Dr.中川のみんなで越えるがんの壁
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【糖尿病の人】肝臓、大腸、すい臓、胃に腫瘍ができやすい
糖尿病は、合併症が怖い病気といわれます。感覚が麻痺する神経障害や失明につながる網膜症、人工透析に結びつく腎症などの合併症を患いながら心筋梗塞や脳卒中で亡くなるというのが、よく語られる病気像です。間違…
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【飲酒+喫煙】食道がんが芸能人に多いのはWパンチのせい
飲酒や喫煙が、発がんのリスクになることは、よくいわれています。それぞれが個別に語られることはありますが、この2つが一緒にまとめて論じられるケースはあまりありません。そこで、今回は、「飲酒+喫煙」とが…
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【大渕愛子さんのケース】子宮頸がんはワクチンと検診で撲滅できる
弁護士の大渕愛子さん(38)が、子宮の異常で手術を受けたそうです。報道によると、7月に受けた健康診断で、子宮がん検診の項目で異常を指摘され、精密検査を受けたところ、「子宮頚部高度異形成」との診断。経…
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【飲酒の影響】“百薬の長”の目安は1週間で日本酒14合
この時期は、お酒を飲む機会が増えます。今回は、がんとお酒の関係について紹介します。アルコールには、血液サラサラ効果による血栓抑制効果などプラス面もありますが、がんとの関係にフォーカスします。 …
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【患者数急増の大腸がん】予防する生活習慣とアスピリン
大腸がんに関する話題が相次いでいます。昭和の大横綱・北の湖敏満さん(本名・小畑敏満=享年62)は大腸の一部、直腸のがんによる多臓器不全で亡くなり、ピアニスト・中村紘子さん(71)は大腸がんによる休養…
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【中村紘子さんのケース】 大腸がん メタボな食生活が引き金に
体調が思わしくないのでしょうか。ピアニスト・中村紘子さん(71)が大腸がんのため療養しています。休養は当初、11月いっぱいで、12月5日にサントリーホールで公演される予定でしたが、「演奏活動中止期間…
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【北の湖さんのケース】直腸がん診断から4年後の訃報は「急逝」か
昭和の大横綱は、最期まで相撲を愛していたのでしょう。今月20日、直腸がんによる多臓器不全で、62歳で亡くなった北の湖敏満(本名・小畑敏満)さんのことです。 日馬富士の優勝で幕を閉じた九州場所…
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【番外編】マネーを考える
乳がんで闘病中のタレント・北斗晶さんが抗がん剤治療をスタートされたそうです。日本乳癌学会のHPによれば、抗がん剤の治療費は13万~68万円で、最新の分子標的薬だと、216万円に上ります。患者さんの自…
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【大橋巨泉さんのケース】5度の手術は一貫して手術か放射線
がんとうまく闘っている方がいます。タレントの大橋巨泉さん(81)です。今秋の検診で左右の肺の間の縦隔にあるリンパ節に2つの腫瘍が見つかり、先月14日、リンパ節を摘出したと報道されました。2005年6…
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【つんく♂さんと林家木久扇さんのケース】喉頭がん 明暗分けた初動の違い
衝撃告白から半年余り。声帯を失った音楽プロデューサーのつんく♂さん(47)が先月、喉頭がんの手術後初めてステージに上がりました。日本子守唄協会の設立15周年記念で自ら作曲した子守歌「うまれてきてくれ…
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【アンジェリーナ・ジョリーさんのケース】乳房切除を決意させた遺伝性は…
北斗晶さん(48)の告白で、乳がんが注目されています。彼女は右の乳房を失ったつらさを涙ながらに語り、抗がん剤治療に挑むそうです。その副作用による脱毛のショックを和らげようと、髪をショートカットにした…
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【北斗晶さんのケース(2)】手術の合併症リンパ浮腫は治る
「リンパ浮腫のむくみが出ないように暮らす」 乳がんの手術を終えた北斗晶さん(48)は、ブログでこんなことをつづっています。今年の初めごろに、右の乳頭の下に2センチのがんが見つかったそうですが…
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【北斗晶さんのケース(1)】マンモが見落とす進行速いタイプが2割
「ごめんね。私の右胸に……。そんな気持ちでした。もっと早く気づいてあげられなくてごめんね」 乳がんで右胸を全摘されたタレント・北斗晶さん(48)は、ブログで術後に初めて自分の胸を見た感想をこの…
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【菅原文太さんのケース】医師は膀胱全摘を提案。でも、温存できた
「手術を受けると、膀胱は全摘され、人工膀胱になりますよね。それが嫌でねぇ……」 昨年11月、膀胱がんで亡くなった俳優・菅原文太さん(享年81)が、私の外来にセカンドオピニオンを求めにこられたの…
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【川島なお美さんのケース】抗がん剤治療を拒否した選択は間違っていない
女優魂を貫いた最期といっていいでしょう。24日に胆管がんで亡くなった女優・川島なお美さんは、亡くなる8日前まで主演ミュージカルの舞台に立っていたそうです。ところが、その翌日の17日、朝起きることがで…
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【愛川欽也さんのケース(2)】人知れず闘病できた裏に緩和ケアあり
俳優・愛川欽也さん(享年80)が亡くなったのは、今年4月15日。長寿番組「出没!アド街ック天国」の司会者として1000回出演という金字塔を打ち立てられて降板後、わずか1カ月後の訃報でした。 …
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【愛川欽也さんのケース(1)】高倉健も菅原文太も。最期まで仕事できた共通項
タレントの愛川欽也さんが今年4月、肺がんのため80歳で亡くなりました。“キンキン”の愛称で親しまれた「マルチタレント」で、俳優、声優、ラジオパーソナリティー、エッセイスト、司会者と幅広く活躍。3月7…
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【今井雅之さんのケース(2)】便潜血検査が陽性なら症状なくても大腸カメラを
俳優・今井雅之さんの命を奪ったのは、大腸がんでした。今年4月、ステージ4の末期であることを告白した会見によると、昨年8月に腹痛が続いて近くのクリニックを受診したところ、「腸の風邪」と言われたそうです…
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【今井雅之さんのケース(1)】痛みも不眠も食欲不振も消すことができる
「いっそのこと殺してほしい。安楽死です。夜中にこんな痛みと闘うのは、そして飯が食えないのは本当につらい」 今年5月に大腸がんで亡くなった俳優・今井雅之さん(享年54)は生前、ステージ4の末期が…