Dr.中川のみんなで越えるがんの壁
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【追跡調査】がんでも仕事と治療は両立できる
がんの治療と仕事をどうやって両立するか。男性は3人に2人ががんになる時代、この問題は大きなテーマです。そんな中、日本産業衛生学会で注目の調査結果が発表されました。12年にわたるがん患者の追跡実態調査…
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【注目の裁判】 つらい痛みは我慢しないほうが延命する
がん患者さんにとって見逃せない裁判をご存じでしょうか。大麻を不法に所持したとして昨年12月、大麻取締法違反で警視庁に逮捕、起訴された末期肝臓がんの50代男性のケースです。 男性は2014年1…
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【早期がん】末期とはこんなに違う医療費と生存率
キャスターの小倉智昭さんが、膀胱がんの手術から復帰。そのスピーディーな対応が話題になっています。がん治療というと、長期入院を余儀なくされるイメージを持たれる方もいますが、今やそうではないのです。小倉…
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【小倉智昭さんのケース】膀胱がん オシッコで早期発見
「そんな短期間で手術から復帰できるの?」と思われた方も少なくないでしょう。膀胱がんを発表したキャスターの小倉智昭さん(68)はすでに手術を受け、来週からフジテレビの情報番組に復帰する見込みです。休養期…
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【費用対効果】期待の高額新薬より健診で早期発見&治療
がん治療をめぐって、ちょっとした動きがありました。 厚労省は先月27日、高額な薬7種類と医療機器5種類について費用対効果を分析すると発表。そのひとつが、新型のがん治療薬「オプジーボ(一般名ニ…
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【村田喜代子さんのケース】子宮体がん 標準治療の手術を拒否する選択
がん患者さんにとって参考になることも多いでしょう。2011年、東日本大震災の翌日に子宮体がんの告知を受けた芥川賞作家の村田喜代子さん(71)は、このほど放射線治療を選んだ経験と原発事故を誘発した大震…
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【被災時の注意点】がん患者はエコノミー症候群になりやすい
3・11から5年、熊本が大地震に襲われてしまいました。日本が地震列島であることを改めて思い知らされた格好です。今回は、がん患者さんの被災時の対応について取り上げたいと思います。 まず、がん患…
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【川島章良さんのケース】腎臓がん 8割は完治する可能性あり
テレビや雑誌は、お笑いコンビ「はんにゃ」の川島章良さん(34)の腎臓がん告白を衝撃的に伝えています。「え? オレが? (当時)32歳なのに、まだ早くない?」と動揺した姿に、心を揺さぶられた人がかなり…
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【江戸家猫八さんのケース】進行胃がん 怖いのは“本籍地”より肝転移
ウグイスの鳴き声などでおなじみの演芸家・江戸家猫八さんが先月21日、進行胃がんで亡くなりました。66歳でした。元気なころ、野山で訓練していたら、本物の鳥が勘違いして近寄ってきたそうですから、まさに名…
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【望月三起也さんのケース】肺がん再発でも化学療法受けず
大のサッカーファンとして知られる漫画家の望月三起也さん(77)が肺がんであることを告白されました。50代以上の方なら、ドラマ化もされた「ワイルド7」は、ご存じでしょう。 先週27日には、都内…
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【南果歩さんのケース】乳がん 8割は乳房を温存できる
夫婦の力なのでしょうか。女優の南果歩さん(52)が今月11日に乳がんの手術を受けていたことを告白しました。夫で俳優の渡辺謙さん(56)が早期胃がんを発見して手術を受けた直後です。 一連の報道…
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【3.11を考える】(下)福島の米と牛肉は日本一安全だ
福島県飯舘村は、3.11から1カ月以上遅れた2011年4月22日、計画的避難区域に指定され、今なお全村避難が続いています。私は、その飯舘村を月1度くらいの頻度で訪問しています。事故直後、猛烈な放射線…
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【3.11を考える】(上)発がん避けるための避難生活ががん増やす皮肉
福島第1原発事故から5年になる今もなお、10万人近い福島県民が避難生活を余儀なくされています。3・11に関連する話題について紹介しましょう。 丸川珠代環境相は先月7日、長野県松本市での講演で…
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【松方弘樹さんのケース】脳リンパ腫、化学療法が効きやすい
ビックリされた方も多いでしょう。巨大マグロを釣り上げる豪快なイメージが印象的な俳優・松方弘樹さん(73)が脳腫瘍の一種の「脳リンパ腫」で都内の病院に入院しているそうです。 先月、体がしびれた…
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データの読み解き方 がんの生存率をうのみにしてはいけない
国立がん研究センターなどのグループが、1999年から2002年にがんと診断された約3万5000人を10年間追跡。すべてのがんの10年生存率が初めて58.2%と判明しました。 参加したのは全国…
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【渡辺謙さんのケース】白血病治療が新たな胃がん“誘発”か
胃がんの原因は、ピロリ菌の感染がほとんどと書きましたが、そうではないケースもあります。先日、早期胃がんで手術を受けたことを公表した俳優・渡辺謙さん(56)のことです。これまで報道されたことからの推察…
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【胃がん】ピロリ除菌と胃カメラで予防&早期発見
黒沢明の名作「生きる」には、体調不良で診察を受けた主人公が「軽い胃潰瘍」と告げられるシーンがあります。本当の病名は胃がん。映画が上映された1950年代、がんの告知はなされておらず、胃がんは胃潰瘍の名…
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【西川きよしさんのケース】まずはPSA検査で治療のタイミング探る
前立腺がんであることを公表した西川きよしさん(69)は「薬での治療も考えましたが、病院の先生と相談し、今後のことを考えたら、早く除去する方がいいとのことだったので手術する決断をしました」と語っていま…
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【西川きよしさんのケース】前立腺がん“治療しない”選択肢もある
タレントの西川きよしさん(69)が、前立腺がんの治療で休養すると報道されました。すでに入院し、手術を受けた後、経過を見て2月中旬に復帰するそうです。昨年末の定期健診で見つかったがんが早期だったことが…
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【竹田圭吾さんのケース】膵臓がんでも最期まで仕事を続けるために
ニュース分析に定評があったジャーナリスト・竹田圭吾さんが10日、膵臓がんで亡くなりました。享年51。昨年9月にテレビ番組でがんを公表。抗がん剤の副作用で脱毛し、かつらを着けていたそうです。 …