永田町の裏を読む
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閣僚辞任より深刻な「保守反動4人女」の言動
旧知の自民党議員に「小渕・松島両大臣の辞任で“女性活躍内閣”も台無しだね」と水を向けると、「強気一本できた安倍総理も、ツキが離れ始めたなあ。後になれば、これが潮の変わり目だったということになるんだろ…
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消費税増税の原点を思い出して本質的な議論を
内閣府が7日に8月の景気動向指数を発表した際、一致指数が前月比1.4ポイント低下したことを主な理由に、景気の基調判断をこれまでの「足踏み」から「下方への局面変化」に修正した。 また、同じ日に…
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「官製談合」疑惑に警察介入で東京五輪に暗雲
新国立競技場の建設をめぐって「官製談合」疑惑が浮上し、このままでは19年ラグビーW杯はもちろん、20年東京五輪にさえ間に合わない可能性が出てきた。 新競技場の建設に取り掛かるには、まず現競技…
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噴火にまつわる政府のウソを信じてはいけない
菅義偉官房長官は29日午前の記者会見で、御嶽山の噴火が鹿児島県の川内原発の再稼働に影響を与えないのかと問われて、「ないと思う」「今回は水蒸気(爆発)で、その予測がきわめて難しいことは従前から言われて…
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沖縄が独立すれば日中関係も好転する
スコットランドの独立を問う住民投票は、多くの日本人にとっては遠くの出来事でしかなかったが、沖縄県民にとってはそうではない。 グラスゴーの西40キロのファスレーン海軍基地は、英国唯一の核戦力で…
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迷走続きで「民主党最後の幹事長」になるのか
誰が幹事長になろうと民主党再建は至難の業で、ここでその役目を引き受けることになった枝野幸男元官房長官には「お気の毒に」とでも声を掛けるしかない。それでも、海江田万里代表や大畠章宏前幹事長に比べれば、…
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安倍政権が着手する“3大迷惑”プロジェクト
原発再稼働、辺野古基地建設、そしてリニア新幹線着工は似たもの同士の3兄弟で、いずれも、国民の多くが「今どきそんなものが必要なのか」と疑念を抱き、周辺住民は「本当に大丈夫なのか」と不安に怯え反対の声を…
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自信喪失が顕著になった内閣改造・党人事
秋の政局の幕開けを告げる内閣改造・党人事だというのに、石破茂幹事長の去就問題をはじめとしてすべてがダラダラとして締まりがない。自民党中堅議員に感想を求めると「むしろ安倍晋三首相の気力の衰えが浮き彫り…
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拉致再調査が官邸の思惑通りに動かない理由
じりじりと下がる内閣支持率を一気に挽回する決め手として、安倍晋三首相が仕組んだ日朝間の「拉致再調査」だが、北朝鮮の特別調査委員会による最初の報告が届くはずの9月中旬を前にして、官邸周辺にはやや悲観的…
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菅官房長官の手練手管が裏目に出て政権は窮地に陥る
沖縄防衛局は14日、辺野古基地建設の埋め立てに必要な海底ボーリング調査の準備作業に着手した。 前回、2004年にボーリング調査を始めようとした時には、反対派の海上デモに阻まれて中止せざるを得…
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集団的自衛権で腰が定まらない軟弱な海江田民主党
民主党の海江田万里代表が、集団的自衛権をめぐって、二転三転の“言葉の遊び”を繰り返している。そもそも同党は今年3月には「行使一般は容認しない」との意味不明の見解をまとめた。「一般」というのはどうも「…
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石破幹事長の人事が自公政権崩壊を招く
自公政権にとって、7月の滋賀県知事選の敗北のダメージは相当に大きい。秋の政局にボディーブローのように効いてくるだろう。勝てるはずだった滋賀県知事選を落とした上、10月の福島県知事選ではいまだに候補が…
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「島ぐるみ会議」発足で異次元に突入した沖縄政治
本土の主要紙では毎日新聞がベタ記事で扱ったくらいで、ほとんど無視されているが、27日に宜野湾市民会館で2000人を集めて行われた「島ぐるみ会議」の結成大会は、沖縄の政治史に残る画期的な出来事だ。 …
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新しい米中関係を見誤るから「中国包囲網」の妄想に取りつかれる
7月9日から2日間、北京で開かれた米中戦略対話について、日本のマスコミでは「東・南シナ海の緊張緩和で意見が対立」とか「ケリー米国務長官が『新しい大国関係』という言葉を使うのを避けた」とか、米中間に冷…
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安倍首相が陥りそうな「バカのクレバス」
先週、旧知の米国人アジア専門家が、米中両国が何としても北朝鮮の核開発にストップをかけようと躍起になっている時に、安倍政権が“拉致”を最優先にしてさっさと経済制裁の一部解除に踏み切ったことに疑問を呈し…
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米中の本気の怒りに無頓着な安倍政権
旧知の米国人アジア専門家と久しぶりに対話した。彼はこう聞いてきた。 「日本の政府やメディアは、習近平の訪韓をどう受け止めているのか」 日本では、もっぱら日朝間で拉致被害者の調査が始まる…
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公明党に少しでも期待をかけた不明を恥じる
私も、集団的自衛権解禁に突き進む安倍政権の暴走に歯止めをかけるのは(民主党が役立たずである以上)公明党しかないのではないかと、わずかな期待をかけたひとりである。それは、まったくの幻想に終わった。 …
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「負けの形作り」しかできない民主党こそが安倍政権暴走のA級戦犯
公明党はそれなりに抵抗したとは思うが、集団的自衛権解禁を何が何でも閣議決定に持ち込もうとする安倍政権の暴走を食い止めることはできそうにない。どうして連立離脱覚悟で頑張れなかったのかと、もどかしい限り…
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幼稚な「マスラオぶりっこ」はロクなことにならない
オバマ米大統領が、イラク北部へのアルカイダ系武装勢力の侵攻に対して直接軍事介入すべきかどうか悩んでいる。それを見て、米国の共和党タカ派やネオコンの残党たちの間では「弱腰だ。シリアに続いてまたも不介入…
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沖縄県知事選の自民党分裂騒動が意味するもの
11月にも行われる沖縄県知事選をめぐって、自民党沖縄県連で早くも分裂騒動が始まった。同県連は今のところ、海兵隊基地の辺野古移転を容認する現職の仲井真弘多知事の3選出馬で臨む方針だが、それには同県連内…