巻頭特集
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与党独裁がいいのか 民主主義を破壊しようとする輩たち
結局、国民的関心が薄いまま、立憲民主党の代表選は30日投開票を迎えた。衆院選の議席減を受け党内はガタガタで分裂イメージを極端に恐れたのだろう。4候補は独自色や極端な主張を出さず、論戦は低調。盛り上が…
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分配も口だけ 岸田首相、もう露呈した「空っぽ」の危うさ
「いわゆる敵基地攻撃能力の保有も含め、あらゆる選択肢を排除せず検討する」--。 まるで安倍元首相が乗り移ったかのような発言だ。27日、就任後初めて自衛隊の観閲式に出席した岸田首相が、訓示で防衛…
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「やってるふり」の安倍亜流 3%賃上げ要請の国民騙し
ペテン路線をとことん踏襲するつもりなのか。 岸田首相は26日、政労使の代表が一堂に会する肝いりの「新しい資本主義実現会議」に出席。経団連の十倉雅和会長、日本商工会議所の三村明夫会頭、連合の芳…
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盛り上がらない立憲代表選 ますます自民党がのさばる暗澹
30日の投開票を目前にしても、国民的な関心が一向に高まる気配がない立憲民主党の代表選。25日は逢坂誠二元政調会長、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣の4候補者による公開…
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米の言いなりで石油備蓄放出 岸田政権の想像を超える隷従
果たしてどれだけの政策効果が期待できるというのか。 岸田首相は24日、記者団に対し、「米国と歩調を合わせ、現行の石油備蓄法に反しない形で、国家備蓄石油の一部を売却することを決定した」と表明し…
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自社、自公政権の自民党が「立憲共産党」を揶揄する笑止
立憲民主党代表選(30日投開票)で22日に日本記者クラブ主催の討論会が開かれたが、これを伝える翌23日の大新聞の1面には、相変わらずの見出しが躍った。 朝日新聞は<共産と閣外協力「見直す」>…
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大メディアは巨大与党がいいのか 立憲代表選に外野の雑音
〈共産と共闘 4氏曖昧〉〈対共産 踏み込まず〉〈4氏とも共産連携否定せず〉ーー。外野の雑音がかなり騒々しすぎやしないか。 30日の投開票日に向け、号砲が鳴った立憲民主党の代表選。名乗りを上げた…
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立憲はまだ甘い「小川淳也が出れば盛り上がる」とは早計
誰が立候補するのか、土壇場まで決まらなかった立憲民主党の代表選(30日投開票)は、結局、泉健太政調会長(47)、逢坂誠二元政調会長(62)、西村智奈美元厚労副大臣(54)、小川淳也元総務政務官(50…
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問われているのは党の覚悟 ママゴトのような立憲の代表選
19日告示の立憲民主党代表選(投開票30日)。ギリギリまでなかなか構図が固まらなかったが、結局、泉健太政調会長(47)、逢坂誠二元政調会長(62)、西村智奈美元厚労副大臣(54)、小川淳也元総務政務…
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予備費でバラマキ 岸田政権の本質は一時的な“施し”政治
とてもじゃないが、GDP(国内総生産)の2倍に当たる1200兆円もの「借金」を抱えた国の予算の使い方とは思えない。これでもかと思うばかりの大盤振る舞いだろう。 原油価格の高騰を受け、政府がガ…
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こんなボスを担ぐのか 安倍派とか茂木派とか醜悪な自民党
衆院選で予想外の勝ちを収めた自民党は目下、党内の勢力拡大にシャカリキだ。“ポスト枝野”選びも盛り上がらない野党第1党の立憲民主党を尻目に、余裕すら漂う。 党内最大派閥の清和会は11日に細田派…
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日本経済の今後は 野党不在と一時的な施しだけの岸田政権
やはり新型コロナウイルスの感染爆発が直撃した。内閣府が15日発表した7~9月期の実質GDP(国内総生産)速報値は前期比年率3.0%減。マイナス幅は事前予測を大きく上回った。東京五輪の時期が感染爆発と…
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勘違いと謀略報道 立民は“負け”を共産党のせいにするな
マトモな総括もないままで、再出発ができるのか。衆院選で議席を減らした立憲民主党の迷走が続いている。 敗北の責任を取って、枝野代表が12日に正式に辞任。後任を決める代表選が「19日告示、30日…
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大メディアが報じない 瀬戸内寂聴さん、晩年の痛烈安倍批判
作家の瀬戸内寂聴さんが9日に亡くなった。99歳だった。1922年、徳島市生まれ。東京女子大在学中の20歳の時、大学教師と結婚。中国で長女を出産。敗戦を北京で迎えている。1946年に帰国。25歳の時、…
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新自由主義からの転換の嘘 まだ竹中平蔵氏が居座っている
「デジタル田園都市国家構想は『新しい資本主義』の実現に向けた成長戦略の最も重要な柱だ。デジタル技術の活用により、地域の個性を生かしながら地方を活性化し、持続可能な経済社会を実現していく」 先進…
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噴飯10万円給付 岸田首相のオツムはアベノマスクと同程度
衆院選を受けた第206特別国会が10日召集され、衆参両院本会議で岸田首相(自民党総裁)を第101代首相に選出。同日夜、第2次岸田内閣が発足した。 特別国会の会期は12日までの3日間。政府・与…
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刹那の政治に野党不在 岸田内閣に漂う“怖さ”と“不気味”
10日召集の特別国会で、岸田首相が第101代首相に選出され、第2次岸田内閣が発足するが、そこに華々しさはない。むしろ、この政権は大丈夫か、と言わざるを得ない。 岸田の肝いりで発足した「新しい…
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やがて大政翼賛会 世にもおぞましい維新と国民民主の連携
特別国会の召集を10日に控え、永田町が慌ただしくなってきた。4年ぶりの衆院選を受けた各会派の勢力が8日、確定。自民党263▽立憲民主党・無所属98▽日本維新の会41▽公明党32▽国民民主党・無所属ク…
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刹那のバラマキなのか、岸田首相の「新しい資本主義」
休業、時短営業、自粛――。新型コロナウイルスの感染拡大に最も翻弄されたのが、飲食業界だ。緊急事態宣言の全面解除で久々に通常営業が可能となってから2週間。まだ客足は完全回復には程遠い。 飲食店…
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「岸田首相は安倍菅と同種」歴史家が指摘したハト派の虚像
4年ぶりの政権選択選挙となった衆院選は、フタを開けてみればデタラメ三昧の自民党が追加公認も含めて絶対安定多数(261議席)を確保するア然の結果だった。岸田首相は「総裁選、組閣、そして解散・総選挙、ス…