小林しのぶの読む駅弁
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宗谷黒牛と帆立弁当 稚内駅
旭川市の稚内駅立売商会が調製する新作駅弁。発売から間もない今年3月に、「惣菜・べんとうグランプリ2016」の駅弁・空弁部門で優秀賞を受賞した。 プラスチック容器にふたをのせ、外側からでもホタ…
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木更津 バーベキュー弁当(東京駅)
本をたどれば木更津のソウルフードと名高い“浜屋のバー弁”だ。木更津駅西口に店を構えた浜屋は安くておいしい「バーベキュー弁当」で人気を得たが、その後、調製元は万葉軒に移行。現在は吟米亭浜屋が受け継ぎ、…
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黒毛和牛 牛肉焼売弁当(米沢駅)
厳選した国産牛を使った内容に定評のある松川弁当店が調製する駅弁。発売から6年以上が経過した現在も、売れ行きは好調だ。 発泡材の容器にふたをのせ、その上にカラフルなイラスト付きの厚紙をかぶせた…
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近江牛としょいめし(米原駅)
滋賀県米原市の井筒屋が調製する駅弁。地場産の近江牛と、醤油を使ってご飯を炊いた同県の郷土料理“しょいめし”を組み合わせた。 容器内に仕切りを入れて2分割。内容はそれぞれ異なり、一つは白飯の上…
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北海道新幹線開業記念弁当(東京駅・品川駅)
今月26日の北海道新幹線開業を記念して2月から販売されている駅弁。掛け紙の表面には、北海道新幹線に投入されるE5系とH5系の車両画像を掲載。裏面では道内の観光ポイントを画像付きで紹介しており、これか…
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ほっかほか 甲州炭火焼鶏めし(茅野駅)
最近は駅弁を買い求める外国人の姿を多く見るようになった。通常の内容であれば問題ないが、例えば加熱式容器の場合などは、温め方を理解しているのか不安になる。解説文に英語表記が必要になっていると感じる。 …
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北の海 幸づくし(東京駅)
北海道新幹線の開業が目前に迫る北の大地から届いた駅弁。調製元は千歳市の佐藤水産鮨で、東京駅構内にある「駅弁屋 祭」のほか、羽田空港や新千歳空港でも“空弁”として購入できる。 発泡材の八角形容…
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小諸駅「ひしや弁当店」特集
今週は小諸駅前でそば店を経営する「ひしや弁当店」の駅弁を2つ紹介する。どちらも戦国時代に活躍した真田家にちなんだ内容で、NHK大河ドラマ「真田丸」の話題性と相まって売り上げ好調という。 大型…
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手仕込塩麹 そぼろ弁当(東京駅)
2013年に創業50周年を迎えたジェーシー・コムサが調製する駅弁。東京駅・京葉ストリートにある同社のブランド「東京 京鳥(みやこどり)」で販売されている。 外枠に容器をはめ込み、透明プラスチ…
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あさりめし(安房鴨川駅)
千葉県鴨川市にある南総軒は、昭和初期から駅弁製造を続ける老舗。同社が調製する駅弁は、駅に隣接するコンビニ店で販売している。あさりめしは人気の駅弁で、朝はレジ横に山積みにされている。 赤いプラ…
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すみだ川(あさり)弁当(東京駅)
江戸下町の「粋」を料理で表現する亀戸升本の駅弁。保存料や人工着色料を使わず、すべての食材を亀戸の工場で手作りするという品質管理の徹底ぶりが、人気の秘訣だ。 六角形の容器にふたをのせ、店の名を…
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ちくわ稲荷寿し(豊橋駅)
壺屋弁当部のヒット駅弁といえば「稲荷寿司」。この名品と豊橋市の老舗・ヤマサちくわがコラボして生まれたのが、その名もずばりの「ちくわ稲荷寿し」。2010年9月の発売以来、多くの駅弁ファンに親しまれてい…
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毎月0のつく日は駅弁の日(豊橋駅)
長いタイトルのついたこの駅弁は、6社の調製元が共同で企画したもの。当初は6つの駅で内容の異なる6種類の弁当が販売されたが、発売開始から20年近くが経過した現在では豊橋駅の駅弁だけが生き残った。 …
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水戸印籠弁当(水戸駅)
1995年の発売以来、この駅弁は幾多の変遷を重ねてきた。始まりは鈴木屋が水戸駅で売り出した3段重ねの駅弁で、同社の廃業を受けて万年屋がレシピを継承。当初は同社の本拠地である鹿島臨海鉄道大洗駅で売り出…
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スペシャル日の丸弁当(大洗駅)
白地に弁当名を書いた掛け紙をはずすと、白飯の中央に梅干しをのせただけの極めてシンプルな弁当が現れる。まさに日の丸弁当。日本の国旗そのものだ。見た目もネーミングも直球勝負だが、駅弁にしてはあまりに大胆…
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シェフのトマトハンバーグ(東京駅)
福島県郡山市のコンセプト・ヴィレッジがインターネット検索大手のヤフーと共同企画した駅弁。農林水産省が認定する「料理マスターズ」のひとりで、いわき市で「Hagiフランス料理店」を営む萩春朋シェフが監修…
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黒部宇奈月弁当(宇奈月温泉駅)
富山地方鉄道の宇奈月温泉駅近くに店舗を構える、有磯きときと庵が調製する駅弁。地場産の素材を使った料理をふんだんに詰め合わせた素朴な駅弁だ。 掛け紙の写真は宇奈月周辺の空撮画像。中身は国産米を…
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広島名物あなご重やわらか煮(福山駅)
紙製パッケージをはずすと、ご飯の上に敷き詰めた4枚のアナゴ煮が姿を現す。折り重なるように盛りつけされたアナゴはつやつやと輝いて、いかにもうまそう。アナゴ好きは間違いなく、いや、そうでなくても誰もが食…
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ますとぶり小箱(富山駅)
調製元・源(みなもと)のヒット駅弁といえば「ますのすし」。1912年の発売以来、100年以上にわたって不動の人気を保ってきた。1957年には姉妹品ともいえる「ぶりのすし」を発売し、富山駅弁のラインア…
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鯖鮨 沼津の海香る青春の味(三島駅・沼津駅)
沼津市の桃中軒が今月15日に発売した新作駅弁。2月14日までの期間限定販売で、JR三島駅とJR沼津駅の売店に置かれている。 長方形の発泡材容器を桜色の風呂敷で包み、沼津市立沼津高校の生徒がデ…