ファンケルのサプリメント基幹工場「三島工場」見学ツアーがわくわくツアーにリニューアル!

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夏休みは三島のうなぎとファンケル三島工場見学ツアーを楽しもう!

 ファンケルのサプリメント基幹工場であるファンケル美健「三島工場」は、サプリメント製造における安心・安全なものづくりを伝えるために工場見学を実施してきた。

 その見学ツアーが「より幅広い人たちに工場見学を楽しんでもらいたい」という目的のためにリニューアル。

 2024年7月24日(水)に一般公開がスタートした。果たして、どんな見学ツアーに変身したのだろうか。

オリジナルキャラクターのタンクリーンくんと一緒に見学ツアー!?

 ファンケル美健は、千葉、滋賀、群馬、三島、横浜、長野にサプリメントや化粧品、発芽玄米の生産拠点である工場を持つ、ファンケルの連結子会社だ。

 その中で、最も新しい三島工場が2021年に設立された背景には、2015年度から2019年度の5年間で1.5倍に拡大したサプリメントの需要増に向けての生産能力の増強と、生産の内製化率を向上させ、急激な需要変動にも対応できるようにすることが狙いだった。

 同工場は、設立の翌年から一般のお客様を対象にした工場見学を実施してきたが、もっと幅広い世代の人たちに見学ツアーを楽しんでもらおうと、三島工場オリジナルキャラクターの「タンクリーン」をはじめ、サプリメントをモチーフにした造作物を工場の各所に設置。

 タンクリーン君が一緒に工場を案内しながら見学ルートを進んでいく形に、見学ツアーをリニューアルしたのだ。

「工場見学のリニューアルのポイントは主に3つ。1つは、キャラクターやサプリメントをモチーフとした造作物を追加し、親しみやすく楽しい工場見学を目指しました。2つ目は、医薬品製造レベルのクリーンな環境でサプリメントを製造していることを分かりやすく説明できるようにしました。3つ目は、ファンケルのサプリメントの特徴である『体内効率設計』を、より分かりやすく体感していただけるコーナーを新たに設置したことです」と話すのは、ファンケル美健三島工場の小島俊介工場長(現・群馬工場工場長)

 サプリメントの生産工程は、①はかる(秤量)、②つくる(造粒)、③まぜる(混合)、④かためる(打錠)、⑤おおう(コーティング)、⑥けんさする(選別)、⑦つめる(充塡)の後にさらに検査され、お客様の元に届くことになる。

 三島工場では、1日にサプリメント最大1085万粒(約3.1トン)、アルミ袋製品では1日最大6万袋の生産が可能である。

 注目すべき点は、最新鋭の設備が導入されていることだ。

 例えば、錠剤選別機は、1時間に40万錠の錠剤やハードカプセルを高速検査することができる上に、6台のカメラによる全方位検査も可能だ。しかも、打錠機、錠剤選別機などはオートメーションで稼働し、フォークリフトは無人運転が可能で省人化も実現。

 加えて、原料や錠剤などの移動は移動式専用容器の採用で効率性を高め、それと同時に、各工程の原料の移動は全てキャスター付きのタンクで行い、500キログラムもの大量の原料を安全かつスムーズに移動させ、機械の上にセットして原料を投入するシステムで、安心・安全を実現している。

 屋上にはソーラーパネルが設けられ、再生可能エネルギーの太陽光発電によって工場で使用している8%の電気を賄っている、という具合である。

医薬品レベルを目指した生産システムを構築!

 ところで、小島工場長の言う2つ目のポイントの「医薬品レベルを目指した生産システム」とは、どういうことなのか。

「製造管理、衛生管理、品質管理体制を構築した工場での生産を実施しているということです。具体的には、『GMP認証工場での製造』『製造工程の管理』『製造環境の整備と維持』『製品への異物混入防止』『意図的な異物混入を防ぐフードディフェンス体制』の5つの体制の構築が挙げられます」

 GMP(適正製造規範)とは、「製品の品質と安全性の確保」を目的とした国際的な製造認可基準のこと。原料の入荷から製品の出荷までの過程において、製品が安全で一定の品質を保たれるように定められた仕組みが作られているのである。

 三島工場は、食品安全のための国際規格であるFSSC22000認証工場でもあり、衛生管理や異物混入(アレルギー物質、金属、微生物)、フードディフェンスについて、危害因子の分析などのシステムも構築している。

ファンケル品質を実現する厳重な原料の検査体制

 気になる原料の品質管理体制についてはどうなのか。ファンケル美健三島工場品質管理グループの田村佳子課長が話を続ける。

「原料の受入検査や、製品の製造工程内及び品質管理部門におけるダブルでの検査体制を確立しており、それらに基づいて出荷可否を判断しています。また、使用する原料は、検査に合格したもののみ使用。各生産工程でも、その都度、検査による品質評価を行っており、合格したものだけが次の工程に進む体制になっています」

 原料の受け入れでは、FT-IR(赤外線分光光度計)と呼ばれる機器を用いた方法で測定したデータと、標準品のデータが同等であることを確認した上で採用。製品については、外観や性状、割れにくさ、溶けやすさ、微生物、異物混入の有無、パッケージの密封性などの検査を徹底して行っているそうだ。

体内効率設計が実感できる不思議なゾーンにわくわく!

 ファンケルの得意ワザ「体内効率設計」を分かりやすく体験できるコーナーは、そのゾーンの入り口からワクワクしてしまう。見学ツアーの目玉と言ってもいいだろう。見学ツアールートを案内してくれた三島工場充填グループの大沼宏輔課長がこう語る。

「例えば、弊社のコエンザイムQ10という製品がございますが、一般的なコエンザイムQ10は、油なので水には溶けにくい性質を持っています。ところが、弊社の還元型コエンザイムQ10は、水に素早く馴染んで溶けやすく、体に吸収されやすくなっています。これは体内効率設計の一例ですが、弊社のサプリメントのそれぞれに、このような特徴を持たせて研究開発されています。体内効率設計とは何かを、目の前で実感していただく体験をお届けしたいと思っています」

 夏休みは、三島でうなぎとファンケル三島工場見学ツアーを楽しみたいものだ。

【見学ツアー概要】
所要時間:約60分。参加費:無料。予約方法は企業サイトから

■提供:株式会社ファンケル

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