永田町の裏を読む
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ジワリと増している「自分の言葉で語れる」石破茂の存在感
しばらく音沙汰がなかった感のある石破茂・元地方創生相の存在感が、このところジワリと増している。きっかけは、最近「躁状態」にあるかに見える安倍晋三前首相が26日発売の月刊誌のインタビューで、ポスト菅義…
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一度踏み出したら引き返せないのがこの国なのか
22日に行われた毎日新聞社と社会調査研究センターの世論調査で、菅義偉内閣の支持率が9ポイントも下落して31%、不支持率は8ポイント上昇して59%に達したことを、旧知の自民党中堅議員は深刻に受け止めて…
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日本復帰50年の大きな節目を前に「オール沖縄」の動向は
久しぶりに沖縄を訪れ、来年の沖縄の日本復帰50年という大きな節目に行われる県知事選を中心とする情勢について、山城博治沖縄平和運動センター議長、前泊博盛沖縄国際大学教授と鼎談した。結論を先に言うと、2…
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人口当たりの死者数を見れば五輪開催は不可能ではないか
菅義偉首相が5月7日の会見で、東京・大阪などの緊急事態宣言の成果を問われて「人流の減少という所期の目的は達成できたと考えます」と答えたのには仰天した。緊急事態宣言の目的は感染者数・死者数を抑え込むこ…
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沖縄に必要な21世紀的イマジネーションの「大風呂敷」
5月の大型連休が明けて15日となると、沖縄返還から50周年の1年前の記念日である。私がこれから1年間かけて取り組みたいと思っているのは、半世紀前に沖縄が「祖国復帰」という言い方をして大いに「祝賀」さ…
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日米が結束し“中国の脅威”との軍事的な対決路線を煽る不毛
菅義偉首相が訪米し、バイデン大統領と「自由で開かれたインド太平洋の実現」で一致した。これは誰が見ても中国に対する軍事的包囲網の企てで、実体的には米日豪印の4本柱に加えてASEANや欧州主要国まで味方…
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辻褄あわせ 高齢者接種も“やってるフリ”のワクチン後進国
日経株式欄の人気コラム「大機小機」が9日付で「いつの間に日本は『後進国』に転落したのか」と書いている。デジタル、環境、ジェンダー、人権、財政など、日本が世界平均以下に成り下がっている分野は枚挙にいと…
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「完成の可能性は低い」辺野古にいつまでしがみつくのか
米ジョージタウン大学の「戦略国際問題研究所(CSIS)」が昨年11月に出した報告書で、沖縄・普天間海兵隊基地の辺野古移設について「完成する可能性は低い」と指摘していたことが明らかになった。朝日新聞(…
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空疎な「日米同盟深化」演出で支持率上昇狙う猿芝居の哀れ
菅義偉首相は4月8日からの訪米、バイデン大統領との首脳会談を支持率挽回のきっかけにしようと張り切っていて、そのため、尖閣諸島は日米安保条約の適用対象だと米側に口で言わせるだけでなく、共同文書に明記さ…
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広がる不安感…枝野代表のままでは政権交代はおぼつかない
立憲民主党の中で、枝野幸男代表のままでは次の総選挙は戦えないのではないかという不安が広がっているという。年長の議員がこう言って憤まんをブチまける。 「直接のきっかけは、参院長野選挙区での4月補…
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「緊急事態宣言」と首相、都知事、五輪関係者の歪んだ執念
延長された緊急事態宣言を解除するのかどうかの決断が迫られるのが今週末である。東京都はじめ首都圏の感染者数などの数値発表を見る限り一進一退の下げ止まり状態が続いていて、とうてい「さあ、もう大丈夫」と胸…
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オバマ回顧録・約束の地に日本の首相はどう記されているか
米国のオバマ元大統領の回顧録「約束の地」の和訳がようやく2月下旬に集英社から出版された。 新聞広告に、日本人の登場人物例として唯一「鳩山由紀夫」の名が出ていたので、さては2009年11月の来…
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小学生の真摯な問いかけに我々はどう応えればいいのか
「沖縄タイムス」に届いた、うるま市の小学校6年生のナーランシー飛翼(つばさ)君からの手紙が、ネット上に静かな波紋を広げている。2月22日付の同紙第1面のコラム「大弦小弦」で阿部岳記者が、「日本は民主主…
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何ひとつ前進ない 日朝関係の打開策を語り合える状況に…
和田春樹東大名誉教授から知らせが届き、同教授が事務局長を務める日朝国交促進国民協会がこの春から2年間をかけて集中的な研究活動を行い、2002年9月の小泉訪朝による平壌宣言の方向性がどうして、何によっ…
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人類のために五輪開催を諦めるという転換はできないのか
菅義偉首相は「東京五輪」を何としても開催し、それを背景として今年9月の自民党総裁選で再選を果たし、長期政権を目指したい。そのために最後の望みを託しているのが新型コロナワクチンの接種拡大で、それ専任の…
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銀座クラブ活動に見る 国民の方を向いていない自民党議員
自民党の松本純(元国家公安委員長)が後輩の2議員を引き連れて銀座のクラブをハシゴして遊んでいた件で、松尾貴史が毎日新聞の週イチ人気コラム「ちょっと違和感」で、「3議員は『党に迷惑をかけた』と離党はす…
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功罪ある「小選挙区比例代表並立制」をどう使いこなすか
1993年の「政治改革国会」で自民党の一党支配が崩れて細川政権が生まれ、自民党は野に下った。翌94年に今の小選挙区比例代表並立制の制度ができて、それによる初めての総選挙が行われたのが96年10月のこ…
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辺野古新基地を造りたいのは米軍よりもむしろ陸上自衛隊
米海兵隊のためにと称して日本政府がしゃにむに建設を強行してきた辺野古新基地に、陸上自衛隊の「水陸機動団」を常駐させることで陸自と米海兵隊の間で密約が交わされていたことが発覚した(沖縄タイムス1月25…
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徹底した補償も盛り込まれていない間抜けな補正予算案
ようやく通常国会が開幕し、その最初の大テーマは過去最大と言われる19兆1761億円の第3次補正予算案の審議である。野党の某幹部が言う。 「知ってます? このうちコロナ禍対策は4兆3581億円、…
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心の通う対話の要諦は相手の目を見て自分の言葉で語ること
9日付の朝日川柳に「メモを読むまぶたばかりを見せられる」という句があり、菅義偉首相がこの職務に向かない不適格性の核心を見抜いていると感心した。 私は子供の頃から親や教師に、「話をする時には相…