スマホが医療を変える
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日本政府の独自路線 「データヘルス」は時代遅れ
世界がスマホ医療へと進むなかで、日本政府は独自路線を目指しています。「データヘルス」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。安倍政権の医療政策の目玉として、また成長戦略のひとつとして、2013年に…
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米国で実証実験 スマホでの健康管理が保険料を左右する?
医療保険の世界でも、スマートフォンの普及によって地殻変動が起こりつつあります。とくにネット通販の保険が影響を受けています。パソコン利用者が減り、代わりにスマホ利用者が増えたことから、営業戦略や商品そ…
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健康医療産業を破壊 健診医や検査技師は職を奪われる
スマホ医療が進展すると、医師から患者や一般市民に、健康管理や疾病予防の“主役”がシフトしていきます。スマホとそれにつながるウエアラブル計測装置、治療装置、さらには自身のゲノム情報を携帯し、専用アプリ…
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病気の治療はできるのか?
スマートフォンを病気の治療に役立てようという取り組みが急速に進んでいます。米国を中心に、多数のベンチャーや大企業が入り乱れて、スマホ対応のウエアラブル治療装置の開発競争を展開しているのです。 …
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自分の遺伝情報を持ち歩く時代がやってくる
遺伝子解析の中で最もハイレベルな「全ゲノム解析」を、たった999ドルで請け負う会社がアメリカでサービスを開始しました。しかも、解析結果をスマートフォンにデジタルデータとして送ってくれるというのです。…
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セカンドオピニオンに活用
スマートフォンでセカンドオピニオン相談を行うサービスが始まろうとしています。実際に、ビジネスとしてスタートさせた会社も現れ始めています。 医療の中で、セカンドオピニオン相談は「自由診療」扱い…
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アプリでデータ収集 スマホ活用の臨床研究が世界で進行中
スマートフォンを活用した臨床研究が始まっています。日常生活と病気の関係や、病気がどう進行していくかを長期にわたって明らかにしていく研究です。 糖尿病や高血圧などが、毎日の食事や運動とどのくら…
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解禁された「電子お薬手帳」を誰も宣伝しないワケ
厚労省は今年の4月から電子処方箋を解禁しました。しかし患者にとってメリットが少ないため、まだほとんど普及していません。 このとき同時に「電子お薬手帳」も解禁になりました。「お薬手帳」はご存じ…
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ちっとも便利にならない「処方箋の電子化」の問題
スマホ遠隔医療の普及に欠かせないのが、処方箋の電子化です。せっかく通院の手間が省けても、あとで病院に処方箋をもらいに行かなければならないとしたら、遠隔医療の恩恵も半減してしまいます。処方箋を郵送して…
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「チャットボット」が健康産業を支配する?
個人の健康情報が蓄積されてくると、それを利用した健康サポートビジネスが起こってきます。一般的な健康相談から栄養指導、フィットネス指導など、さまざまなものが考えられます。 ウエアラブル健康機器…
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ウェアラブル機器で血液検査は可能か
血液検査に対応したウエアラブル機器は、まだ存在しません。「血糖値」「中性脂肪」「コレステロール」「尿酸値」「血色素」など、会社の健診では20項目以上が測定されますが、化学反応を利用するため、検査には…
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健康データが米国に流出?
スマートウォッチ/バンドの機能を使えば、毎日の「消費カロリー」や「活動パターン」などを簡単に記録することができます。健康情報に特化したウエアラブル計測器の開発も進んでいます。「体温」「心拍数」「呼吸…
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心拍数や呼吸数を記録 進化するウエアラブルデバイス
日常の健康状態や運動量を手軽に計測して記録する人が増えています。こうなるまでは「スマートウオッチ」や「スマートバンド」といった、ウエアラブルデバイスの登場を待つ必要がありました。家電量販店の店頭に並…
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IT産業の巨人たちの挑戦 グーグルとマイクロソフトの対決
世界初の本格的なPHR(Personal Health Record)システムを立ち上げたのは、IT産業の巨人、マイクロソフトでした。「Microsoft Health Vault」(MHV)と呼ば…
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「個別化医療」の実現には不可欠
スマホ医療は、突然始まった感がありますが、そうではありません。1990年代後半のEHR(Electronic Health Record)や、それを受け継いで2000年以降に注目を浴びているPHR(…
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数年後には人工知能が健康アドバイスする時代に?
スマートフォンの医療への活用が広がっています。先進的な病院では、院内でのスマホ利用が始まっています。医師やスタッフの通話とメッセージ交換だけでなく、電子カルテや検査結果の共有、CTなどの画像のチェッ…