ニューヨークからお届けします
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トランプ大統領就任で大きく揺れる妊娠中絶の可否
トランプ米大統領が就任した翌日、米国と世界各都市で「ウイメンズ・マーチ」と呼ばれる抗議行動が同時開催されました。推定参加人数は、米国だけで300都市320万人。男女や人種間の不平等、環境、移民問題な…
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肥満大国アメリカ 深刻化の背景に食品業界の“陰謀”あった
「甘いものを食べ過ぎたら太る」――日本人には常識ですが、アメリカではつい最近まで、砂糖の取り過ぎが大きな問題になることはありませんでした。アメリカ人の35%が肥満症で、それに関連する生活習慣病が深刻化…
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至れり尽くせり部屋も 米国で“ヘルシーホテル”がトレンド
米国では今、「ヘルシー」をコンセプトにしたホテルルームが注目を浴びています。 「ステイ・ウエル・ホテルルーム」は、一つ一つの部屋に、泊まる人をヘルシーにする設備が完備されています。たとえば、ビ…
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合法化進む医療用マリフアナ 薬価上昇の“特効薬”になるか
アメリカではマリフアナが徐々に合法化しているという話は、聞いたことがあると思います。特に医療用のマリフアナは、ニューヨークも含めて全米の半分の25州で合法化されています。医療用以外の嗜好品としてもコ…
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ポルノ俳優はコンドームを着用すべき? 米加州で住民投票
ポルノ俳優はコンドームをつけるべきか? カリフォルニアではこのジョークのような案件が住民投票にかけられることになり、11月8日、州民は大統領選への一票と同時に、その可否を選択しなければならな…
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薬価高騰に一石 キューバ発のワクチンが肺がん患者を救う
アメリカとキューバが国交を回復し、今年8月には定期便の飛行も再開されるなど両国は急速に歩み寄っています。そんな中、キューバ発のがんワクチンが肺がん治療のブレークスルーとして大きな注目を浴びています。…
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応急治療薬が5倍以上 米国で薬の大幅値上げに反発広がる
エピペン(Epipen)は、急性アレルギーの応急治療薬としてピーナツアレルギーの子供たちなどが常時携帯している注射薬。呼吸困難などに陥った場合、太ももに注射することで応急措置が取れ、命が救われます。…
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CDCが妊婦に警告 マイアミにジカ熱集中で感染拡大の恐れ
これまで、ジカ熱の感染者はほぼ全員が海外旅行先での感染、または性交渉による2次感染でした。しかし、フロリダ州マイアミで地元の蚊に刺されて感染したとみられる患者が発見されました。これを受け、米疾病対策…
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シリコンバレーが開発 “ハイテク・タンポン”って何だ?
コンドームやバンドエイドなどの必需品が無税なのに、「女性にとって欠かせない生理用品に課税するのはおかしい」という通称「タンポン税」の廃止運動が実り、ニューヨーク州議会で生理用品にかかる消費税を廃止す…
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ポリオ・ウイルスのがん治療 米国FDA指定で実用化に前進
ポリオ・ウイルスによるがん治療は、デューク大学のマサイヤス・グローマイヤー(Matthias Gromeier)医師が中心となって20年以上にわたり開発、臨床実験を続けていたものです。先日、この治療…
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良く寝る社員にボーナス支給 米国“太っ腹企業”の狙いとは
アメリカでは、睡眠を取った社員にボーナスを出す太っ腹な会社が話題になっています。 医療保険大手のエトナは、ヨガやマインドフルネスなどの「ウェルネスプログラム」で知られ、その効果もあってか業績…
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MIT開発 シワたるみを瞬時に消す“奇跡のクリーム”に騒然
ボトックス注射や外科手術一切なしで、瞬時にシワやたるみがなくなる――。夢のようなクリームを開発したという論文が発表され、全米のメディアを騒然とさせています。 MIT(マサチューセッツ工科大学…
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最大でWHO基準の158倍も 米国「処方薬」に仰天の価格差
アメリカの処方薬の販売価格をチェックし、国際基準と比較した調査結果が専門誌に初めて発表されました。それによれば、ジェネリックを含む処方薬の価格の中央値は、WHOが定める国際基準の38~158倍。それ…
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デ・ニーロ主催の米映画祭 “自閉症映画”上映拒否が話題に
ハリウッドの大物俳優ロバート・デ・ニーロが主催する「トライベッカ映画祭」は、ハリウッドセレブや映画ファンが集結する華やかなイベントです(現地時間4月13~24日)。ここで上映予定だった「Vaxxed…
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生理用品に消費税は“性差別” NYの女性たちが州政府に訴え
ニューヨークでは今、「生理用品にかけられた消費税(通称タンポン税)をなくせ」という訴訟が行われています。5人の女性たちがニューヨーク州政府を訴えたのです。 本題に入る前に、まず日本とは違うア…
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女性主導も今は昔…男性向けヨガ「ブロガ」が全米で話題
「ブロ」(BRO)は、ブラザー(BROTHER)を短くしたスラングで「男」の意味。それとヨガを合体させて「ブロガ」。つまり、「男性のためのヨガ」が全米で広まりつつあります。 アメリカのヨガ人口…
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毎日食べて45kg減 「ピザ職人」挑んだ究極ダイエットとは
ハンバーガーと並ぶアメリカ人の大好物「ピザ」。基本的に高カロリーのピザはダイエットの大敵なのですが、そのピザを食べて劇的に痩せたピザ職人がニューヨークにいる! と、全米で話題になっています。 …
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がん生存者への“ご褒美”は「借金」という米国の現実
アメリカでは、働き盛りのがん患者の約3分の1が治療後に借金を背負い、3%が自己破産していることが調査で明らかになりました。そのため、「がんサバイバーに対するご褒美は借金」と皮肉まじりに報じられていま…
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NYで話題 老化遅らせる「不老薬」大規模実験は実現するか
年が明けると、アメリカでは戦後生まれのベビーブーマーがついに70代に突入、2050年までに65歳以上の人口は現在の2倍になる予測があります。そんなおり、テレビで放送されて話題になったのが「不老薬の開…
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NYで今年4500人がER入り 米国は「合成マリフアナ」被害拡大
アメリカでは「マリフアナ合法化・非犯罪化」の波が押し寄せています。そんな中、若者を中心に健康への被害が大きな問題になっているのが「合成マリフアナ」です。 通常のマリフアナは、「カニバス」と呼…