ファクトチェック・ニッポン!
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イランで、クウェートで…中東でのゴルフには鮮烈な記憶が
松山英樹選手のマスターズ優勝を「日本人として、初のメジャー大会制覇」と菅総理の公式ツイッターが拡散させたが、これは事実ではない。樋口久子さん、渋野日向子選手が優勝していると毎日新聞がファクトチェック…
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残念ながらNHK幹部には調査報道を手掛けた記者はいないのだろう
「まったくの事実無根で、大変遺憾です。執筆者に対し抗議するとともに、記事の削除を求めてまいります」 4月9日、NHKはこのような見解を公表した。その対象は、私がYahoo!ニュース個人にその日…
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沖縄集中を危険視…米軍再編とともに合理性を増す基地移転
日米首脳会談は4月16日(米国時間)に行われることが決まった。気候変動への対応の他、「中国の覇権的な動きへの懸念も共有する」(日経新聞)という。当然、日米同盟の強化という話になる。しかし、その同盟を…
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“幻”の普天間基地返還 「沖縄」で考えた記者としての原点
新年度から多くのテレビ局で新たな情報番組が始まる。いくつかで出演が決まっている私は、番組が始まるのを前に沖縄に向かった。一人、レンタカーを借りて北上。青い海の埋め立てが進められる辺野古や若い海兵隊員…
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官僚は日本のために仕事をするのであって政権のために仕事をするのではない
武田総務大臣の「記憶がないと言え」発言は、既に明らかになっているこの国の官僚制度の崩壊をあらためて印象付けるものだ。 発言が出た3月16日の衆院参考人質疑をあらためて確認した。質問に立った逢…
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免許事業である放送が厳しい現状を乗り越える道は2つある
3月12日、テレビ史に残る番組が21年余にわたる歴史に幕を下ろした。毎日放送の情報番組「ちちんぷいぷい」。関西では知らぬ人がいない伝説的な人気番組だった。 【写真】この記事の関連写真を見る(1…
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3.11報道 日本メディアは海外から不信の目で見られていた
2011年3月11日、私はアメリカで朝を迎えた。テレビをつけると、NHKが流れている……「なんでNHKなんだ?」と思う間もなく、事態を把握できた。それが街を襲う津波の映像だったからだ。 東日…
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日本の民主主義にとって百害あって一利なしの内閣広報官
内閣広報官とは何だろうか? 山田真貴子氏の広報官続投と、その後の入院、辞表提出の報を聞いて、それを考えた。 2月25日の衆議院予算委員会に出てきた山田氏の答弁はとても誠実と言えるものではなか…
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弾劾裁判の無罪はトランプ氏の無実を証明するものではない
トランプ氏に対する2度目の弾劾は無罪で終わった。共和党から7人が有罪を表明したが、100人いる上院議員で弾劾有罪にするには3分の2、つまり半数の50人いる共和党から17人が同意しないと有罪にはならな…
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山尾氏・辻元氏・田村氏が手を組めば野党連立政権に現実味
「(政府が)『守る』と言わないのが付帯決議」。国会序盤戦で、山尾志桜里議員(国民)が放った一言だ。これは特措法の改正案で国会への同意が付帯決議になっている点の質疑で出た。罰則を付けて私権を制限する「ま…
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独自ファクトチェック 政府側の答弁に深刻な問題があった
蓮舫議員(立憲民主)の質問に菅総理が「失礼じゃないでしょうか」と言ったことが注目された国会だが、不可思議としか言いようのない補正予算を成立させて序盤戦を終了した。 ■記者サロンでファクトチェッ…
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脱「アメリカ第一主義」…アメリカ外交は理性を示し始めた
バイデン政権は着々と仕事を進めている。WHO脱退の手続きを中止し、パリ協定への復帰手続きにも着手。トランプ政権が「アメリカ第一主義」の名のもとに推し進めた政策を次々に転換。議会の承認を必要としない大…
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杉尾氏の質問に時間稼ぎ答弁 優秀な官僚はトップと同質化
年が明けてすぐに国会に向かった。人の出入りもなく、周囲も静かなのは、この国権の最高機関が1月17日まで閉会だからだ。しかし国会が全く動いていないわけではない。NHKで中継されてはいないが、時折、閉会…
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安倍晋三氏は「米国憲政史上最悪の大統領を支えた総理」に
1月6日にアメリカで起きたことは憲政史上の汚点として長く歴史に刻まれることになる。この日、議会では次期大統領と次期副大統領を確定する最後の手続きが議員によって行われていた。そこにトランプ支持者が入り…
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菅総理は判断不可能?田原総一朗氏が語った衝撃エピソード
2020年代が本格的に始まった。妙な言い方だが、私は2021年をそう考えている。それは100年前の1920年代が、壊滅的な戦争に向けて日本が突き進んだ10年だったことを思うからだ。日本が再びそうした…
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NHKは日本学術会議の問題は既に終わったと考えているのか
NHKの12月の世論調査を見て驚いた。それは、内閣支持率が14ポイント下がって42%となり、支持しないが17ポイント上がって36%だったという内容ではない。調査によっては不支持が支持を上回っているも…
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トランプの主張をうのみにするネット情報 まだ日本で拡散中
アメリカ大統領選挙は現地時間の12月14日に、選挙人による投票が行われる。先の選挙で選ばれた選挙人が投票して最終的に次期大統領を決めるもので、恐らくこれで正式にバイデン氏が次期大統領となる。 …
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バイデン政権が本格的に動き出した時、日本政府は再び慌てふためくことになる
相変わらず「不正な選挙」と叫び続けるトランプ大統領を尻目に、バイデン次期大統領は政権の骨格を固めつつある。今後の焦点は外交政策にも影響を及ぼす国防長官と、国内のさまざまな問題に対処する司法長官の指名…
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なぜ私たちが「政治資金センター」を立ち上げたのか?
メディア各社から問い合わせが続いた。「82万9394円」についてだ。これは2013年に「桜を見る会」で安倍前総理の後援会がホテルで開いた前夜祭で会場となったホテル側に支払ったとされる金額だ。安倍氏の…
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守られない2週間自主隔離より「実効性のある」対策が重要
アメリカから帰国。閑散とした羽田空港で真っ先に向かったのは抗原検査場だ。唾液を採取して提出。機内で配られた資料では検査結果に2時間ほどかかるとあったが、30分ほどで出た。伝えられる際には、一瞬身構え…