事からレベルブローを学んだ
ビッグタイトルを取り続けていた河野光隆さんにあこがれて、研修生時代の私は「これからはフックボールの時代だ」と思って、河野さんと同じようにアッパーブローのスイングをしていたという話は以前しました。 …
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林由郎さんの教え「いいショットを打った後はもっと集中力を出せ」の真意
私が初優勝した1982年の「千葉県オープン」(袖ケ浦CC)で、フェアウエーバンカーから5番アイアンで打ったら、林由郎さんから「そのクラブで届くならそれでもいいけど、届かないならもっと安全なクラブを選…
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フェアウエーバンカーにつかまった時の林由郎プロの教え「意味のない無理はするな」
私がプロになって初めて勝った試合は「千葉県オープン」でした。プロ入会から12年目の1982年です。 同期のジャンボ尾崎がプロ入り2年目で早々に「日本プロ」で初優勝したのと比べると、ずいぶんと…
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持ち球がスライス系ならフック要素を入れて微調整する
ゴルファーにはスライス系とフック系という持ち球があって、それぞれ自分の勘が働く球筋を大事にしよう、という話をしました。 ですが、フック系の人がずっと自分の持ち球を打ち続けていると、知らない間…
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勘が働く球筋を大事にする ゴルフ人生を通しての持ち球になる
何も意識しないで、自然にクラブを振ったときに出る球筋が持ち球です。 それで右曲がりのボールが出ればスライス系。左曲がりならフック系です。フェード系、ドロー系とも言いますが、意味としては同じで…
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バンカー練習はソールしてボール後ろの砂を削りとるようにテークバックする
バンカーショットは、右体重で下から上にあおるアッパーブローでは脱出不可能だということは容易に想像できると思います。 一般的なレッスンでは、「左ウエートにしておいて、上から下にヘッドを打ち下ろ…
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我孫子流のバンカーショット フェースを開いて上から入れて左肘を抜く
我孫子ゴルフ倶楽部は2012年に大改造を行い、それまでの2グリーンからベント芝の1グリーンになりました。10カ月間もクローズしての改造ですから、コースの様相はガラリと変わりました。 改造前の…
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“理想的”な体重移動ができない人を揶揄する「明治の大砲」だが、大いに結構だと思う
スイングを映像で見れば、右肩は必ず下がっています。しかし、打つときのイメージでは下げてはダメなんです。映像と気持ちは違うという話をしました。 しかし、逆に映像から「そうだったのか」という発見…
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ボールは左手が動いた通りに飛んで行く
よく「右手はエンジン、左手は舵」と言います。 だけど、「右手がエンジンと舵」でも70台半ばまでなら簡単にいけるんです。特に左手の使い方を考えなくても、ラウンドで80、ハーフで40は切れます。…
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ダウンヒルは斜面すれすれにヘッドを入れて左に振り抜く
研修生のときも、プロになったばかりのころも、よく「ダウンヒルで練習しろ」と言われたものです。要するにアマチュアが苦手とする左足下がりで練習しろと言うのです。 練習場にも起伏があるので、ある程…
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佐藤精一さんから「右肩は絶対に下げるな」を教わり開眼
我孫子GCの先輩プロ、佐藤精一さんからいろいろ教わって、私のゴルフはプロテストに合格したときとは比べものにならないほど上達しました。 そのひとつが「止まったらダメだけど、自分のスイングをスロ…
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ボール位置で球筋を打ち分ける フックは右より、スライスは左寄り
我孫子ゴルフ倶楽部の大先輩プロ、佐藤精一さんから「インパクトで左膝を伸ばせ」と言われてから、体の回転でスイングできるようになりました。 そのとき分かったのは、ボールは右に置くほどフックして、…
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佐藤精一プロからの教え 左膝を伸ばせば左サイドの“邪魔者”がなくなる
1969年秋のプロテストに合格し、翌70年4月にプロ入会した私は、相変わらずフックボールを打っていました。 しかし、フック一辺倒では、当然痛い目に遭います。その典型が我孫子GCの3番パー3で…
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コツは体を回転させること「竹ぼうき素振り」で飛距離がぐんぐんアップ
ジャンボ尾崎と同じ1969年秋のプロテストに合格し、翌70年4月にプロ入会したばかりの私にはまだ課題が山積でした。 プロテストに合格したといっても急にゴルフの腕が上がるわけではないのは当たり…
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“早打ちマック”の証言…バンカーショットは下からも、上からもダメ
私もジャンボも師匠は林由郎さんですけど、よく教えてもらっていたのは、林さんの弟分の佐藤精一さんでした。 佐藤さんは、1966年の「日本オープン」と70年の「日本プロ選手権」を制したトッププロ…
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下手はゴルフ上達の肥やし トラブルを楽しみ経験値を高める
ゴルフを始めたばかりのころは下手で当たり前です。その下手は悪いことではありません。 私の研修生時代もそうでした。下手だからこそ勉強になることがたくさんあるのです。 我孫子ゴルフ倶楽部…
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プロテスト同期合格! ジャンボのトップ、フィニッシュは正面から背中が見えた
1969年秋のプロテストは大変な騒ぎになりました。高校野球の寵児だった尾崎将司が西鉄ライオンズを退団してプロゴルファーを目指す関門になったからです。 メディアもギャラリーも、プロテスト会場の…