炭水化物や脂質が多くなりがちな食生活を考え抜いて設計されたサプリメント「マルチビタミン&ミネラル Base POWER」新登場!~ファンケル~

公開日: 更新日:

人気商品が一歩先の商品へのリニューアル

 ファンケルから健康食品が登場して今年で30周年目を迎えた。

 その節目に、同社の人気商品「マルチビタミン&ミネラル」がリニューアルされ、「マルチビタミン&ミネラル Base POWER(ベースパワー)」に生まれ変わった。

 「原点回帰」の気持ちを込めて開発されたという新時代のマルチ栄養サプリメントは、どんな進化を遂げたのだろうか。

体調維持のサポートを目指す一歩先のマルチビタミン&ミネラル

 ファンケルの従来のマルチビタミン&ミネラルは長く利用している顧客が多く、リピート率も高い。なのに、ファンケルはこの商品のリニューアルを敢行。

 ファンケル健康食品事業本部健康食品商品企画部の中村卓夫主査によると、「主な理由は2つあります。1つは、1日の目安量に改善の余地があると考えたことです。自社通販サイトの口コミ評価も24年5月時点で5点満点中4.6と、十分に優秀な商品なのですが、その中に、『1日摂取目安量の6粒が少し大変』という内容のコメントがいくつかあったのです」

「もう1つは、従来品のマルチビタミン&ミネラルは、栄養バランスは十分に考慮できている一方で、その一歩先にある体調維持をサポートすることは十分に考えきれていないところが反省点として出てきたからです」

 そこでファンケルは、栄養の不足分を補うサプリメントから一歩先を行く、体調維持のサポートを目指す新たなマルチビタミン&ミネラルへと設計を見直を実施。

「具体的には、炭水化物や脂質が多くなりがちな食生活を考えた設計に変更しました」(中村主査)

期待と満足度のギャップを埋める新たな設計!

 ファンケルが2万8000人以上を対象に生活者調査を実施したところ、市場商品を含むマルチビタミン&ミネラルユーザーは外食や中食の利用が多く、炭水化物や脂質に偏りがちな食生活になっている自覚があることが浮き彫りになったという。

 また、栄養不足に加え、それに伴う健康の悩みを感じているユーザーも多い傾向が明らかになった。さらに、現在利用している商品について確認したところ、マルチビタミン&ミネラルには、「不足している栄養を一気に補えそう」「体調の維持に役立ちそう」という期待感が高い一方で、特に「体調の維持に役立ちそう」については、期待と実際の満足度の間に大きなギャップが見られた。栄養不足はケアされているはずなのに、体の健康が気になる状態が続くのはなぜなのか。

「私たちは、その原因が炭水化物や脂質が多くなりがちな食生活にあると考えました。炭水化物がエネルギーに変わる際には、ビタミンB1が消費されながら働いています。炭水化物や脂質が多くなりがちな食生活では、ビタミンB1などのビタミンB群は消費されやすい状況にあるのです。しかも、そのような食生活をしていると、体内の成分を酸化させる活性酸素を増やすことが報告されています。この2点から、炭水化物や脂質が多くなりがちな食生活が、体の悩みにつながるケースが多いと考えたのです」

ファンケルは現行品の成分設計を見直すことに

「炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1を中心に、ビタミンB2、B6を10倍量強化し、抗酸化作用のあるビタミンEを13倍量配合。元気をサポートする栄養素の亜鉛は3倍量強化しています」

 これによって、食事で不足しがちな栄養を補うだけでなく、近年の気になる食生活を考え抜いたサプリメントに変貌させた。

 課題だった1日の摂取目安量については、ファンケルの製剤技術によって従来の6粒から半分の3粒に抑えられている。また、丸みを帯びた形状とコーティングにこだわり、“つるん”とした飲みやすさを実現したことで、さらなる飲み込みやすさを実現。栄養の吸収のタイミングも考えて、素早く溶ける製法を採用したことで、ただ成分を配合するだけでなく、体内での吸収まで考えた設計にしているのだ。

原料の選定から製造、販売まで、安全性への徹底したこだわり

 ところで、今、紅麹問題が世間を騒がし、健康食品の安全性がクローズアップされているが、安心・安全にこだわるサプリメントを提供するためにファンケルはどんな取り組みを行っているのだろうか。ファンケル総合研究所・機能性食品研究所の寺本祐之所長はこう語る。

「商品設計における安全性に関して研究部門で最も重要になるのは、原料の選定のところでいかに安全性を担保していくかです。使用する原料の品質を検証するために、さまざまな分析機器を用いて、成分の有効性や有害成分の科学分析を実施しています」

 安全性を確認するための臨床試験も行い、商品が設計した通りの機能を発揮できるかどうかの有効性試験に加え、商品摂取による体調変化が起きないかを確認する臨床試験も実施しているそうだ。が、こうした安全性や機能性を確認する上で大事なのは、それを誰が確認するのかということだろう。

「私たちの研究所では、安全性品質研究センターという、安全性だけを専門とする研究部隊があり、そこで安全性の評価を全て行っています。その部門に対しては、商品開発部門は一切関わらない状態になっており、そこで安全性が確認されない限り、どんなに優れた原料であっても使うことはできません。つまり、原料の安全性調査を行い、使用審査(=安全性審査)をクリアして、はじめて商品の開発に着手できる仕組みを構築しているのです」

 ファンケル管理本部品質保証部の人見高正部長が話を続ける。

「当社は独自に薬とサプリメントの飲み合わせが検索できるシステムを開発しました。このシステムは、お客様が服用中の薬と、当社の健康食品に含まれる約200種類の成分の相互作用の有無を検索し、薬の効果や副作用に影響する可能性について、迅速に情報提供するというもの。約3万もの医薬品のデータが搭載され、飲み合わせ情報は、常に更新されています」

 もし仮に、当社の商品を摂取した人から体調を崩したという申し出があった場合は、必要に応じて医師や薬剤師などの外部有識者を交えた健康食品専門家評議会を開催し、症状の重篤度や商品との因果関係の評価も行うそうだ。

「この健康食品専門家評議会は、当社独自の仕組みです。体調変化の申し出に対して客観的な評価をするということと、社会的リスクを未然に防止する役割も果たしています」

 原料の選定から生産・販売後に至るまで、様々な品質安全性を確保することに本気で取り組んでいるかどうかを見極める目を、我々消費者は持つ必要があるだろう。

■提供:株式会社ファンケル

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

もっと見る

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動