注目の人 直撃インタビュー
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生き方は働き方 佐々木常夫氏「肝心なのは制度より風土」
安倍政権は企業に有利な裁量労働制の拡大を推し進めようとしている。「働き方改革」「生産性革命」と掛け声は立派だが、その実態は「残業時間の上限規制」や「残業代ゼロ法案」などの巧妙な抱き合わせ。過労死ライ…
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経産省に振り回される東芝再建 “国策”の罠と最悪シナリオ
経営危機は去ったのか――。東芝は半導体子会社「東芝メモリ」を日米韓連合へ売却することを決めた。来年3月末までに売却が完了すれば東芝の債務超過は解消される。だが、半導体ビジネスで提携する米ウエスタンデ…
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長谷部恭男教授が指摘 目的が分からない安倍首相は不気味
安倍自民も小池希望も憲法を破壊した安保法を認め、さらなる改憲まで突き進もうとする政党だ。モリカケ疑惑によって、ようやく醜悪政権が追い詰められたのに、目くらましの選挙で改憲大政翼賛会ができつつある。憲…
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立憲民主党 枝野幸男代表「安倍政権の政治は権力ゲーム」
小池新党の事実上の民進党“乗っ取り”に奮起し、枝野幸男代表がリベラル新党「立憲民主党」を立ち上げてから2週間。党公式ツイッターのフォロワー(読者)数は既に17万人を突破するなど、有権者の注目度は高い…
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丹羽宇一郎氏が提言 今の日本こそ「戦争の真実」学ぶべき
この国のトップは緊迫する北朝鮮情勢に「対話より圧力」と拳を振り上げ、設立されたばかりの新党の女性党首は「リアルな安保」を入党条件に掲げる。社会全体に開戦前夜のようなムードが漂う中、中国大使を務めた経…
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解散は詐欺師の手口 和田秀樹氏が懸念する感情的な日本人
テレビでもおなじみの人気精神科医である和田秀樹氏は、この国の現状を憂えている。近著「この国の息苦しさの正体」で、日本人が感情に支配されるあまり、生きづらい社会になってしまったメカニズムを鋭く分析。急…
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安倍政権は自己保身 民進・前原代表が語る“新たな選択肢”
幹事長に抜擢しようとした山尾志桜里衆院議員がまさかの不倫疑惑で離党。民進党の新体制はスタートから大きくつまずいた。ただでさえ支持率が1ケタに低迷する中で、国民の信頼を回復するのは至難の業だが、民進党…
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ナチ研究の第一人者が看破 自民案「緊急事態条項」の正体
「(政治は)結果が大事だ。何百万人殺したヒトラーは、やっぱりいくら動機が正しくてもだめだ」。派閥会合でこう発言し、撤回を余儀なくされた麻生太郎副総理。4年前にも「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナ…
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沖縄の英雄を映画に 佐古忠彦氏「本土の人も見てほしい」
先月公開された映画「米軍が最も恐れた男~その名は、カメジロー」が反響を呼んでいる。米統治下の沖縄で圧政に抗議する姿勢を貫いた政治家・瀬長亀次郎にスポットを当てたドキュメンタリーだ。8月12日に沖縄で…
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存在感増す露の実態 小泉悠氏「プーチンに対外戦略なし」
国際社会でロシアのプーチン大統領の存在感が増している。2014年に旧ソ連のウクライナと軍事衝突し、クリミア併合で欧米と断絶。G8から追放を食らったが、米国のトランプ大統領が抱えるロシアゲートや、核・…
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若狭勝氏が語る新党構想 「代表は政治家とは限らない」
今月7日、「日本ファーストの会」という政治団体の立ち上げを発表し、政治を志す人々が学ぶ場として、「輝照塾」の創設を宣言した若狭勝衆院議員。もちろん、新政党への布石である。自民党に代わる受け皿を目指す…
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反対運動主導の黒川敦彦氏 「加計問題は森友と同じ構図」
愛媛県今治市では岡山理科大学の獣医学部キャンパスの建設が急ピッチで進められている。安倍首相が“腹心の友”と呼ぶ加計孝太郎氏が理事長を務める学校法人「加計学園」による新学部設置計画は、世論の反発を無視…
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インド仏教界頂点の僧侶 佐々井秀嶺さんに日本はどう映る
仏教発祥の地でありながら、ヒンズー教徒が圧倒的多数を占めるインド。しかし、近年、爆発的に仏教徒が増えている。そのインド仏教界の頂点に立ち、育てたインド人僧と共に民衆を指導するのが、実は81歳の日本人…
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民進・桜井充氏「加計学園が認可されれば文科省も追及」
疑惑まみれの安倍首相がどんどん追い詰められている。“腹心の友”が理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画についての閉会中審査では、政権ぐるみの「えこひいき、ウソ、隠蔽」が一層鮮明になった…
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久米宏氏 日本人は“1億総オリンピック病”に蝕まれている
メディアは24日に開幕まで3年を切ったと大ハシャギ。9条改憲も共謀罪も築地市場移転も東京五輪にかこつけ、押し通す。「そこのけそこのけオリンピックが通る」の狂騒劇に招致段階から反対し続けているのが、日…
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吉岡忍氏が語る安倍政権と共謀罪 「日本は権力観が欠落」
安倍政権のデタラメで、この国の言論の自由が脅かされている。取材・報道を制限する特定秘密保護法に続き、「共謀罪法」が施行された。こうした動きに抗議声明を出し続けているのが、日本ペンクラブだ。活動の原点…
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西田亮介氏が分析 東京都議選の雪崩現象と「ポスト真実」
英ブレグジット(EU離脱)や米トランプ大統領誕生の昨年来、「ポスト真実」というキーワードをよく耳にする。〈客観的事実より感情的な訴えかけの方が世論形成に大きく影響する状況〉を意味する言葉とされるが、…
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大谷昭宏氏「バカが権力を握っている」と報ずるべきだ
「巨大な権力者に批判的な目を向け、説明責任を果たさせる」――。今年1月の任期最後の会見で記者団に向かってこう訴えたのは米国のオバマ前大統領だった。不都合な報道を「フェイク(偽)」と批判するトランプ大統…
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もの言うタレント松尾貴史氏 政治をタブー視する風潮危惧
議論を拒み、「中間報告」という禁じ手で「共謀罪」法を成立させた安倍政権に対し、ツイッターで〈悪辣、卑怯、狡猾、下品、姑息〉といった激しい言葉を羅列して批判した。皮肉を効かせた風刺を身上とするタレント…
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ミスター共産党が見た安倍政権 「歴代自民政治をも否定」
安倍政権ほど国会審議を軽視し、議会制民主主義を冒涜した歴代政権はないだろう。森友、加計問題をめぐる数々の疑惑には一切答えず、国民の多くが反対の声を上げていた「共謀罪法案」に至っては、委員会審議を途中…