ここがおかしい 小林節が斬る!
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石破氏改憲の正論 9条の意味を主権者に説明する責任がある
自民党総裁選に立候補する意思を表明した石破茂代議士は、9条2項(戦力の不保持と交戦権の否認)を残して「自衛隊」を明記する首相の改憲案に対して、2項を削除する党の草案の正当性を主張している。その際に、…
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石破氏改憲の正論 主権者国民の「知る権利」なら異論なし
自民党総裁選に出馬を表明した石破茂代議士は、「先にスケジュールありき」の安倍首相の9条改憲論を批判して、さまざまな正論を述べている。その中で、2012年に自民党が党議決定した改憲草案21条の2「国政…
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「国民」主権か「国家」主権か 明確な結論が日本国憲法に
「主権」という概念は、政治学と法律学の基本単語のひとつである。それには、国内的意味と国際的意味の2種類がある。 国内的意味での主権は、「自国の国民と領域(領土・領海・領空)を統治する国家の最高…
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狭められる自由 法治主義をわきまえない新宿区のデモ規制
たくさんある「人権」の中で、表現の自由は「優越的人権」と呼ばれている。それは、自由な意見交換が保障されない社会では、議会制民主政治は正しく機能せず、多数派による横暴が行われてしまうからである。多数派…
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日弁連護憲派を「憲法教」と揶揄した非礼すぎる暴論
自らも弁護士である自民党の有力議員が、日弁連内多数の護憲派の主張を「憲法教」という「新興宗教」だと揶揄した。 私も弁護士会の会員であるが、護憲派の弁護士たちは、確たる学識に基づいて、現行憲法…
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「義務を果たせば権利を主張できる」という勘違い
自民党の若手参院議員が「(憲法上の)義務(勤労、納税、子女教育)を果たせば権利(人権)を主張して良い」と発言した。 それで行くと、失業者で子供のいない者は、参政権、表現の自由、信教の自由、学…
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教員の良心の自由を萎縮させる最高裁判決
アメリカで、トランプ大統領が黒人差別を擁護するような発言をした直後に、あるプロスポーツの開会式場で国歌斉唱の際に、黒人選手が姿勢を正さず、片膝をつき、黒い拳を突き上げた姿が日本でも放映された。それが…
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人権の意味をわからず 「LGBT支援は必要ない」という暴論
自民党の若手議員が、地方自治体はLGBT(性的少数者)を支援する必要はない……と発言して論争になっていると聞いて、調べてみた。 その言わんとするところは、大要、次のようである。 ①LG…
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小沢一郎氏の知恵袋が指摘 安倍政権による「内乱」予備罪
久しぶりに平野貞夫元参院議員の来訪を受けた。そして、大変興味深い話を伺った。安倍政権が内乱を企て準備をしているという話である。一般に「内乱」といえば反政府勢力が暴力で国家の転覆を図ることであるが、氏…
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特権階級化し庶民感覚が欠如…議員の世襲制限は当然だ
国会議員の職務の本質は、本来的に利害の対立と矛盾が存在する全国民の間に国家権力を用いて国家の有限な資源を強制的に配分する作業に参加することである。だから、議員を選出するシステムは全ての国民にとって「…
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国が強制不妊手術の非を認めるなら「救済立法」の制定が筋
憲法13条は「全て国民は個人として尊重され、幸福追求に対する国民の権利は、立法その他の国政の上で最大限の尊重を必要とする」と明記している。さらに14条は「全て国民は法の下に平等で、差別されない」と明…
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自民党「参院選挙制度改革」のご都合主義
まず、全ての前提として、議員は「人間」の代表であり畑や林の代表ではない……という世界の常識を確認しておく。その上で、日本国憲法も選挙区ごとの議員定数の均衡(つまり投票価値の平等)を要求しており(第1…
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自衛官が議員罵倒 文民統制の原理が全く理解されていない
自衛隊の海外派兵の違憲性について論陣を張ってきた国会議員に路上で「バカなのか!?」と罵声を浴びせた幹部自衛官に処分が下った。それは、今後の人事に影響する懲戒処分(免職、停職、減給、戒告)ではなく訓戒…
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人権侵害の不法行為は明白 “セクハラ罪ない”という勘違い
福田前財務次官のセクハラ騒動に関して、「セクハラ罪はない」(つまり「セクハラは『犯罪』ではない」)、さらに「福田(氏)にも人権(つまり、名誉等の不可侵の人格)がある」と麻生副総理が言い放った。 …
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朝の通勤電車 女性専用車両は男性に対する「逆差別」か?
朝の通勤列車に女性専用車両を設けることが男性に対する「逆差別」だと主張する人々がいる……という新聞記事を興味深く読んだ。 確かに、女性専用車両は、鉄道会社の施設管理権に基づき、男性に対して男…
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たとえ正論ではあっても…いま場違いな「立憲的改憲論」
もう20年以上も前であるが、改憲提案などは夢物語であった頃に、私は、白紙の上に新しい憲法を書く感覚で改憲論を提案していた。その中で、9条については、あの「どうにでも読める」または「難解な」現行9条の…
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物騒な改憲案は不要 安倍政権の北朝鮮中国脅威論の勘違い
5月3日に都内で開催された「今こそ、憲法改正の国会発議を!」と題された集会で配布された資料は、次のことを強調していた。 ――北朝鮮による核開発とミサイル発射や中国による海洋覇権を目指す露骨な軍…
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嘘と矛盾に満ちた 自民党9条改憲提案に書かれていること
5月1日の「新しい憲法を制定する推進大会」で配られた、自民党憲法改正推進本部作成の文書には次の趣旨が明記されていた。 ――憲法9条2項は、「戦力の不保持」と「交戦権の否認」を規定しているが、こ…
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協会に説明の義務 大相撲の女人禁制は憲法違反ではないか
法律の適用に関する通則法(法例)3条は「公序良俗に反しない慣習は、法律に反しない限り法律と同一の効力を有する」と規定している。これは、「法律に反する慣習は無効だ」という意味である。 だから、…
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モリカケの本質 安倍夫妻が“関わった”ことが問題ではない
「モリ・カケ」問題が発覚して以来、安倍首相は、ご自分も奥方も一切関わっていない……という立場で一貫している。そのため、批判する側はその「関わり」の存在を明らかにしようとし、対する首相周辺は、首相夫妻は…