経済ニュースの核心
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来週4社が上場 株主総会シーズンに狙うべきは新規公開株
連日、各社から「定時株主総会招集ご通知」が手元に届く。開催日が同日同時刻や都外の開催もあり、時間的に出席が困難だ。無職の投資家なら株主として「粉飾決算」など経営をチェックするため出席し、質問もできよ…
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佐川急便の持ち株会社 SGHD上場で“億万長者”が続出する?
先週14日に東京証券取引所に上場申請したSGホールディングス(HD、京都市)。宅配便2位の佐川急便を中核とする持ち株会社で、早ければ9月にもIPO(新規株式公開)が実現する見通し。時価総額は17年3…
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城南信金の仰天人事 役員が60歳で“枢密院”入りする理由
6月15日、信金最大手の城南信用金庫の総代会(株主総会に相当)が開催され、守田正夫理事長が相談役に退き、渡辺泰志氏(常務理事)が新理事長に昇格する人事案が承認された。一見、普通のトップ交代に見えるが…
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藤井四段に続け…株式市場にも「中学生旋風」が吹く?
政府は今月9日、経済財政運営の基本指針となる「骨太の方針」と成長戦略を決定した。柱は、経済成長持続のために生産性向上を促す人材投資の強化と人工知能(AI)など先端技術を産業・生活に取り入れ活用を図る…
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苦節20年…遺伝子治療薬の発売が目前「アンジェスMG」
苦節約20年――今度こそ本当に成功するのか。大学発創薬ベンチャー(VB)の草分け、アンジェスMG(7月からアンジェスに社名変更)が今年10月にも、HGF(肝細胞増殖因子)と呼ばれる遺伝子を投与するこ…
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来年1月スタート 「積立NISA」は投信初心者にお得な制度
来年1月からスタートする「積立NISA(少額投資非課税制度)」は投資信託初心者にはお得な仕組みになりそうだ。それを証明するように言い出しっぺの金融庁自らもこの「積立NISA」を中堅、若手職員向けに導…
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訪日客激増の夏を前に仕込む「回転すし」「和食」銘柄
欧州でテロが相次いでいる。3月のロンドン、パリ、4月のパリ、ドルトムント、ストックホルム、サンクトペテルブルク、6月のロンドンと有名観光地で起きている。これでは観光どころではあるまい。 外務…
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マイナス金利で大幅減益に陥った地銀106行の青色吐息
「(貸出金の)ボリューム増が利益増につながらない」「稼ぐ手段がみつからない」……。うめきとタメ息が交錯した地方銀行の決算発表会見。 金融庁が先週2日まとめた埼玉りそな銀行を含む地銀106行の1…
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損保保険料下げの朗報 ぶつからない車でトラック追突激減
高齢者の自動車事故が急増している。アクセルとブレーキを踏み間違い急発進してコンビニやスーパー、病院に突っ込み、重大事故を起こすケースが後を絶たない。そうした運転錯誤による事故や脇見運転事故を未然に防…
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巨大ファンド発足のソフトバンクグループに投資妙味あり
日本の証券史、産業史に深く刻まれる快挙だ。ソフトバンクグループは5月20日、最先端のテクノロジー開発を担う世界の企業に投資する「ソフトバンク・ビジョンファンド」を930億ドル超の出資規模で発足させた…
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シーズン突入 姿を消しつつある“シャンシャン株主総会”
株主総会の風景が様変わりしようとしている。開催日が特定の日時に偏る「集中日」の割合が一段と低下し、ほとんど質疑応答もないまま会社側の提出した議案だけが粛々と可決されていく、いわゆる“シャンシャン総会…
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中小金融機関が悲鳴 文科省余波“天下りストップ”で人材難
「文部科学省のOBを使った天下り斡旋問題の影響で、金融庁の元職員を役員に迎えることができずに困っています」――。こう語るのは関東圏に本拠を持つ中小金融機関の関係者だ。 さらに文科省では加計学園…
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アジアで大人気のニッポン化粧品メーカーに投資妙味あり
観光庁は今年の訪日外国人数が5月13日に1000万人を超えたと発表した。アジアからの訪日客数の増加が牽引した。1000万人は、昨年より23日早い過去最速ペース。1~4月の訪日外国人数(推計値)は91…
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鶏肉偽装でどん底から3年…「マクドナルド復活」の原動力
2014年7月に発覚した鶏肉偽装問題でどん底に陥ってから約3年。果たして「完全復活」と言っていいのだろうか。 「マクドナルド」の快走が続いている。既存店売上高は15年12月から今年4月まで1年…
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今の時代になぜ? 大阪で「手形交換」7倍増の怪現象
今、金融界で密かな話題となっているのが、大阪での手形交換の急増だ。昨年3月から急に手形交換額の桁が1桁、切り上がって以降、高止まりしたままとなっているのだ。 これを大阪手形交換所統計で見ると…
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ライスクラッカーにブレークの兆し 亀田製菓は“総選挙”中
米国務省は今月1日、欧州で武力攻撃が発生する恐れが引き続き存在しているとして、米国民に対し渡航の際は注意するよう呼び掛けた。国務省はフランス、ロシア、スウェーデン、英国で発生した事件に言及。過激派組…
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百貨店下克上時代 Jフロントに抜かれた三越伊勢丹の悲痛
「ミスター百貨店」とも異名をとった大西洋社長の突然の退任劇から約2カ月(正式な退任日は4月1日)。三越伊勢丹ホールディングス(HD)の社内に再び衝撃が走った。先週11日、百貨店業界の株式時価総額首位の…
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旧三井銀行エースが英投資ファンド転籍の異例とその背景
今春まで三井住友銀行の副頭取を務めていた車谷暢昭氏(59)が、欧州最大の英投資ファンド「CVCキャピタル・パートナーズ」の日本法人会長に就任した。メガバンク幹部が外資系投資ファンドのトップに就くのは…
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国際派電子マネーに勝機 パナ、NEC、カーディナルも注目
大型連休の合間に秋葉原に出かけた。相変わらずものすごい人混みだったが、昨年と比べて中国語、韓国語を聞く機会が減ったように感じた。訪日客の消費は「モノ」から「コト」へ変わったと報じられているが、その通…
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ノルマ達成のため「危機を演出」した商工中金の経営体質
各支店の支店長らは半年に1度開かれる支店長会議で「割当」と称する事実上のノルマを与えられ、営業現場の尻を叩くようしきりとハッパをかけられていたらしい。 政府が46%超を出資する公的金融機関、…