権藤博の「奔放主義」
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私が藤浪の代表選出にこだわった理由を話そう
1日に日本ハムから発表された、エース大谷翔平(22)の「WBC投手断念」の一報を、視察に訪れていた広島キャンプの宮崎・日南で聞いた。 正直に言えば、寝耳に水。調整が遅れているとは聞いていたが…
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吉井理人と語り明かした近鉄時代のハチャメチャ秘話
日本ハム吉井理人投手コーチ(51)との対談。前回、投手起用をテーマに盛り上がった話は、自然とコーチ、選手として同じ釜の飯を食べた近鉄時代に行き着いた。 ――監督と投手コーチは衝突するものですか…
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吉井理人と投手起用をテーマに侃々諤々
新春特別号で実現した日本ハムの吉井理人投手コーチ(51)との対談。権藤氏とは近鉄時代に同じ釜の飯を食った間柄だけに、大いに盛り上がった。権藤氏のコラムで引き続き「師弟対談」をお送りします。 ―…
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コントロール病に陥るな ヤクルト秋吉にかけた言葉の意味
過日、ヤクルトのリリーバー・秋吉亮(27)が年俸1億1000万円で来季の契約を更改した。 昨年の74試合に続き、今季もリーグトップタイの70試合に登板。途中からストッパーを務め、19セーブを…
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G守護神沢村 「配置転換を」の声にちょっと待った
今季、巨人の守護神を務めた沢村拓一(28)が1日、来季の契約を更改した。報道によれば、5000万円増の年俸1億5000万円。37セーブを挙げ、自身初のセーブ王のタイトルを獲得したのが、評価されたのだ…
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侍ジャパンの強化試合で藤浪と菅野に話したこと
来春3月のWBC本大会に向けた強化試合4試合で、侍ジャパンの投手陣は計29失点を喫した。 今回の強化試合で使われたボールは、本大会と同じWBC使用球。メキシコ、オランダ打線に打ち込まれたこと…
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どっちが本当の森監督? 落合、谷繁政権で違った投手起用
中日の森繁和新監督(61)と雑誌の企画で対談したのは、13年の日本シリーズ前だった。11年限りで落合監督とともに中日を退団していた彼に私はこんな質問をした。 「落合監督は投手のことに関してすべ…
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侍ジャパン強化試合 リリーフ投手7人選出の真意を話そう
メキシコ、オランダと4試合を戦う11月の侍ジャパンの強化試合、私は投手コーチを仰せつかった自分へのテストでもあると思っている。 選んだ代表メンバーは14投手。巨人の田口麗斗(21)、DeNA…
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野球界には未来の五輪メダリストが埋もれている
スポーツ庁の鈴木大地長官が、高校球児の他競技転向を推奨するプランを披露した。20年東京五輪と、それ以降の大会でメダルを量産するための強化策のひとつで、「17万高校球児のうち10万人以上は試合に出ずに…
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現役25年に幕 三浦大輔のすべてが詰まっていた最後の登板
本人が決めたこととはいえ、「もったいない。まだまだできる」というのが私の感想だ。 引退を発表したDeNAの三浦大輔(42)が先発した16日の阪神戦をネット裏から見た。現時点で「現役最後の登板…
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“ツーナッシングから一球外す”はまったく意味がない一球
「おっ、3球勝負にいきましたよ!」 投手がツーナッシングと打者を追い込み、3球目にストライクゾーンへ球を放ると、中継のアナウンサーが驚いたようにそう言うことがある。 カウント、ノーボー…
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25年ぶり優勝のためにも 広島・緒方監督は“昼行燈”になれ
5ゲーム差というのが案外、クセモノだ。 25年ぶりの優勝を目指す広島は、8ゲーム差で2位巨人との直接対決を迎えた。仮に3連敗しても、数字的優位は変わらない。巨人が追ってきたところで、広島には…
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金本監督のコメントに巨人V9の川上監督の言葉を思い出す
横浜(現DeNA)の監督時代、私は報道陣の質問にしばしば「パス」という言葉で返した。 試合後の会見。「八回のあの失点が痛かったですね?」「六回の好機に点が入らなかったことで流れが変わってしま…
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日ハム15連勝でストップ ここが栗山監督の腕の見せどころ
日本ハムの連勝が15で止まった。栗山監督は、「これからが大事。気持ちを入れ替えて頑張ります」と言っていたが、確かにその通り。恐らく、快進撃が続いている間はむしろ、勝てば勝つほど不安が増幅していたので…