本で読み解くNEWSの深層
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フェイクニュースにだまされない
自分に都合の悪い話はすべて「フェイクニュース」と唾棄したトランプ前米大統領。その偽りに対抗するには。 ◇ 「偽ニュース」と訳される「フェイクニュース」だが、その真の意味は「本物のニュース…
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顔認証の時代
いまやマスクをしていてもカメラで顔認証できてしまう時代。その成り立ちを知るには。 ◇ コロナ禍で大きなマスクをしているのに体温も個体識別もしてしまう顔認証。そのパワーの源はAI(人工知…
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潜入取材の世界
「密」を避ける時代は人間関係も薄くなりがち。しかし取材の世界で一番の「密」は潜入取材だ。 ◇ 格差社会で庶民はあえいでいるのに世界中どこにでもいるのがバブルな連中。その世界に“潜入”した…
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悩める現代人たち
同調圧力に多様性の欠如、そして自由という名の不自由……。現代人を取り巻く悩みは深く大きい。 ◇ 政治の腐敗や社会の矛盾、権力の横暴に対して市民による抗議デモが起こるのは、世界中どこでも…
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ニッポン自動車企業は立ち上がれるか
かつて高度成長の柱だった日本の自動車産業が、EV化の大波で後れを取っている。大丈夫か、ニッポン!? ◇ かつて長銀(日本長期信用銀行)系のシンクタンクから在ウクライナ日本大使館に専門調…
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令和ジャズ・ブーム
コロナ禍でのアナログレコード人気も手伝って、中高年から若者にまでジャズの人気が急上昇中だ。 ◇ 左派の知識人として世界的に著名なイギリスの歴史家が、実はプロはだしのジャズ評論家でもあっ…
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ニッポンの防衛
中国の存在感と対中警戒網の緊張が高まるにつれ、日本の防衛と安全保障への関心が高まっている。 ◇ ワシントンで長年ロビー活動に従事した本書の編著者。 対米追従一辺倒の日本外交を少…
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東京五輪トホホ音頭
米国の外交ボイコットで政治問題化する北京冬季五輪。2月の開催を前に、もう一度昨年の東京五輪を振り返ろう。 ◇ コロナ禍の大嵐のもとで強行された東京オリンピック。しかしコロナがなくともそ…
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中高年のハマる韓流
ネトフリやアマプラなど配信で海外ドラマが気軽に見られるようになり、中高年の間で韓流ドラマが「冬ソナ」以来の爆発的な人気だ。 ◇ 新書判だが460ページを超えるズッシリ感。著者は60代後…
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真珠湾から80年
今年は真珠湾攻撃から80周年。改めて「開戦」という選択が何だったのかを振り返るときだ。 ◇ 戦争の前、陸軍が主導した日独伊三国同盟に対して海軍が反対だったことはよく知られている。海軍大…
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デジタルマネー狂騒曲
日増しに世界に不気味な影を落とす中国の存在感。その背景には当局が推し進めるデジタル通貨の脅威がある。 ◇ デジタル通貨とは何か。それが国家の中央銀行が発行する場合、仮想通貨とは違い、法…
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対中強硬論
連日の国際報道で、ますます強まるのが中国の覇権拡大の動き。その高まりに比例して対中強硬論も激しさを増している。 ◇ かねて強硬派の反共主義者として鳴らしてきたのが本書の著者。もとはルー…
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狂信の現在
かつて明るい未来になるものと信じられていた21世紀。しかし現実の21世紀は、世界中に狂信の嵐が吹き荒れる時代だった! ◇ 東大教授の著者が学生たちに「過激派の対語は?」と聞いたところ、…
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大人気eスポーツ
子供の遊びと思われていたゲーム。実はもう、数十億円規模の巨大産業として前途有望なのがe(エレクトロニック)スポーツだ。 ◇ 実は現在のeスポーツには既に50年の歴史がある、というのが本…
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病と禍の民俗学
コロナ禍の大襲来の下、子供たちの間ではアニメ「鬼滅の刃」が大ヒット。病・呪い・禍(わざわい)は3点セットで人々に取りつくのだ。 ◇ 人々はその昔から大きな災害や集団的な苦難に遭遇するた…
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ネットの暗黒
暴言大統領トランプのSNSアカウントは停止されたものの、ネット世界はあいかわらずの罵倒悪口のオンパレードだ。 ◇ インターネットは世界中で使われているから、その利便も欠点も世界共通。と…
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21世紀の戦争
アフガン情勢から中ロの軍事進出まで、21世紀の戦争はかつての常識を大きく超えている。 ◇ 2014年のウクライナ危機と2020年の「防衛白書」に明記されて以降、注目を集めるのがハイブリ…
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息苦しさの社会
いまの日本は息苦しい。政治も経済も明るい未来を描けないまま、社会の「分断」ばかりが進んでいる。どうなってしまったのか、ニッポン。 ◇ 近ごろあまり聞かなくなったような気がするのが「世間…
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アメリカを歩く
村上春樹ファンがハルキストなら、ひたすら歩いて踏破しようとするのがアルキスト。実はその心中には深い傷や強烈な思いが横たわっている。 ◇ アメリカは20世紀以来ずっと戦争し続けてきた国。…
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中国共産党100年
毛沢東をしのぐ座を狙い始めた習近平。果たして中国共産党100年の歴史はどう動くのか。 ◇ 学生時代、改革開放の機運が高まる中で中国に留学したことが原点という著者。しかし民主化運動の高揚…