賢人に聞く
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内田樹氏「おとこたちよ!『思考停止社会』に正しく絶望せよ」
鳥取県の智頭という町で天然酵母のパンとビールを作っているタルマーリーという店がある。店を切り盛りする渡邉格・麻里子ご夫妻が、先日神戸のわが家まで遊びに来てくれた。 その時の最初の話題が、「日…
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重松清「ささやかな、がっかり」が人生を豊かにする リモート授業は8勝7敗で“明”
ワセダの先生になったのは、作家として大失敗だったな──。そんな後悔はするかもしれないと思ったが、1人で部屋にこもってウェブカメラを見つめながら授業をする日が来るなんて夢にも思わなかった。おい、コロナ…
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養老孟司氏が示す「脱・対人偏向主義の向こう側」 プロセスこそが人生にとって大切
《今は人間関係ばかり。相手の顔色をうかがいすぎていないか》 解剖学者の養老孟司氏(84)氏は、新著「ヒトの壁」(新潮新書)でこう喝破する。 ベストセラー「バカの壁」で、話せばわかるなん…
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養老孟司氏が語る“生きづらさの正体” 「バカの壁」から20年「ヒトの壁」が立ちはだかる
社会が狭くなっている。息苦しく、剣呑で、逃げ場もない。そんな閉塞感のなか、コロナ後の生き方を模索するサラリーマンらに対して、解剖学者の養老孟司氏(84)は新著「ヒトの壁」(新潮新書)でこう喝破する。…