潮流を掴め
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電力系工事会社「トーエネック」の完全子会社化に思惑買い
今年4月から電力会社に「発送電分離」が義務付けられる。電力会社は地域ごとに「発電」「送配電」「小売り」の3事業を一括で独占してきた。しかし、政府は電力自由化の名の下に規制緩和を進め、2016年には「…
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隠れた親子上場関連 超割安水準に留まるトリニティ工業
当欄では昨年の3月から親子上場関連株を再三取り上げてきた。その中で豊田通商の実質子会社であるトーメンデバイスや信越ポリマー、日立金属など株価が一時低迷した銘柄もあったが、現在では、ほぼ軒並み昨年来高…
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3つの相場テーマを股にかける「ジェコス」が“超”割安水準
かつて渋谷を流行の発信地に押し上げたパルコが、昨年11月に生まれ変わった。渋谷公園通りにある旗艦店の建て替えが終了し、リニューアルオープンしたのだ。 それにタイミングを合わせたのか、年末ギリ…
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安値拾いの絶好チャンス 再編期待の「IJTT」に思惑買い
先週末までに大方の外国人投資家はクリスマス休暇に入った。一方、個人投資家は年末特有の税金対策売りを増やしている。日経平均が2万4000円手前で足踏みした一因もそこにある。 しかし、税金対策売…
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買い戻し機運の半導体関連フェローテックが十分な割安水準
米中貿易協議が第1段階の部分合意に達したことで、売られ過ぎた輸出関連株を買い戻す動きが活発化している。自動車株や機械株、半導体関連株がその代表だ。 この観点では、米中貿易戦争が激化する前の高…
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急騰相次ぐ親子上場関連「トーメンデバイス」の伸びしろ
今年、当欄で注目してきた親子上場関連株に急騰する銘柄が増えている。先月末に東証が上場子会社の上場ルールを改正すると正式に表明したのが引き金で、当欄で先週、取り上げた住友化学系の広栄化学も一時急伸した…
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急騰しやすい上場子会社「広栄化学」が超が付く割安水準
当欄では「親子上場」が今年最大の投資テーマになるとして、親子上場関連株を中心に取り上げてきた。その理由は、3月に安倍首相が議長を務める「未来投資会議」が、親子上場だけでなく、親会社が非上場企業の上場…
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親子上場関連「東京エレクトロンデバイス」増額修正が濃厚
今週は半導体関連の出遅れとして、東京エレクトロンデバイス(2760)に注目したい。 夏以降の上昇相場を引っ張ってきた半導体関連株は、アドバンテストや信越化学、安川電機などの主力株が総じて調整…
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リストラ成功でV字回復「KADOKAWA」の上値余地は大きい
今期の業績予想を大幅に上方修正したKADOKAWA(9468)に注目したい。 先週14日に発表した2019年4~9月期決算はニコニコ動画で知られるドワンゴのリストラが進んだことで、経常利益が…
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高騰相場を牽引 半導体関連の専門商社「サンワテクノス」
トヨタが7日に発表した4~9月期の連結決算は、純利益が3%増の1兆2749億円と過去最高を更新した。売上高も4%増の15・3兆円と過去最高となった。 このところ、日経平均が年初来高値を更新し…
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マンション開発大手「エスリード」気になる社名変更の意味
好業績の上場子会社としてマンション開発大手のエスリード(8877)に注目したい。親会社は森トラストだが、同社は上場していないため、親子上場ではなく上場子会社のカテゴリーに入る。 株式市場では…
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注目5G関連の穴株 高ROEの「アルテリア・ネットワークス」
都内で先週まで公開されていた映画「ハミングバード・プロジェクト 0・001秒の男たち」をご存じだろうか。株式の高頻度取引(HFT)で莫大な利益を得るため、米カンザス州のデータセンターからニューヨーク…
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親子上場関連 見直し余地の大きい「住友電設」が気になる
このところ、電力会社を巡る不祥事が相次いでいる。関電の原発マネーを巡る問題は永田町にも波及する勢いだし、台風15号による千葉の大規模停電では、東電の復旧見通しの甘さが被害を拡大した面があった。 …
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「テーオーシー」の実質1株純資産は株価の2倍を優に超える
東京・五反田のTOC(東京卸売りセンター)ビルに行ったことのある読者は多いだろう。アパレルや家具のバーゲンセール会場として、お馴染みだが、大学入試や司法試験の受験会場などにも利用される。1970年2…
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ユニゾ争奪戦で再注目 含み資産株の大穴となる「乾汽船」
不動産・ホテル中堅のユニゾホールディングス(HD)の争奪戦が、新たな段階に突入した。7月に仕掛けられたHISの敵対的TOB(株式公開買い付け=TOB価格1株3100円)に対して、ホワイトナイト(白馬…
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「ドラクエウォーク」配信で「コロプラ」V字回復に期待大
業績のV字回復が期待できそうなコロプラ(3668)に注目したい。配信1週間で500万ダウンロードを記録した「ドラゴンクエストウォーク」は、スクウェア・エニックスと同社が共同開発したスマホゲーム。日本…
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軒並み高の銀行株「栃木銀行」上場企業の中で最も割安水準
今月6日、SBIホールディングス(HD)が島根銀行と資本・業務提携し、グループで34%出資すると発表した。SBIHDの北尾吉孝社長が先月ぶち上げた「第4のメガバンク構想」を実現するための第一歩となる…
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商船三井との親子上場廃止の条件揃う「ダイビル」に注目
米中貿易協議の再開が決まり、日経平均は先週、1カ月ぶりに2万1000円の大台を回復。中国株も上海総合株価指数が2カ月ぶりに一時3000ポイントの大台を回復した。 5月の10連休中に米中協議が…
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親子上場解消のカジ切る「豊田自動織機」割安放置の危うさ
不動産・ホテル運営のユニゾホールディングスの争奪戦が契機となり、日本で敵対的買収が活発化する可能性が高まってきた。すでに東証の上場不動産投資信託(REIT)市場では、さくら総合リート投資法人を巡る争…
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含み資産株「平和不動産」が秘める"第2のユニゾ"の可能性
格安旅行のHISは先週末、不動産・ホテル運営のユニゾホールディングスの争奪戦から撤退すると表明した。これによりユニゾはホワイトナイト(白馬の騎士)として参入したソフトバンク系の投資ファンドが買収する…