読むメジャーリーグ
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異なる野球賭博問題の取り組み 米コミッショナーは命も削る
今回の野球賭博問題への日米球界の対応を比べると、とりわけ機構の首脳陣の取り組みが大きく異なることが分かる。 両者の違いを象徴的に表現するなら、コミッショナーが主体的に取り組む大リーグと、コミ…
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21選手処分の過去も 大リーガーはこうして麻薬におぼれる
清原和博容疑者による覚醒剤の使用は社会問題として大きく注目されている。 大リーグに目を移せば、オーランド・セペダ、ドワイト・グッデン、ダリル・ストロベリー、キース・ヘルナンデスら、球界を代表…
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米2大政党とアメリカ野球界は互いに利用し合っている
共和党が8年ぶりに政権を奪還できるか、それとも民主党が1940年のフランクリン・ルーズベルト以来76年ぶりに3期連続で政権を維持できるか。2016年の米国と世界の最大の話題が大統領選挙であることは間…
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FRBの利上げもMLBの好況も“粉飾”だ
アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は、08年にいわゆるリーマン・ショックが起きてから7年間続けてきたゼロ金利政策を解除して利上げを始めることを決定した。12月16日のことである。…
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TPPとプレミア12が物語る「米国中心主義」の終焉
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する国際大会プレミア12は、連日白熱した試合が行われている。 しかし、「国全体の野球力(野球国力)ナンバーワン決定戦」という日本野球機構(NPB)の…
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米大統領選は日本人選手に大打撃
2016年11月8日に行われる予定の米国大統領選挙まで間もなく1年となる。 当初は泡沫候補と思われていた不動産王のドナルド・トランプが過激な発言と保守的な政策によって注目を浴びる共和党の候補…
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中国経済の浮沈はオーナーにとって他人事ではなくなる
8月以降、株価の乱高下や人民元の切り下げなど、中国経済の先行きに対する懸念が強まっている。 李克強首相が「最近の国際市場の混乱は世界経済の回復に不確定な要素を与え、中国の金融市場や輸出入が受…
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野球とゴルフと米大統領
1957年6月に渡米した岸信介首相は、ドワイト・アイゼンハワー大統領の歓待を受け、60年に期限を迎える日米安全保障条約の改定の要請を受けたことは広く知られるとおりだ。アイゼンハワーが岸に対してワシン…
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簡単には進まないキューバ人選手獲得
オバマ大統領「国交回復宣言」の裏側 キューバ人大リーガーが続々誕生すると考えるのは早計だ。7月1日、米国のオバマ大統領は、20日に米国とキューバが双方の首都に大使館を再開させ、両国は1961年以来…
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FIFAの汚職とMLBの薬物問題は根は同じ
2日、国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ブラッター会長が辞任を表明した。不動と思われたブラッター体制も、米国司法省の起訴を発端とする汚職事件がFIFA内部の問題にとどまらず国際問題化していると…
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国交回復でキューバ選手も球団もウハウハ
2014年12月に米国のバラク・オバマ大統領がキューバとの国交回復に向けた交渉の開始を表明して以来、両国は関係の改善を実現するための努力を積み重ねている。 現在、キューバ人選手が国交を持た…
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黒人選手減少で高まる日本人選手の価値
ファーガソン事件と日本人選手 3月7日、米国の公民権運動の転機となった1965年の「セルマ大行進」(黒人市民の白人への抗議行動)から50年が経った。確かに、この50年間で黒人の法的な地位は格…