二木啓孝の一服一話
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落合恵子さん<下>
二木 今、気になっていることの続きですが、原発以外では? 落合 改憲ですね。私自身は(改憲は)無理かなと期待しているのですが、(安倍首相は)おやりになりたいんでしょ。ただ、この先国民投票を含めて…
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落合恵子さん<中>
二木 いろんな活動をされていますが、最近気になることは? 落合 ひとつは、この列島で平然と原発再稼働に踏み切っていることです。住民はもとより、反対の声があがっているのに立ち止まらない政治とは何だ…
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落合恵子さん<上>
今回のゲストは作家で、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主宰する落合恵子さん。今年、21年ぶりの小説「泣きかたをわすれていた」(河出書房新社)を出版し、話題になった。「レモンちゃん」の愛称で親し…
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弁護士・水野祐さん<下>
二木 そもそも弁護士になろうと決めたきっかけは何ですか。学生時代から目指していたのですか。 水野 大学(慶応大法学部)では映画サークルや音楽サークルなどに入っていました。もっとも、酒を飲んだり、…
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弁護士・水野祐さん<中>
二木 フェアユースが日本に導入されない問題ですが、その背景には権利者側の反対があるからですか。 水野 新聞社やテレビ局などで構成されている権利者団体が反対していることが大きな障害となっているとい…
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ジャーナリスト・津田大介さん<下>
二木 3年前にお目にかかった時よりもはるかにお忙しそうですね。 津田 そうですね、3倍ぐらい忙しいですかね。早稲田での授業が週2回、ラジオ、CS番組のキャスター、週刊誌、新聞の連載がレギュラーの…
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ジャーナリスト・津田大介さん<中>
二木 情報が氾濫するネットの世界の中で、人々は流されている感じがします。 津田 スマホの普及でネット上にはフェイクニュース、プロパガンダ、金儲けをもくろむ人々が流す情報などがあふれています。問題…
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ジャーナリスト・津田大介さん<上>
今回のゲストはジャーナリストの津田大介さん。本コラムには2015年3月以来、2度目の登場だ。この数年でスマホやSNSの利用者が急拡大したなかで、ウェブは政治や社会にどれだけの影響力を持つようになった…
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志茂田景樹さん(作家)<下>
二木 志茂田さんのツイッターのフォロワー数がすごい! 34万人を超えています。あれは面白いツールですか? 志茂田 140字という小窓の向こうに大海が広がっているはず。どんな反応があるだろうかと、…
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志茂田景樹さん(作家)<中>
二木 1900回を超える読み聞かせ活動では、いろんな被災地も訪れ、被災した方々を励まされたとうかがっています。 志茂田 被災地を初めて慰問したのは福岡県西方沖地震(2005年)の時ですね。福岡市…
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志茂田景樹さん(作家)<上>
今回のゲストは作家の志茂田景樹さん。直木賞作家でテレビでも活躍されたが、最近は、童話を書く一方で子どもたちに絵本を読み聞かせる活動に力を入れている。SNSを通じた情報発信にも取り組み、ツイッターのフ…
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立川談四楼さん<下>
二木 談四楼師匠には小説家の顔もあります。何がきっかけでしたか。 談四楼 書くことは昔から好きでした。小説デビューのきっかけは、落語協会脱退騒動ですね。談志は「おまえのせいで出るわけじゃない」と…
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立川談四楼さん<中>
二木 談志師匠ですが、笑点の司会の期間は意外と短かったですね。 談四楼 人気が出たころ、スポンサーがもう少し穏やかにと言い出した。何しろ、ブラックジョークを平気でやっていましたからね。笑点は自分…
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井筒和幸さん<中>
二木 そういえば監督、最近、映画を撮られていません。 井筒 「黄金を抱いて翔べ」(2012年)以来ですね。原作は高村薫さんのデビュー作です。アナーキストと虚無主義者が銀行襲撃を行うクライムストー…
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井筒和幸さん<上>
今回のゲストは映画監督の井筒和幸さん。本紙で人気コラム「怒怒哀楽劇場」を連載中です。安倍政治、国民性、映画論、東京オリンピック、喫煙規制社会などをテーマに舌鋒鋭い井筒節が展開されました。 二木…
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斎藤貴男さん<中>「技術者の心の葛藤を書いてみたい」
二木 斎藤さんは技術に興味をお持ちだそうですが、きっかけは何ですか。 斎藤 日本工業新聞の記者時代、新素材を中心に独自ネタを発信し続けていました。新素材開発ストーリーで局長賞をもらったこともあり…
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斎藤貴男さん<上>「最近は力不足を実感しています」
今回のゲストは冷徹な視点で社会に警鐘を鳴らし続けているジャーナリストの斎藤貴男さん。本紙の連載「二極化・格差社会の現状」の筆者である。監視社会、技術の転用、たばこ規制など、今の世の中のおかしさ、危険…
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潮匡人<下> 南スーダンへの駆け付け警護は中断すべき
二木 いまの南スーダンは、錯綜した民族問題と利権が絡んで非常に危険な状況にあるとみています。そうしたなか、法的な背骨がしっかりしないまま、派遣が決まってしまった。 潮 大統領派、副大統領派の善悪…
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潮匡人さん<中>三島さんは「自衛隊は何を守るのか」という問いかけをした
二木 最近、本当にお忙しそうですね。 潮 さっきまでラジオ日本の生放送でした。夕刻からは憂国忌(三島由紀夫追悼会11月25日)でお話をさせていただくことになっています。左は日刊ゲンダイから右は憂…
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潮匡人さん<上>長い髪を切って就活する先輩の姿に疑問を抱き、興味のあった防衛庁に
今回のゲストは安全保障問題などで幅広く活躍されている自衛隊出身の評論家・軍事ジャーナリストの潮匡人さん。三島由紀夫事件、自衛隊在官時代の思い出、安倍内閣が進める南スーダンへの駆け付け警護問題、喫煙問…