最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと
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在宅医療って大変?始めたら不安は杞憂だったと言う人多数
みなさんは、在宅医療に対してどんな不安をお持ちでしょうか? 急変時対応はどうなっているのか? 在宅医療を始めると、ほかの病院のサポートを受けられなくなるのか?──ただ漠然と、「自分には在宅医療は無理…
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訪問看護師は医師と遜色ないケアを行い心のサポーター役も担う
診療所が在宅医療を行う上でなくてはならないパートナーに、訪問看護ステーションに所属する訪問看護師さんがいます。どれほど重要な存在かを、分かりやすくオーケストラに例えれば、診療所が指揮者で、訪問看護師…
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“在宅”通して毎日誰かと会い見守られる生活を送れるように
「在宅医療」を始められる患者さんというと、どういう方をイメージするでしょうか? 病院から余命を宣告され、残された時間を家族と過ごすため、退院して自宅に戻る──。そういう方が、真っ先に浮かぶのでは? し…
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自宅で家族が息を引き取った時、どうすればいいのか
それまで入院していた患者さんが在宅医療へと切り替える最大の理由は、「最期は自宅で過ごしたい/過ごさせたい」という患者さん、ご家族の切実な思いがあるから。一方で、ご家族が一番に心配されるのは、「最期の…
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患者さんや家族に合ったキャラの医師やスタッフをマッチング
「人を見て法を説け」ということわざがあります。説法する時にはその相手の性格や状況などを考えて、それぞれに合ったふさわしい方法で行うことが大切だとする仏様の教えです。 この教えは私たち在宅医療の…
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在宅医療に不信感を抱く奥さまが心を開いてくれた理由は…
患者さんやご家族の中には、自分の意見や主張、希望を積極的に伝えない人もいます。それ以前に、在宅医療に対して「本当に大丈夫?」と不信感を抱いている人もいます。理由はさまざまですが、よくあるのは、自分の…
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余命1カ月で退院 やりたいことをやり切り充実した半年を過ごした
在宅医療は患者さんの生活をまるごと面倒見る医療だと、これまでお伝えしてきました。そのために日頃から私たちスタッフは、患者さんやご家族の思いに寄り添い、コミュニケーションを取るように努めています。 …
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小さな問題も徹底して対策する「KAIZEN」プロジェクト
「KAIZEN」(改善)という言葉があります。主に製造業の生産現場で使われている言葉で、作業効率や安全性の確保を見直す活動のこと。世界でも注目されている言葉です。 私たち「あけぼの診療所」でも…
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在宅医療が病院と大きく違うのは、コミュニケーションの多さ
「在宅医療」と「病院」にはいろいろ違いがありますが、中でも特に際立っているのが、患者さん側と医療スタッフ側とのコミュニケーション(会話)の多さです。 しかもそれは、私たちから患者さん側に伝える…
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患者はその場ですべてを聞いて判断し、納得しなくてもいい
在宅医療におけるコミュニケーションの取り方の特徴は何かといえば、「とにかく繰り返し伝える。その都度、きちんと説明する」ことです。 「先生、本当に最期まで自宅で過ごせるの?」と聞かれたとします。…
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大学病院からの患者さん紹介がこの3年で7倍に増加した理由
おかげさまで「あけぼの診療所」は開業5年目を迎えます。そんな変化の中で一番大きなものは、「病院側の在宅医療に対する認識の変化」です。 その認識とはなにか? それは、在宅医療は患者さんを受け入…
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「どんな患者も」「どんなケアも」「どんな仕事も」を日々実践
おかげさまで、あけぼの診療所は開業以来、たくさんの利用者の支持を得て、5年前の開業当初は月90人程度だった患者さんも、今では500人ほどになっています。ひとえに、これからの在宅医療の理想のカタチとし…
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患者さんの生活を丸ごと面倒見たい…スタッフに求められる気持ち
在宅診療のスタッフに求められる資質、それはズバリ「患者さんの生活すべてを丸ごと面倒見たい」という気持ちです。 当院では今年1月から8月末までにのべ56回にわたって求人希望者の面接を行ってきま…
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新型コロナの影響で在宅医療の重要性が一層浮き彫りに…
だれもが、いつでもどこでも受けたい医療を受けられる。そんな時代が来るはずだと考え、4年前、私たちは在宅医療専門のクリニックを開業しました。 そんな患者さんの個性に合わせた、どんな状況でも柔軟…
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ステーキとワインで家族と忘年会…在宅だからできたこと
将来の自分の死に場所はどこですか? こう問われたら、みなさんはなんと答えるでしょうか。恐らく病院と答える方が多いのでは。実際に現在、亡くなられる方の約8割が病院で看取られています。しかし、1…
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ケアマネは患者や家族にとっての一番身近なよろず相談員
患者さんが在宅医療を始められるきっかけはさまざまです。一番多いのが、病院の退院支援室や看護相談室から、退院時に在宅医療を行う医院を紹介されるというものでしょう。患者さんが地元の地域包括支援センターに…
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上限を超えればそれ以上治療費がかからない「在がん制度」
在宅医療を取り巻く環境は常に目まぐるしく変わっています。診療報酬は2年に1回改定が行われますが、これはその時の経済情勢、治療方法の進化やケア技術の向上、さらには新薬の登場などを適切に反映させるための…
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リビングに介護ベッド設置 家族と過ごす時間が自然に増えた
在宅医療を開始する前の大切な準備に「環境調整」があります。これは主に患者さんが病院から帰ってくる自宅の療養環境の整備を意味します。 たとえば、事前に「ベッドが入っていないので自宅の整えが必要…
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病院での積極的な治療が終了しても、医療のゴールではない
病院からがんの患者さんの紹介があった時に「ご本人・ご家族と相談し、BSCの方針です」と言われることがあります。 この「BSC」とはベスト・サポーティブ・ケア(Best Supportive …
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“ノー残業”なのに質の高い医療を多くの患者にできる理由
いま政府が推進する働き方改革のもと、医療従事者の労働環境も大きく見直されようとしています。一般企業ではすでに始まっている時間外労働の上限規制が、2024年4月から医師にも厳格に適用されることとなり、…