巻頭特集
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権力濫用でボロ隠しの最短日程 この解散に大義があるのか
14日、衆議院の解散に踏み切る岸田首相。衆院選は19日公示、31日投開票の日程で行われる予定だ。 14日朝、官邸の囲み取材で、「これから国民の判断をいただかなければならない。大変厳粛な気持ち…
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詭弁にしか聞こえない 「成長も分配も」とは詐欺師の口上
岸田政権がスタートしてからまだ1週間。始まったばかりだ。 ところが岸田首相は、総裁選で掲げていた“目玉政策”をいきなり撤回、棚上げしている。わずか就任1週間で看板政策を引っ込めるのは異例のこ…
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野党は覚悟を 今度の選挙は狂った国をマトモに戻す天王山
「嵐の前の静けさ」ならいいのだが、あまりに迫力不足だ。 岸田首相の所信表明に対する各党の代表質問が衆院本会議で11日から始まった。トップバッターで質問に立った立憲民主党の枝野代表は、岸田の経済…
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騙されてはいけない 岸田の分配は「今だけ」「口だけ」
岸田首相の所信表明演説に対する与野党の代表質問が11日、スタート。衆院を皮切りにたった3日間の日程ではあるが、本格的な国会論戦は6月に閉会した通常国会以来だ。 1日目は立憲民主党の枝野幸男代…
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ヘタレの岸田首相 アベノミクス批判に踏み込まない所信表明
「ピンチをチャンスに変え、我々が子供の頃に夢見た、わくわくする未来社会を創ろうではありませんか」 「明けない夜はありません。国民の皆さんと共に手を取り合い、明日への一歩を踏み出します」 …
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党改革とは笑止 疑惑の幹事長が候補者調整と総選挙を仕切るのか
「国民は疑惑を忘れていない。きれいに仕事をやっていくため、国会でぜひ、説明して欲しい」 立憲民主の安住国対委員長がこう言った通りで、政権与党のナンバー2に就いた以上、逃げも隠れもできない。 …
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内閣支持率5割割れの衝撃 やはり、この政権は短命の予感
「日本人として大変誇らしく思っている」 米プリンストン大学の真鍋淑郎上席研究員(90)がノーベル物理学賞に決まったことについて、6日、首相官邸でこう語っていた岸田首相。 だが、今の自分…
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岸田暴落に市場悲鳴 大風呂敷の“新しい資本主義”に中身なし
「新しい資本主義の実現」という大風呂敷に中身なし。「新時代共創内閣」とやらの中身スカスカを見透かしたような、つるべ落としだ。 5日の東京株式市場は、日経平均の下落幅が一時980円を超え、2万7…
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前代未聞の目くらまし 電光石火の解散・総選挙に国民ア然
まさに奇襲、奇策。いきなり岸田首相が「解散・総選挙」の日程を発表し、永田町は慌てふためいている。 もともと政界のコンセンサスは、「11月7日投開票」か「11月14日投開票」だった。自民党議員…
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岸田新内閣発足 いつまで持つか、地味で小粒な傀儡政権<下>
ハッキリと冷や飯を食わされた河野前行革相や二階前幹事長、菅前首相は、この先、どう出てくるのか。このまま黙っているとは考えにくい。 総裁選で岸田と争った河野本人は、党広報本部長に“降格”。河野…
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岸田新内閣発足 いつまで持つか、地味で小粒な傀儡政権<中>
組閣の裏で注目されたのが「官邸官僚」人事だ。 安倍・菅政権の8年9カ月にわたり霞が関官僚のトップに君臨し、官邸主導政治の一翼を担ってきた杉田和博・官房副長官が退任。その後任に栗生俊一・元警察…
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岸田新内閣発足 いつまで持つか、地味で小粒な傀儡政権<上>
岸田新内閣の全容が固まったが、さっそく「何だ、こりゃ?」の大合唱になっている。 党執行部は「政治とカネ」の問題を抱えるなど“スネ傷”の人物だらけで、閣僚人事も新味ゼロ。この政権は一体何をやり…
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闇支配を断ち切れるのは選挙だけ 岸田執行部人事の情けなさ
開き直ったということか――。岸田新総裁の人事には、さすがに党内も唖然としているらしい。少しは“岸田カラー”を打ち出し、“安倍傀儡”色を払拭するかと期待されたが、ふたを開けたら全面“安倍カラー”だった…
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たった一日で傀儡露呈 もう消えた岸田新政権の「新鮮味」
「岸田文雄の特技は、人の話をしっかり聞く、ということであります」 自民党総裁選に勝利した直後の挨拶で、岸田新総裁が改めてこう発言したのにはズッコケた。道徳の授業じゃあるまいし、一国のトップリー…
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誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<下>
「分配なくして次の成長はない」――。新しい日本型資本主義を標榜し、富の再分配を訴え、曲がりなりにも総裁選を勝ち抜いた岸田。「格差と分断を生んだ」と指摘する小泉政権以降の新自由主義経済からの脱却と、格差…
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誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<中>
もう一つの岸田勝因は毒にも薬にもならない「担ぎやすさ」と「消去法」だ。特に石破憎しの安倍と自派閥の世代交代を恐れた麻生は、河野潰しで思惑が一致。他にいないからという消極的な理由で、岸田を推したに過ぎ…
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誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<上>
ふたを開けてみれば、一番つまらない候補が新総裁に選ばれた。 2週間もバカ騒ぎが続いた自民党の総裁選は、事前の予想通り、岸田文雄前政調会長(64)と河野太郎行革担当相(58)との“決選投票”と…
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茶番劇の総裁選がようやく終わった さあ次は政権交代
「ポスト菅」選びのお祭り騒ぎがやっと終わった。自民党総裁選は29日、投開票。決選投票の結果、岸田文雄前政調会長が257票を獲得し、河野太郎ワクチン担当相(170票)を抑えて総裁の座を射止めたが、腐敗し…
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なぜ感染は減ったのか 場当たりの結果オーライという怖さ
「泥縄だったけど、結果オーライ」 昨年10月、新型コロナウイルスに対する政府対応を検証した「新型コロナ対応・民間臨時調査会」がまとめた「調査・検証報告書」にはこんな言葉があった。 新型…
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見せつけられた自民党の正体 誰が首相でも次の政権は短命
自民党総裁選も残り2日。最終盤に差し掛かっても、4候補の電波ジャックは続く。河野ワクチン担当相、岸田前政調会長、高市前総務相、野田幹事長代行は26日、そろってフジテレビの報道番組に出演。そこで事件が…