スポーツ時々放談
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錦織圭「復活」のカギは故障した利き手のパワーアップ
男子テニスのATPツアーは、ロンドンで行われたツアーファイナルで26歳のグリゴール・ディミトロフが初出場初優勝を飾り、波乱続きだった全日程の幕を閉じた。 アンディ・マリー、ノバク・ジョコビッ…
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お涙頂戴オンパレードのテレビ中継が日本のスポーツをダメにしている
全日本大学駅伝は、神奈川大学がエース鈴木健吾を軸に20年ぶりに優勝した。本丸の箱根駅伝に向けて本命、青山学院大学の巻き返しが注目されるが、それはさておき、テレビ中継はもう少しどうにかならないか。 …
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フェデラーとナダル “最高峰の2人”が日本で見られない訳
男子テニスのアジアシリーズが終わった。最後の上海マスターズの決勝は、今季ツアーを象徴するようにロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルの激突となり、フェデラーが今季6勝目。北京のチャイナオープンはナ…
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激変するテニス界 錦織圭は浦島太郎になるんじゃないか?
男子テニスの国際ツアー大会、楽天オープンが東京・有明で開かれている。錦織圭は長期欠場、ラファエル・ナダルら有力選手は同時開催の北京へ……寂しさは隠せないが、変革の足音は有明からも聞こえている。 …
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錦織にはマネできない 31歳ナダルの復活戦略と地元への貢献
今年最後のグランドスラム、全米オープンはノバク・ジョコビッチ、アンディ・マリー、錦織圭らを欠き、3横綱が休場した大相撲秋場所のような配役だった。 だが、決定的な違いはロジャー・フェデラー(3…
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気になる“引退後” 伊達公子は「キング夫人」になれるか
前回の「時々放談」で触れたように、日本テニス界のレジェンド、伊達公子が2度目の引退を表明した。 直に47歳。最初の引退は26歳で、37歳だった2008年に復帰してその年の全日本選手権で優勝、…
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今季全休 錦織の暗雲を払拭できるのは伊達公子とフェデラー
今年最後のグランドスラム、全米オープンテニスを前に、錦織圭がシーズン終了を発表した。14日、シンシナティ大会前の練習中に、かねて痛めていた右手首を悪化させたという。手首はかなり悪いのだろう。 …
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いまの錦織に必要なのは時代を自分が牽引するという気概
ラファエル・ナダルが来日したとき、こんな質問が出た。どんなメンタルトレーニングをしているのか……メンタルの強さで真っ先に名前の挙がる選手だが、ナダルにはこの質問の意味が分からなかった。眉をしかめて聞…
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ウィンブルドン3回戦敗退も 錦織圭が上昇気流に乗る根拠
今年のウィンブルドンは35歳、ロジャー・フェデラーの最年長優勝で幕を閉じた。7試合で1セットも落とさず、決勝の相手マリン・チリッチは途中で泣き出した。足が痛かったと言いたげな報道もあったが、28歳の…
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サニブラウンとダニエル太郎に“脱”忖度スポーツの期待
ウィンブルドン選手権が始まっている。121年ぶりという7月開幕は全仏オープンとの間隔が3週間に延びたためで、その間に陸上競技の日本選手権を取材した。 圧巻は男子100メートル決勝だった。いま…
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棄権3回の“鬼門”ウィンブルドンで錦織が期待できる根拠
テニスは芝の季節を迎え、錦織圭もドイツのハレでウィンブルドン前哨戦を戦った。2回戦で早々に棄権したが、そこには理由がある。 そもそも芝の季節といっても実際には3週間、7大会。ハードコートの3…
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錦織の故障に同情する日本メディアの「贔屓の引き倒し」
手が痛い、肩が痛い、腰が痛い……痛いながらも、錦織圭は全仏オープンで2年ぶりにベスト8に進んだ。その一挙手一投足に頭を痛めるチーム内に、このところ「日本のメディアが甘やかしているからだ」という声が出…
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プロ化と語学力がテニス八百長問題の根っこ
テニスのグランドスラム第2弾、全仏オープンが日曜日に開幕する。錦織圭は直前のジュネーブ大会に緊急出場、ノバク・ジョコビッチはアンドレ・アガシをコーチに招くなどホットな話題で賑わう中、日本選手が八百長…
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処分明けたシャラポワの“特別扱い”はそんなにおかしいか
マリア・シャラポワを知らない人はいないだろう。ウィンブルドンで優勝したのが17歳だった2004年。その前年にジャパンオープンでツアー初優勝しており、“胸ポチ”など余計なことを含めて、日本はマリア人気…
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東京の東京による東京のための五輪マラソン代表選考に
マラソンの代表選考といえば揉めるのが恒例行事だった。日本陸連が、東京大会は揉めないようにと打ち出した2020年オリンピックのマラソン代表選考方針が、揉めそうな雰囲気だ。 日本陸連強化委員会が…
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今季の錦織圭 度重なる故障の根底に“フェデラー現象”
錦織圭のマスターズ開幕2戦は、ともにベスト8に終わった。マイアミ・オープンで敗れた相手、ファビオ・フォニーニ(29)はトリッキーなテクニシャンで嫌な相手だったが、敗因はケガだ。左膝に続き、利き手の手…
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どん底の錦織圭 悪い流れを変えられるのはこの人だけ
錦織圭がどん底だ。今年最初のマスターズ、BNPパリバオープンはベスト8止まりだった。大会サーフェスに苦手意識があったから結果はさておき、格下ジャック・ソックにトップ5相手の初勝利を献上した。今季に入…
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東京マラソンでケニアにやられ放題の大ダメージ
今季の男子マラソンは先週のびわ湖毎日で幕を閉じ、日本勢は惨敗に終わった。絶好の気象条件でスタートしながら一色恭志(青学大)、村沢明伸(日清食品)と期待の若手は失速し、担架で病院へ。日本勢トップは31…
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錦織圭を生かせるか 福井烈新体制の課題
日本テニス協会の新しい専務理事に、日本オリンピック委員会(JOC)常務理事の福井烈氏(59)が就任することが決まった。福井氏は福岡県柳川高校でインターハイ3連覇を達成、全日本選手権では、当時の史上最…
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裏に協会の閉鎖的人事 錦織はデ杯に戻りたくても戻れない
男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ1回戦は先週、東京・有明にフランスを迎えて行われ、1勝4敗で敗れた日本は9月のプレーオフに臨むことになった。 エース錦織圭を欠いた日本は、初日のシ…