189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に
4月期ドラマは前評判通り「キャスター」が初回から世帯視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とダンゼンのトップ。“TBS日曜劇場・阿部寛主演・社会派ドラマ”の3つの強力アイテムが揃えば強さを発揮する。阿部はこれまで日曜劇場に9回出演したうち、今回が6回目の主演。日曜9時の顔だ。
「半沢直樹」に代表される社会派ドラマ枠として定着した日曜劇場。昨年還暦を迎えた阿部は「新参者」で刑事、「下町ロケット」では町工場の社長、「ドラゴン桜」の熱血先生、3年前の「DCU」はダイバー役とさまざまな働く男を演じてきた。今回は型破りなキャスター。彫りの深い顔と低音は変わらないが、改めて感じるのが鍛え抜かれた体と189センチの高身長からみなぎる迫力が最大の魅力だ。
男性誌のモデルから俳優転身当時は「背が高すぎて相手役を務める俳優がいない」と仕事がなく端役ばかりだった阿部。「TRICK」「結婚できない男」で注目を浴び、映画「テルマエ・ロマエ」のローマ人の設計技師役でブレークを果たした。
「高身長とマッチョ体形に濃い顔がローマ人役にハマった。阿部の魅力が開花するきっかけになった」(映画関係者)