本で読み解くNEWSの深層
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老いと命の科学
高齢化は現代社会を悩ます問題。しかし「老い」はそんなに悪いことなのか。 ◇ 生物の死は必ずしも老いの結果ではない。夏の風物詩のセミの鳴き声は夏が終わると聞こえなくなる。 セミは…
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データ野球の現在
近年のデータ野球の発達はめざましい。かつて「上から叩く」が常識のホームラン打撃術をひっくり返した「フライボール革命」もデータ野球のたまものだ。 ◇ スポーツのデータ分析を手がける会社が…
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#MeTooはこれからだ
細田衆院議長の問題をはじめ、相変わらず旧態依然の日本のセクハラ告発。「ミートゥー」本格化への動きはいかにして強まるのか。 ◇ アメリカでミートゥー運動が一気に盛り上がったのは標的がハリ…
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中ロの脅威
連日テレビで報じられるのはロシアのウクライナ侵攻情勢と中国の不気味な動き。旧共産圏の2大国はいまや世界の脅威だ。 ◇ ロシアといえばサイバー戦争。米大統領選へのハッカー攻撃は、否定され…
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トランプの影響力
米国の議会中間選挙を前に、トランプがまたも策謀を始めた。米ニュースは前大統領の一挙手一投足に監視の目を注いでいる。 ◇ 昨年1月6日、ワシントンの連邦議会議事堂はトランプ支持者の群衆に…
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メタバース
近ごろ話題のメタバース。インターネットの新しい扉を開く……というのだが、その正体は? ◇ メタバースとは何か。インターネット上につくられた3次元(3D)の仮想空間のことだ、と本書は冒頭…
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ロシア、ファシズム、民主主義
プーチンを「現代のヒトラー」になぞらえる声は後を絶たない。ロシアと世界の民主主義はどこへ行く? ◇ 独ソ戦の苛烈な体験のおかげで、ロシアには「反ファシズム」の強力な伝統があると信じてい…
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完全試合の野球史
佐々木朗希の完全試合という偉業達成を機に、若い世代が過去の記録や野球の歴史にも新鮮な目を向けている。 ◇ 佐々木朗希に完膚なきまでに封じられたのはオリックス。では日本プロ野球史で最初に…
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特殊部隊の内幕
英大衆紙によるとロシアによるウクライナのゼレンスキー大統領暗殺計画が、ことごとく英国特殊部隊に阻止されているという。 ◇ 英紙報道では英特殊空挺部隊SASが70人でゼレンスキーの警護と…
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ニッポンEV事情
ますます本格化するEV(電気自動車)時代。しかし、日本メーカーは大きく出遅れているという声がしきり。新たなニッポン沈没か?! ◇ 「ガラパゴス」はいまやニッポン国家の代名詞。高度成長時代…
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スパイのテクニック
ロシアのウクライナ侵攻で一気に世界は20世紀の冷戦時代に逆戻り!? おかげで昔ながらのスパイ術も復活か。 ◇ 英国諜報機関といえば有名なのはMI6。しかし著者はケンブリッジ大を卒業後、…
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グリーン・ニューディール
話題の「グリーン・ニューディール」。コロナ禍でもウクライナ危機でも放置できない環境問題への抜本的対策だ。 ◇ トランプ政権下の2018年、米中間選挙で話題となったのがオカシオコルテス下…
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能力主義と格差社会
格差社会の根源にあるのが最近話題の「能力主義」。その弊害は日本をもむしばんでいる。 ◇ 実力主義はすべて本人の「能力」だけで決まるように見えるが、実はそうではない。というのも現代の学歴…
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プーチンの戦争
強引なウクライナ侵攻であらわになったプーチンの野望。その本質は何か。 ◇ 次から次に側近をクビにしたトランプ前米大統領。著者は国家安全保障問題担当補佐官として、初代のマイケル・フリンが…
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よみがえれ労組
いまや2割以下にまで落ち込んだ組合組織率。しかし、格差急拡大で頼りになるのは労組ではないのか。 ◇ 昨年の厚生労働省「労働組合基礎調査」では昨年6月時点での組合組織率(推定)は16.9…
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フェイクニュースにだまされない
自分に都合の悪い話はすべて「フェイクニュース」と唾棄したトランプ前米大統領。その偽りに対抗するには。 ◇ 「偽ニュース」と訳される「フェイクニュース」だが、その真の意味は「本物のニュース…
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顔認証の時代
いまやマスクをしていてもカメラで顔認証できてしまう時代。その成り立ちを知るには。 ◇ コロナ禍で大きなマスクをしているのに体温も個体識別もしてしまう顔認証。そのパワーの源はAI(人工知…
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潜入取材の世界
「密」を避ける時代は人間関係も薄くなりがち。しかし取材の世界で一番の「密」は潜入取材だ。 ◇ 格差社会で庶民はあえいでいるのに世界中どこにでもいるのがバブルな連中。その世界に“潜入”した…
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悩める現代人たち
同調圧力に多様性の欠如、そして自由という名の不自由……。現代人を取り巻く悩みは深く大きい。 ◇ 政治の腐敗や社会の矛盾、権力の横暴に対して市民による抗議デモが起こるのは、世界中どこでも…
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ニッポン自動車企業は立ち上がれるか
かつて高度成長の柱だった日本の自動車産業が、EV化の大波で後れを取っている。大丈夫か、ニッポン!? ◇ かつて長銀(日本長期信用銀行)系のシンクタンクから在ウクライナ日本大使館に専門調…