膵がんを知る
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膵がん手術を受ける場合 症例が多い施設の方が安心なのか?
膵がんの治療は「手術」「抗がん剤」「放射線」「内科的ドレナージ術」などがありますが、根治を目指すには手術が必要です。 膵がん手術は危険が伴い、手術中に合併症が起こる場合があります。それに適切…
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膵がん根治を目指すには手術だが…80歳超の手術はアリか
膵がんを治すには手術が必要です。患者さん本人が希望し、患者さんの全身状態が許せば手術が検討されるのは当然です。しかし、患者さんが80歳を越えていたらどうでしょう。80歳時の平均余命はおよそ9~12年…
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膵がんへの移行も 前がん病変として気をつけたい2つの疾患
今回は膵嚢胞性腫瘍のなかでもとくに膵がんへの移行が懸念される「膵管内乳頭粘液性腫瘍」(IPMN)と「神経内分泌腫瘍」(NET)についてお話しします。 膵嚢胞性腫瘍とは膵臓の中や周囲にできるさ…
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すべてが怖いわけではない がんと間違えやすい膵臓の病気
「見つかった時には手遅れ」という膵がんのイメージがあまりに強いせいか、膵臓の病気はすべて死につながる恐ろしい病気のイメージを持つ人が多いようです。しかし、膵臓にはがん以外にもさまざまな病気があり、比較…
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膵がん早期発見「超音波内視鏡」だけでなく総合診断が必要
「超音波内視鏡」(EUS)は膵がんの早期発見の有力な武器であることは間違いありません。膵臓は体の奥深くにあり、内視鏡であってもその中に入ることができません。ところが、内視鏡の先端に超音波診断装置を取り…
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膵がん検査「超音波内視鏡」 本当にCTやMRIよりも“優秀”か
膵がんは治すのが難しい病気ですが、早期発見できればそれも可能です。実際、がんの大きさが1センチ以下の膵がんでは5年生存率が80%以上と報告されています。 では、どうすれば1センチ以下の膵がん…
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膵がん早期発見のカギを握る画像検査 CTとMRIの違いと特性
膵がんが治りづらい理由は早期発見が難しいからです。実際、Ⅰ期で見つかるのは6%程度で、他のがんに比べてはるかに発見しづらいことが知られています。その理由は体の中心にあって見つけにくいこと、痛みの受容…
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発症リスクを上げる6つの要因<2>慢性膵炎は13.3倍高くなる
膵臓の病気も膵がんのリスクを高めます。例えば慢性膵炎での膵がんの発生リスクは13・3倍です。むろん、慢性膵炎と診断されて2年以内では、まだ見つかっていない膵がんの影響で慢性炎症症状が出ている可能性が…
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科学的根拠にもとづいた発症リスクを上げる6つの要因<1>
膵がんは治りにくいことが知られていますが、なぜ発症するのかは明確にはわかっていません。 ただ、さまざまな疫学データから「膵癌診療ガイドライン2019年版」は科学的根拠のあるものとして、6つの…
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見つかった時は…手遅れになるまでわからない4つの理由
がんは治る病気になりつつあります。「がんの進行度別にみた5年生存率」(全国がん成人病センター協議会の生存率共同調査=2017年6月集計)によると、がんの種類によって差はあるものの、がん全体ではステー…