大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は世帯視聴率ひとケタ台と低迷しているが、気丈で悲しい花魁・瀬川を演じる小芝風花が人気で、つい毎回見てしまう。
そんな「べらぼう」本編より気になったのが、制作現場に密着したドキュメンタリー番組「100カメ」(3月28日放送)のコラボ特番である。吉原の女郎屋や大門、仲ノ町通りを再現した大河史上最大級のセット、副調整室、衣装やかつらの支度場、メークブースなどに100台の小型カメラをセットして、出演者やスタッフら300人超の撮影時の様子を記録した。
その日は、序盤の見せ場となる小芝の花魁道中の収録。つま先の向きや流し目などを細かく修正しながら、何度もテストを繰り返す。そのたびにスタッフが地面についた下駄の跡を掃き消し、ライトの位置を直す。おっさんの助監督が小芝の代役になってカメラワークを決める。沿道で見物する客や遊女、楼主・番頭や若い衆、食い物屋の小僧らの役者、エキストラらも100人以上いて、「ヨーイ、ハイ」の声とともに一斉に芝居をする。なかなか予定通りに進まず、ベテラン俳優がたった3秒のシーンのために控室で何時間も待たされている。