経済ニュースの核心
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金融機関役員が引っ掛かる 「M資金詐欺」の巧妙な手口
ローソンの会長を事実上“解任”された玉塚元一氏(54)。辞任直前に、M資金詐欺に引っ掛かりそうになったことが「週刊新潮」のスクープ(4月27日号)で明らかになった。 「新潮」によれば、玉塚氏に…
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高齢ドライバーの事故防止策 「サポカーS」銘柄にウマミ
今月、グーグルに続きアップルも自動運転の公道運転の認可を取得し、多くの株式評論家は自動運転を投資テーマと騒いでいる。 だが車道も歩道も広いクルマ社会のアメリカとは違う。軽自動車がよく売れる日…
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日本郵政 4000億円減損処理に金融界で飛び交う「案の定」
「グローバル企業への第一歩がようやく始まった。日本に閉じこもって物流企業が成り立つ時代は終わりだ」 日本郵政の西室泰三社長(当時=現東芝名誉顧問)が会見でこう怪気炎を上げたのは15年2月のこと…
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金融庁“シロ”でも日銀考査 急増アパ・マン融資の危うさ
「新年度入りし、日銀の考査が控えているが、彼らのターゲットは急増しているアパート・マンション融資だろう」 ある地銀幹部は、近く実施される見通しの日銀考査の焦点をこう分析する。 アパート…
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17~18年の建設投資は10兆円 東京オリンピック関連を狙う
不祥事が続いた東京オリンピック。株式相場のテーマから外れて久しいが、築地市場の豊洲移転と絡めて、いずれ投資テーマとして蒸し返されるだろう。 日銀は2015年12月に東京オリンピックの経済効果…
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6月末株主総会 大王製紙vs北越紀州製紙の因縁の対決再燃
大王製紙と北越紀州製紙の「泥仕合」(関係者)が再燃しようとしている。先週12日、大王側が2012年に両社間で締結した総合技術提携を5年間の有効期限となる今年11月で打ち切るとともに、北越紀州からの社…
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なぜ急ぐ第四と北陸銀行の大統合 ウラに危ない外積依存
ともに新潟県を地盤とする第四銀行(新潟市)と北越銀行(長岡市)が来年春の経営統合に向けて交渉に入っている。総資産は県内1位の第四銀行が5兆4438億円(16年9月末)、2位の北越銀行が2兆7320億…
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軍需銘柄ばかり大モテ 市場は戦時モード「深追いは禁物」
「俺は予測不可能な人間だ」のトランプ語録。トランプ大統領は6日、巡航ミサイル「トマホーク」によるシリア空軍施設の急襲を命じた。まさにトランプ氏の真骨頂「ビジネスの世界で求められるのは、『何を言うか』で…
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窓口特化の代理店へ 農林中金が迫る地域農協の金融分離
農協改革を加速させる切り札となるのか。農林中央金庫(農中)が全国650余の地域農協(JA)に対し、金融事業の分離・再編を選択肢に経営の方向性を示すよう求めていることが明らかになった。政府が掲げる農協…
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明治安田が異色の企業ビジョン「人に一番やさしい生保」
「大手生命保険会社が企業ビジョンに“やさしさ”を打ち出すのは初めてじゃないでしょうか」 金融庁幹部がこう評価するのは、明治安田生命が4月の新年度から経営の根幹に据えた企業ビジョン「人に一番やさ…
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中国大手が米テスラに出資 EVに欠かせぬ充電器関連を狙え
世界最大のゲーム会社で中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が17億8000万ドル(約1960億円)で米電気自動車(EV)大手のテスラ株5%を取得した。 テ…
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業績好調が水を差した? 森永製菓と乳業の統合白紙のウラ
株価が揃って昨年初来高値を更新して取引を終えた直後に経営統合の見送りを発表するとは、投資家からすればキツネにつままれたような気分だろう。先週30日に経営統合構想の白紙化を決めた森永製菓と森永乳業。 …
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顧客と会話 音声ロボット「エリカ」米銀行でデビューへ
わざわざ銀行に行かなくても振り込みなど簡単な銀行取引ならスマホでできる時代を迎えているが、海の向こう米国では、女優の沢尻エリカさんならぬ人工知能の「エリカ」嬢がデビューする。スマホ上の顧客の音声要望…
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視界不良相場 狙い目は4月から単元株変更銘柄
先のG20財務相・中央銀行総裁会議の声明文では、昨年7月の「あらゆる形態の保護主義に抵抗する」との記述が削除された。貿易赤字の削減を標榜するトランプ政権の威光で、「保護主義」が鮮明となったようだ。こ…
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来客数71カ月ぶり前年割れ コンビニ再編の足音が聞こえる
幾度となく限界や飽和状態を指摘されながらも、しぶとく成長を繰り返してきたコンビニエンスストア業界だが、ついに曲がり角を迎えたか。日本フランチャイズチェーン協会(JFA、会長・山本善政ハードオフコーポ…
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シムズ理論を日本で盛んに提唱 ソロス氏がもくろむ大儲け
アベノミクスの新機軸となるのではないかと、政界で話題になっているのが「シムズ理論」だ。同理論は、マネタリストが提唱する金融政策が限界に達する中、今必要なのは金融政策に積極的な財政出動を組み合わせるこ…
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外食の主流に異変 ファミレスよりファストフード株を買え
平日の昼下がり、都心のマクドナルドに入ると、昼休みを過ぎた時間でもスーツ姿のサラリーマンは多い。ランチセットを食べて、トイレも済まし、狭いテーブルにうつぶせ、疲れて寝ている人も目立つ。 驚く…
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米FRBが利上げ決定 逆風にさらされる日系自動車メーカー
米連邦準備制度理事会(FRB)が先週、昨年12月以来3カ月ぶりとなる利上げを決めた。短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をこれまでの年0.50~0.75%から0.75~1.0…
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長崎地銀の大統合 シェア7割に公取委が「待った」のワケ
昨年2月に経営統合で基本合意した地銀大手のふくおかフィナンシャルグループ(FG)と、長崎県首位の十八銀行の統合が1年以上を経過した今なお“中ぶらりん”な状態が続いている。 両行は当初、201…
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3月に向かい株高アノマリー 日銀の「爆買い」に乗れ!
このところの市場関係者のコメントを見ると「株価指数の下落局面で、値ごろ感から押し目買いが入った」との解説が目立つ。これはナンセンス。値ごろ感ではなく、中央銀行の日銀が金融緩和政策で、随時、インデック…