水際対策緩和で蠢くベトナム人利権の闇
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(50)朝日新聞販売所では法律違反の就労が常態化…週40時間以上働く奨学生も
都内の朝日新聞販売所で新聞奨学生として働き始めたキエット君(21)は、留学生に認められる週28時間を超える就労を強いられた。そこで彼を販売所に斡旋した「朝日奨学会」に相談したが、対処してもらえなかっ…
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(49)朝日新聞のベトナム人奨学生 勤務時間が増えても残業代は払われず
朝日新聞の新聞奨学生として来日したキエット君(21)は、勤務先の新聞販売所で「週28時間以内」の法定上限を大幅に上回る就労を強いられた。そこで販売所に彼を斡旋した「朝日奨学会」の担当者に相談したが、…
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(48)就労時間「週28時間」超えに悩み「朝日奨学会」に相談…担当者は冷淡な対応に終始
2020年7月に朝日新聞の新聞奨学生として来日し、日本語学校に通いながら都内の新聞販売所で働き始めたキエット君(21)には悩みがあった。就労時間が、留学生に認められる「週28時間」を大幅に超えている…
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(47)「お金を稼ぐためです」リクルーターの誘いで来日、朝日新聞の奨学生に
新聞奨学生としての1日を自撮りした動画が、1300万回近くも再生されたベトナム人のキエット君(21)。なぜ、彼は朝日新聞の奨学生として日本にやって来たのか。彼の答えは明確だ。 「お金を稼ぐため…
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(46)ベトナム人奨学生が自撮り「新聞配達」動画への疑問 公開者に取材すると…
昨年7月、朝日新聞が自らのベトナム人新聞奨学生制度を自画自賛する記事を掲載した頃、在日ベトナム人たちの間で話題となっていたフェイスブック動画(写真)がある。朝日の新聞販売所で奨学生として働くベトナム…
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(45)人手不足で留学生のアルバイト頼み 水際対策緩和に救われた新聞配達の現場
水際対策緩和によって留学生の優先的な入国が認められたおかげで、多くの日本語学校が経営危機を脱した。また、留学生の入国再開は、意外な業者も救うことになった。新聞販売所である。 販売所の事情に詳…
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(44)「技能実習制度」の廃止を訴えながら「留学制度」を批判しない大手紙のなぜ
3月に水際対策が緩和されて以降、入国待機中だった留学生や実習生の来日ラッシュが起きた。ただし、実習生については受け入れ制度に批判が強い。メディアの急先鋒が「朝日新聞」である。同紙は5月30日にも<技…
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(43)「名前が出れば在校生や卒業生も傷つく」往生際の悪い理事長の本音と建て前
「日刊ゲンダイに名前が出れば、入管庁は(学校に対する)処分がやりやすくなる。在校生や卒業生も傷つきます。河北新報も名前を出さなかった。ぜひとも(学校名を出さないよう)お願いしたい」 就労ビザを…
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(42)仙台の日本語学校理事長は弁護士を同席させ、校名を出さないように求めた
仙台市内の日本語学校で、入学時の約束に反して就労ビザに変更しようとしたベトナム人に対して起きた「賠償金」300万円請求問題。この件に関し、関係者から私に情報提供があったのは昨年9月のことだった。 …
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(41)留学生の「高い大学進学率」が評価できないワケ Fランク大学の“隠れ蓑”にも
就労目的が疑われるベトナム人に対し「賠償金」や「保証金」を設定していた仙台市内の日本語学校は、留学ビザ交付率「100%」という入管当局も認める超優良校だ。こうして入管がお墨付きを与える大きな要因が、…
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(40)仙台の日本語学校は斡旋業者を排除する一方で同様の保証金システムを導入
就労ビザに変更しようとしたベトナム人留学生への300万円「賠償金」問題が起きた仙台市内の日本語学校。 同校に取材を申し込んだ際、学校理事長から、こんなタイトルの新聞記事が送られてきた。 …
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(39)仙台入管で冷たくあしらわれた女性に手を差し伸べた「日本の父」の行動
在籍する日本語学校の理事長から、就労ビザに変更した場合は「賠償金」として300万円を請求する、と告げられ、しかも駆け込んだ仙台入管でも冷たくあしらわれたディエプさん(36)は、途方に暮れていた。 …
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(38)交際相手の学費支援を学校が認めず退学へ 理由は出会い系サイトで知り合った日本人男性だから
仙台市内の日本語学校が、就労ビザへの変更などを防ぐ目的で一部のベトナム人留学生に対し定めていた「賠償金」の問題に関し、今年2月27日に報じたのが地元紙「河北新報」だった。その際、匿名で取材を受けた留…
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(37)国会議員の秘書に月額25万円の顧問料 留学生のビザ交付に便宜を期待か
ベトナム人留学生に対する「保証金」や「賠償金」問題が起きた日本語学校では、時に政治家の力も借りて入管庁と交渉し、「元実習生」の受け入れを進めていた。 日本語学校と政治の関係については、当欄で…
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(36)なぜ学校側は留学ビザの取得が難しい「元実習生」にこだわるのか
仙台市内の日本語学校には、元実習生でも入学できるという特徴がある。「賠償金」や「保証金」をめぐってトラブルになったのも、「実習生」の経歴を持つ一部のベトナム人留学生だった。 学校理事長によれ…
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(35)日本語学校は保証金の返還求める元留学生に理不尽な「反省文」を要求した
同じ日本語学校に通っていた元留学生に「保証金」の30万円が返還されると聞き、ベトナム人のキエン君(32)はすぐに学校へ連絡した。 理事長が電話を折り返してきたのは、1カ月近く経った3月9日の…
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(34)保証金返還を求める元留学生を冷たくあしらった日本語学校の職員
ベトナム人のディエプさんが日本語学校を退学して半年が経過した今年2月、学校から突然、「保証金」の30万円を返還するとの連絡があった。 そこまで時間がかかった理由として学校側は「本人から返還を…
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(33)週刊誌の発売前日に「保証金返還」という出来過ぎたタイミング
仙台市内の日本語学校が大学進学を条件に一部のベトナム人留学生から徴収していた「保証金」に関し、理事長は〈全員に返金している〉とメールで強調した。返還できていないケースがあれば、それは学校との約束に反…
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(32)理事長が「事実と異なる」と反論する「保証金」をめぐる問題
仙台市内の日本語学校理事長から連日のように届くメールで、繰り返し指摘されているのが「保証金」の問題だ。連載25回で、ベトナム人のディエプさんが学校に当初支払った123万円には「大学へ進学しないと没…
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(31)「誓約書」と「賠償金」を“後出し” ベトナムでの面接時には見せなかった
仙台市内の日本語学校がベトナム人留学生に求めていた誓約書への署名問題。誓約書で、ビザ変更に対する高額な「賠償金」を定める行為自体、日本語学校として許されない「人権侵害行為」だと、古川禎久法務大臣も国…