二極化・格差社会の真相
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「文春」松井社長に安倍批判の真意を聞いてみた
昨年12月の某日、文芸春秋の松井清人社長が安倍晋三政権批判をしたとして、マスコミ業界で話題になった。評論家・保阪正康氏の喜寿と最新刊「ナショナリズムの昭和」(幻戯書房)の出版を祝うパーティーの席上だ…
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愚劣な手口を歓迎 嘘が正義となって煽られる無残な時代
今年、世界で最も注目を集めた英単語は「post- truth」だったという。最も権威ある英語辞書の版元であるオックスフォード大学出版部の発表だ。「真実でないもの(嘘)に人々が扇動される政治状況」の意…
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人権を否定することに喜びを感じている変質者集団
この国は発狂している。すでに国会が治外法権になってずいぶん経つが、とうとう法の番人であるはずの裁判所までもが、広域暴力団安倍晋三組の構成員に成り下がった。 沖縄県東村高江周辺の住民31人が、…
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社会保障は実質解体…年金カット・消費増税は何のため?
この国はもはや民主国家の体を成していない。衆議院の委員会では今月初めのTPP法案に続き、25日にも年金カット法案が強行採決された。 同じ手口で施行された一連の戦争法案を想起されたい。南スーダ…
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鶴保大臣がクビにならない裏に差別の蔓延
トランプ氏が米国の大統領になった。米国の意思には絶えず従順な日本の社会やメディアも、グローバル巨大資本の害毒からの脱却を一応はうたった彼にはなかなか厳しい。 特にレイシストとしてのトランプ氏…
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小池百合子の政治塾がトップニュースでいいのか?
毎日の新聞やテレビニュースが、少しも面白くない。沖縄でも福島でも東京でも他の各地でも、およそ民主主義を否定する強権を振るいまくっている政権与党が、国民の支持は盤石とばかりに解散風を吹かせたり、総裁任…
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いつのまにかIT管理経営手法が社会保障に導入されていた
2019年10月には消費税率が8%から10%へと、再び引き上げられる。安倍晋三首相が17年4月だった予定を延期したのが記憶に新しい。とりあえず助かりはしたものの、ということは土壇場で軽減税率適用をな…
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国民にだけ「個人情報丸裸」を求める権力者の身勝手
全国の道府県庁所在地と東京23区の合計69市区議会のうち、支出を証明する領収書をネット公開しているのは、大阪、神戸、京都、大津の各市議会と、東京都世田谷区議会のわずか5市区議会だけ――。富山市議会の…
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安倍流「働き方改革」の詐欺的正体
政府の“働き方改革実現会議”(議長・安倍晋三首相)に参加する15人の委員が決まった。目玉は女優の生稲晃子さん(48)。「おニャン子クラブ」の元メンバーで、現在は乳がんの治療を受けながら活動している。…
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マリオ首相の乱心をいさめる人はいなかったのか
やや古い話になってしまったが、大マスコミは例によって「日本スゴイ」の愛国ポルノをまき散らしただけなので、やむにやまれぬ思いで書く。そう、リオデジャネイロ五輪の閉会式で首相が披露した“安倍・マリオ・晋…
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いまこそ、「泣いていいとも」という情愛が必要な社会
数年前、知人に渥美清の昔のドラマ「泣いてたまるか」のDVDをいただいた。1966年からの2年半、TBS系で放映された番組だ。主演の渥美が毎回役柄を変える1話完結スタイルだった。 監督や脚本も…
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「息をする財布」として支配されるポケモンGOの世界
ポケモンGOのバカ騒ぎもマスコミ的には一段落。ではあるけれど、街を歩けば、いるわ、いるわ。ウジャウジャと。 ホームの端を歩きながら。自転車で逆走しながら。交差点をフルスピードで急カーブしなが…
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私が週刊文春の鳥越報道を「卑劣だ」と批判した理由
「週刊文春」(7月28日号)の都知事候補・鳥越俊太郎氏をめぐる疑惑報道について、私は「しんぶん赤旗」(7月22日付)にコメントを寄せた。被害者とされる女性の証言もない、事実関係自体が曖昧な話を選挙の直…
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地位も名誉もなげうった小林節氏「落選」の理不尽
最低にして最悪の結果が招かれた。ずいぶん多くを書きもし、語ってもきたが、何もかも無駄だったらしい。 国民は安倍晋三の強権と戦争、巨大企業の万能、さらなる階層間格差拡大、監視社会、言論統制等の…
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いつまで麻生大臣の“世迷い言”を許すのか
またしても重要な問題がウヤムヤにされつつあるので、改めて注意を呼びかけておきたい。麻生太郎副首相兼財務相がさる17日、小樽市における自民党の集会で言い放った暴言のことである。 「90歳にもなっ…
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ここまできた自衛隊の教育現場への浸透
いくつかの市民運動が連帯した「教育への自衛隊の介入と安保法制を許さない首都圏集会」が、先週末に東京都内で開かれた。筆者も足を運んでみたところ、近年における自衛隊の学校現場への凄まじい浸透ぶりが報告さ…
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時間稼ぎができたうちに“人でなし政権”を倒せ
ここまでナメられたら、もはや消費税増税という悪政そのものを断念させるしか道はない。来年4月の予定だった10%への税率再引き上げを2019年10月まで延期すると、安倍晋三首相が麻生太郎財務相らに伝えた…
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舛添を生んだのは卑しい石原都政を許した有権者
舛添要一・東京都知事が集中砲火を浴びている。あれだけの公私混同をやらかしたのだ。もはや表舞台から消えていただく以外の道はあり得ない。 だが、舛添氏ばかりが悪いのか。違う。 筆者はむし…
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見過ごせない麻生財務相の戦争発言
例によって全国紙やテレビは見て見ぬふりを決め込んだ麻生太郎副首相の妄言が、やはり重大な意味を帯びつつあるので書いておく。さる3月22日、首相官邸で催された「国際金融経済分析会合」の席だった。 …
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「みんなが審査員」に騙されてはいけない
今日も今日とて、マスコミは2020年東京五輪バンザイの大合唱。先週8日には4つの新エンブレム案の最終候補が公開されて、一般の評価や意見も募られ始めた。「みんなが審査員」だと褒めそやしたのは朝日新聞だ…