佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり
ドジャース佐々木朗希(23)が、メジャー初勝利をかけて日本時間30日のタイガース戦に登板する。今季の飛躍が期待される右腕オルソン(25)との若手同士の投げ合いとなる。
佐々木の起用法に関してデーブ・ロバーツ監督は「しばらくは球数やイニングなど、何らかの制限を設けることになる」と、メジャーの先発投手の上限である100球に満たなくても交代させる方針を明かしている。
ルーキー右腕の肩、肘の負担を軽減し、故障を防止するためだ。佐々木が勝ち星を積み重ねるには極力、少ない球数で最低でも5イニングを投げる必要があるものの、懸念材料がないわけではない。
1つは、本人は否定しているが、依然としてメジャーの公認球、マウンドに適応しきれず、制球が定まらないこと。
そんな本人の課題に加え、もう1つは正捕手の問題だ。
メジャーの捕手はボール球を捕球技術でストライクに見せる「フレーミング」が重視される。一流の捕手はフレーミングで投手陣をサポートしているが、ド軍の正妻であるウィル・スミスの昨季のストライク率は43.6%。正捕手クラスではメジャーワーストなのだ。フレーミングによって防いだ失点もマイナス10と、こちらもメジャー最低の数字で、さらにパスボール5個は、リーグワースト4位だった。