元ヤクルト常務が語る契約更改の真実
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たばこ1日8箱、1年で5万球チェック…査定担当はツライよ
私は査定担当時代、毎日たばこを7~8箱は吸うヘビースモーカーでした。朝起きてから立て続けに半箱を吸い、車で自宅から球団事務所へ向かう1時間半の間に、2箱近くがなくなる。昔は神宮球場のスタンドで吸えた…
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分厚い資料を手に館山選手が切り出したデータに驚いた
前回、査定は方程式を用いるなどして、厳密に金額を算定していると記しました。ただ、実際の交渉の席で金額を上積みする場合もあります。 2007年にはこんなことがありました。当時、若手成長株だった…
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稼働率、実績加算…選手査定で用いる“方程式”の中身
年俸はいかにして決まるのか。なぜ、この選手は1000万円アップになって、別の選手は500万円ダウンするのか。 その年ごとに設定された年俸総額の大枠のなかで、球団と選手がきちんと合意するため、…
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5年契約を結んだ古田選手の出来高には盗塁阻止率が入らず
1998年オフ、ヤクルトは古田敦也選手と年俸2億円プラス出来高の5年契約を結びました。 当時としては破格でした。古田選手は長年にわたってヤクルトを支えた名捕手。彼が在籍していた18年間で5度…
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現役の栗山監督は“サラリーマンの生涯賃金”を交渉材料に
プロ野球界は契約更改真っ盛りです。先日、DeNAの筒香選手が「年俸2億円増の3億円」でサインしたとメディアで報じられました。こうした派手な数字が飛び交う一方で、実際の交渉の場がオープンになることはあ…