「中国経済」破綻か復活か 私はこう見る
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<第4回>3月は習政権にとって正念場となる
今月5日に開幕した中国の全人代。李克強首相は、2016年度のGDP成長率を6.5~7%にすると発表した。 16~20年の第13次5カ年計画では年平均6.5%以上を目標に掲げ、交通網整備に年2…
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<第3回>元安は中国株の下落に直結する
日本の国会に相当する中国「全人代」が5日に開幕した(16日までの予定)。 南シナ海における軍事施設の強化などで、国防費の伸びに注目が集まるが、人民元の安定も大きなテーマだ。 昨年8月…
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<第2回>外貨準備高が2割も減少した異常
先月27日に閉幕したG20(中国・上海)では、共同声明に通貨政策が盛り込まれた。為替相場の過度な変動や無秩序な動きに警鐘を鳴らしたのだ。 昨年8月、中国は人民元の切り下げを実施したが、想定外…
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<第1回>人民元は「前門の虎 後門の狼」
中国・上海で開催されたG20の財務相・中央銀行総裁会議は、中国に対する注文が少なくなかった。年初から続いた金融市場の混乱は、議長国・中国が震源地のひとつだ。 麻生太郎財務相は、「構造改革のプ…