二極化・格差社会の真相
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非常時だからこそ問われる 政権の正統性と為政者の人間性
森友学園問題で公文書の改竄に関わり自殺した財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54)の遺書や手記が、早くも忘れられてしまいつつある。新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、社会防…
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おぞましい2022年東京・北京ダブル五輪より速やかに辞退を
安倍首相は速やかに、東京五輪の開催を辞退したい旨の政府声明を出すとともに、自ら辞任しなければならない。すでに米国の陸連をはじめ、各国の競技団体や選手らが、大会の延期を求める要請をIOCのバッハ会長宛…
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安倍政権による強権を待望している市民たち
家の外に出るのが怖い。 街は新型コロナウイルス一色だ。電車に乗っていて、少し咳をしたら、一斉に睨みつけられた。クシャミでもした日には、リンチにかけられるかも。花粉症なだけなのに。 排…
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ウソウソウソ…恥を知らない“無敵の人”に監視される我々
最近、公衆電話が着信拒否されるケースが増えた。つながっても相手のスマートフォンに「非通知」だの「不明」と表示され、警戒されて、やはり出てもらえない場合が多い。公衆電話の無効化が加速している。事実上の…
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弱肉強食の新自由主義を葬らなければイジメはなくならない
AI(人工知能)を子どもたちの“いじめ”対策に活用しようという取り組みが、全国の教育委員会で始まった。2011年に中学2年生の男児を自殺に追い込んだ前科のある大津市などが先駆的にAIで危険な事案を予…
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市の責任を不問に…佐賀地裁“いじめ事件”判決の大きな問題
なぜかローカルニュース扱いで、九州以外の地域ではろくに報じられもしなかったが、この国の社会にとってきわめて深刻な判決が、昨年12月20日、佐賀地裁で言い渡されている。鳥栖市の公立中学校で2012年1…
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消費税が導入されてから国の借金は急増しているアホらしさ
こうまでわかりやすく、アホらし過ぎる現実を突き付けられて、それでも騒然とならない日本社会が、つくづく不気味だ。このところ連日のように報じられている、財政関連の数字のことである。 まず来年度予…
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ジャパンライフと政界、マスコミ、警察の結託…腐った構造
国会が終わった。「桜を見る会」の問題も幕引きだと訳知り顔の講釈が幅を利かせる中で、それなりにまっとうなメディアは、マルチ商法「ジャパンライフ」の山口隆祥元会長(77)が招待されていた問題に焦点を当て…
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「桜を見る会」で安倍首相を刑事告発した理由
「桜を見る会」と前夜の懇親会の問題で、私は先週20日、市民49人とともに、安倍晋三首相を公職選挙法および政治資金規正法違反の疑いで東京地検に刑事告発した。同業の浅野健一、講談師の神田香織の両氏と並んで…
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日本はもはや国の体をなしていないことを実感した1カ月
この国の社会はもはや、社会としての体をなしていない。もともと小泉純一郎政権の新自由主義“改革”で危なくなっていたところを、アベシンゾーによって何もかもブチ壊されてしまった。この1カ月間だけでも――。…
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英語民間試験の導入でついに現実となった優生学的教育制度
萩生田光一文部科学相の暴言が話題になっている。来年度から始まる「大学入試共通テスト」で導入される英語の民間試験が、居住地や経済力に恵まれていない受験生を著しく不利にする問題について、「身の丈に合わせ…
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この政権の企みは消費税のさらなる大増税か安楽死の推進か
消費税がまた増税された。大義名分だった“社会保障の充実”など真っ赤な嘘。政府は今後も社会的弱者を片っ端から切り捨て、滅ぼしていく。 では先々はどうか。私見だが、ごく近い将来、私たちは消費税の…
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消費税批判を巡り大新聞がケンカを買ってくれることを望む
2ケタ税率の直前になって消費税に関する原稿依頼が相次いだ。政府の宣伝は大嘘で、実はこれほど不公平かつ不公正なイカサマ税制もない、とする持論の再構成ではあるものの、「サンデー毎日」とウェブの「論座」に…
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「差別」を「愛国心」と取り違えたとき人間の本質が変わる
誰も彼もが口を開けば韓国人への悪罵を吐いている。テレビには女性旅行者への暴行を勧める老“教授”や、同席した韓国人女性を「おまえ」呼ばわりし、「黙っとけ、この野郎」と怒鳴りつける前県知事まで登場。それ…
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安倍政権がやりたいのはただひとつ「差別」ではないのか
いよいよ末期症状である。日本は差別を外交に優先し、その報いで手痛いしっぺ返しを食らった。 韓国にGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を一方的に破棄された。大変なことである……はずなのだ。北朝…
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日本はもはや国家の名に値しない段階に入っている
マスコミはどこまで落ちたら気が済むのか。小泉進次郎・滝川クリステルの結婚騒ぎは、ありゃあ、なんだ。 安倍官邸による政治利用がミエミエなのに、王子様バンザイの大合唱。バカもいいかげんにしろ。い…
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巻き上げた消費税どこへ 30年間ウソばかりついてきた政府
日本銀行の試算によれば、現役を退いた高齢夫婦の生活費は年金だけでは賄えず、ざっと1500万円の貯蓄が必要になるらしい――。 これは1988年に、あるワンルームマンション会社が監修して出版され…
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消費増税とキャッシュレス社会の先にある「人間採点」
人間サマがITごときに「採点」される時代がやってきた。大手のヤフーとLINEが最近、相次いで独自の“信用スコアリングサービス”を開始。ユーザーの購買・支払い履歴をはじめ各種データを解析し、得られた「…
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“片務性”に意義あり…トランプの安保見直し発言の裏を読む
トランプ大統領が6月29日、G20サミット閉幕後の記者会見で日米安保条約への不満を表明し、過去6カ月にわたり安倍首相に見直しを求めてきたと語った。特に注目されるのは、「日本が攻撃されたら米国は日本の…
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2000万円不足の次のステージは間違いなく増税キャンペーン
例の「2000万円」騒動。「100年安心」うんぬんはもとより、バラ色の未来みたいに喧伝されていた“人生100年時代”のデタラメさと、国民をなめ切った政府の姿勢が改めてあらわになった。 麻生太…