スポーツ時々放談
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情報筒抜け 錦織を阻むメジャータイトルと危機管理の陥穽
今年最後のグランドスラム、全米オープンテニスが幕を下ろし、錦織圭はベスト4だった。故障明けの夏に、マスターズで準優勝、リオ五輪で銅メダル、そしてアンディ・マリーを倒しての全米4強は評価に値する。ただ…
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錦織圭が全米で背負っているリオ五輪「銅メダル」の代償
テニスの全米オープンが行われている。今年はリオ五輪を挟んだイレギュラーな日程で、錦織圭も銅メダルを持ち帰ったまでは「めでたし、めでたし」。しかし、話はまだ終わっていない。 1回戦の相手、ベン…
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メダルは眼中になし…錦織圭の密かなリオ五輪“戦略”
8月1日未明はチャンネル回しに忙しかった。BSは錦織圭がマスターズ初Vをかけるトロントの決勝を、同じ時間帯の地上波は松山英樹が逆転優勝を狙う全米プロを追った。 若手が世界の桧舞台の最終日を飾…
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リオ五輪で期待できるのは女子マラソンの田中智美選手
先のウィンブルドンでは賞金問題が再燃した。テニスの4大大会の賞金は男女同額。女子準決勝、セレーナ・ウィリアムズとエレーナ・ベスニナの試合は6-2、6-0のわずか48分。前日の男子準々決勝ではアンディ…
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ツアー中の拠りどころ 錦織の気持ちの切り替え阻む真犯人
錦織圭のウィンブルドンは、2年連続の棄権という結果に終わった。マリン・チリッチとの4回戦第2セット、1-5となったところで、コーチのマイケル・チャンがスタンドから身を乗り出して、試合をやめるように指…
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スポーツの中身に「五輪」という器は合わなくなった
松山英樹はゴルフバッグを担いでリオに行くのか、テニスの錦織圭はどうか。スポーツの最高の舞台にと、五輪がプロ化に踏み出したのは84年のロス大会。ロシア陸連の組織的ドーピング工作は言語道断として、新鮮な…
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ドーピング違反のシャラポワ「2年間資格停止処分」の内幕
国際テニス連盟(ITF)はマリア・シャラポワ(ロシア)のドーピング違反を認め、2年間の資格停止処分を発表した。これで今年8月に開催されるリオ五輪には参加できず、現時点では、再来年の全豪オープン(1月…
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英語質問なく試合でブーイング嵐 錦織にパリの「厚い壁」
スポーツ観戦の醍醐味が予想と意外性なら、全仏オープンでの錦織圭に妄想は広がる。前哨戦でジョコビッチ、ナダルに敗れたものの、ごくごく僅差。宿敵のマレー、昨年覇者のワウリンカは、大会初戦で苦しみ、出遅れ…
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錦織は日本の学校対抗戦の枠を飛び出したから強くなった
錦織圭が好調だ。先週行われたマドリード・オープン、世界ランク1位のジョコビッチとの準決勝は最初から最後まで目が離せなかった。いきなりウイナー3連発で40-0と追い込み、第2セットでは4度のマッチポイ…
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1億円ボーナスも効果なし 男子マラソンの時代は終わった
4月18日に120回を数えたボストンマラソンは、優勝者を50年後に招待し、記念の朝食会を催して栄誉を称える。今年招かれた君原健二(75)は4時間53分14秒で完走し、招待者の期待に応えた。 …
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円熟26歳の錦織圭にチャンの「努力の哲学」は必要なのか
錦織圭の今季ツアー第7戦、バルセロナオープンが18日に開幕する。ヨーロッパのクレーシーズンに移っての初戦は全仏オープンにつながる大事な位置づけ。2連覇中の大会に期待は膨らむ。 ■30分も続く“…