和式生活が健康を作る
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足腰の筋肉が鍛えられる「古武道」は転倒予防にも役立つ
「古武道」は、およそ1000年の歴史を持つ。 鋼のような体を形成し、とりわけ足腰の強靱力、さらには人並み外れた反射神経や、動体視力にもたけた古武道の達人者たち。 では、古武道を健康面か…
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イグサは薬草として使われていた 「畳」は自然の空気清浄機
最近は畳のない家もあるが、その健康効果を侮ってはいけない。北九州市立大学国際環境工学部環境生命工学科の森田洋教授に聞いた。 「畳の材料となるイグサはもともと薬草として使われてきた植物で、抗菌作…
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日本伝統の「ふんどし」が新型コロナの影響で静かなブーム
古い、堅苦しい、といった悪いイメージを抱く日本伝統の「ふんどし」は、いつの間にか、下着の世界から消えてしまった。 今、ときどき見かけるふんどしは、下町の祭りに、神輿を担いで練り歩く、元気な男…
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着物は冬温かく夏涼しい 3カ所の開口部で通気性に優れる
人が衣装を着用する理由のひとつに「体温調節」がある。当然、夏は軽装で、冬は厚着になるが、では、絹、木綿、麻など天然素材で仕立てる着物の体温調節は、どうだろうか。 足元の裾が広がるために冬場は…
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着物を着る40~60代は痩せている 帯が姿勢を正してくれる
前回紹介した下駄と同じように伝統衣装である着物も日本人の健康を支えてきたことがわかっている。 京都大学医学部付属病院(呼吸器内科)の医師で、「日本きもの学会」会長を務める高橋裕子氏は、奈良女…
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「下駄」で足指の内在筋が鍛えられ つまづきの防止になる
欧米に比較し、日本で新型コロナウイルスの感染率が低い理由のひとつは、どうやら和式文化と無関係ではなさそうだ。 ハグやキス、握手などの“濃密接触”よりも、少し距離を置き、頭を下げる「おじぎ」が…