死を招く病気は秋に発症する
-
要注意の季節に 慢性的な「天気痛」は死亡リスクを高める
天候に左右される慢性の痛みを「天気痛」と呼びます。気温や湿度などに反応して、痛みが増したりやわらいだりしますが、とりわけ気圧との関係が深いことが解明されつつあります。 天気痛の代表は「関節リ…
-
夏と秋で異なる食中毒の原因菌 9月は毒キノコにも要注意
秋は夏よりも食中毒が多いといわれています。過去5年間(2011~15年)の平均をとってみると、8月が1103人であったのに対し、9月は1399人、10月は1162人という具合で、確かに秋に増える傾向…
-
秋の花粉症は口腔アレルギーを合併して重症化のケースも
俳句の世界では「花粉症」は春の季語として定着しているそうです。言うまでもなくスギとヒノキが中心です。しかし、それ以外の花粉もそれぞれの季節ごとに空中を漂っています。たとえば夏はイネ科の花粉。これから…
-
高温注意報と食中毒 5度以下で保存されていない生魚は危険
高温が続く時期に注意すべき病気のひとつが食中毒です。多くの食中毒菌は、気温25度以上の環境で発育が盛んとなり、30~40度で最も活発に繁殖するからです。 食中毒のうち、夏に多いのは、「腸炎ビ…
-
HbA1cが下がる秋は「1型」糖尿病の発症が増え始める
糖尿病が気になる人にとって、いいシーズンの始まりです。というのも、秋に入ると「HbA1c」の数値が低くなるからです。とりわけ9月から10月が、一年を通してもっとも低い値になることが多くの研究から分か…
-
秋の喘息やアレルギーは夏に大繁殖したダニの死骸も原因
秋には喘息が増えます。呼吸器科では、喘息発作の外来患者が他の季節の2倍に上るといわれているほどです。原因として気圧の変化、朝晩と日中の気温差、ハウスダストの増加などが挙げられています。 とく…
-
男性ピークは9月と12月 「がん死」は秋から増える
昔から、庶民のあいだでは「秋はがんで亡くなる人が増える」と言われてきました。年配の医師のなかにも、そういうことをおっしゃる先生が結構います。一方、医学的には「がん死に季節性はない」とされています。本…
-
夏バテから夏風邪をこじらせて移行 「秋の肺炎」が急増中
夏と冬では亡くなる人の数が1.3倍も違います。秋はその中間地点。夏と比べて死亡数がじわじわと増えていきます。 夏と冬で死亡数が大きく異なる病気といえば、真っ先に思いつくのが「脳卒中」でしょう…
-
40代男性の1日死者数 冬は夏より10人多い
死亡数は、年間を通して一定というわけではありません。季節によって大きく変動します。 最新(2014年)の死亡統計をもとに、月々の1日当たりの死亡数を計算すると、真冬(12~2月)は、全国で毎…