巻頭特集
-
戦争にかき消されている岸田失政 大企業は最高益だか賃上げはどうした
岸田内閣の支持率が気味が悪いほど上がっている。直近のNHKの世論調査では前月比2ポイント増の55%。読売新聞の調査では前月比4ポイント増の63%に達した。ロシアによるウクライナ侵攻に岸田首相が適切に…
-
プーチン劣勢をどう読むか 戦時下報道だけにヌカ喜びは禁物
「ウクライナ反撃で1000以上の集落を解放」「東部の川を渡ろうとしていたロシア軍の70以上の戦車などの破壊に成功」「ロシア軍北東部にある第2の都市ハルキウから完全撤退か」──。まるで戦争当事国のような…
-
何から何まで米国の言いなり 列島全体が沖縄化するだろう
「いったい日本とは何なのか」(朝日新聞) 「続く不条理を放置できぬ」(毎日新聞) 「自立と安定の未来を築きたい 国と県が協力し基地負担減らせ」(読売新聞) 「沖縄の重み 再確認する復…
-
議論がない摩訶不思議 北欧のNATO加盟申請で誰が一番喜ぶのか
新たな“火種”になる恐れはないのだろうか。不用意にロシアを刺激することになるのではないか。 北欧フィンランドが、西側諸国の軍事同盟「NATO(北大西洋条約機構)」に加盟申請する方向となった。…
-
国民は本当にこの路線でいいのか 「戦争国家」に準備着々
11日成立した経済安全保障推進法。新聞テレビでは、<経済安全保障は、国民の生命や財産を守る安全保障に政府の経済政策や企業活動を結びつける考え方><半導体や医薬品など国民生活に欠かせない重要な製品「特…
-
“やってるふり”の岸田首相 ロシアからの石炭石油いつ止める?
9日に実施されたフィリピン大統領選で、フェルディナンド・マルコス元上院議員が圧勝した。 父親は1965~86年の約20年間、住民を弾圧し、独裁政治を行った故マルコス元大統領。国際人権団体のア…
-
戦争報道とはこんなもの ロシア専門家の見立ては大外れ
「やむを得ない、唯一の正しい決断だった」──。ウクライナ侵攻を正当化したものの、欧米で臆測が浮上していた「戦争宣言」はなかった。 戦況停滞の中で迎えた9日のロシアの対独戦勝記念日の式典。国民統…
-
デタラメ政権なのに「選択肢がない」という国民の悲鳴
ロシアの首都モスクワで対ドイツ戦勝記念日の式典が行われ、プーチン大統領の演説が注目を集めた9日、GWの連休から明けたばかりの東京株式市場は全面安の展開となった。日経平均の終値は2万6319円34銭。…
-
戦勝記念日の虚勢 プーチン大誤算でもこの戦争は恐ろしい結末
ロシアが9日、「節目の日」を迎えた。プーチン政権が最大の祝日と位置付ける対ドイツ戦勝記念日だ。 モスクワの赤の広場では午前10時(日本時間9日午後4時)から大規模な軍事パレードを開始。大陸間…
-
ロシア制裁に前のめり “米国隷従”岸田外遊の危うさ
ゴールデンウイークに東南アジア(インドネシア、ベトナム、タイ)と欧州(イタリア、バチカン、英国)の計6カ国を訪問した岸田首相が6日、8日間の外遊を終えて帰国した。 「いずれの首脳とも本音で大変…
-
もう戻れない 連休中に突き付けられた「日本も参戦」の現実
米国のお先棒を担いだ岸田首相がこの大型連休に東南アジア・欧州5カ国を歴訪し、ウクライナから手を引かないロシアを力んで非難する中、プーチン大統領は新たな報復措置に打って出た。 「出禁」だ。ロシア…
-
狂気の戦争の絶望的な教訓と今後 日本も必ず戦禍に巻き込まれる予感(下)
徹底抗戦するウクライナに向けた武器供与が加速している。中でも突出しているのがNATO(北大西洋条約機構)を主導する米国だ。軍事支援は総額で34億ドル(約4300億円)を突破。ウクライナの2022年国…
-
狂気の戦争の絶望的な教訓と今後 日本も必ず戦禍に巻き込まれる予感(中)
日本の大メディアは「プーチン=悪魔」の報道スタンス一色である。確かに、この戦争はロシアによる侵略であり、ウクライナはその被害者だ。しかし、ウクライナに同情するあまり、「無垢な正義」として扱い、批判す…
-
狂気の戦争の絶望的な教訓と今後 日本も必ず戦禍に巻き込まれる予感(上)
この連休中もロシアによるウクライナ侵攻は止まらない。連日テレビで流れる惨状を見ていれば、正気でいられないのは確かだ。それで「日本も防衛費を増やせ」「核保有も議論すべきだ」と一気に振れる“集団狂気”を見…
-
1ドル=500円の声も これで参院選に突入とはいい度胸
円安地獄が止まらない。対ドル相場は1ドル=131円台まで下落。20年ぶりの円安水準のきっかけは、黒田日銀のトチ狂った決断だ。 「指し値オペを毎営業日実施する」──。28日正午過ぎ、金融政策決定…
-
過去の歴史もそうだった 戦時下の参議院選挙はろくでもない結果になる予感
7月10日投開票が有力視される夏の参院選は、公示まで2カ月を切った。止まらない円安と、ロシアによるウクライナ侵攻。日本がどう対応していけばいいのか難題を抱える中での国政選挙なのだが、有権者の関心は高…
-
シャブ漬け日本経済に“形だけ”生活支援の無力と無意味
「原油価格、物価高騰が社会経済活動の回復の妨げになることは何としても防がなければならない」 26日、首相官邸で会見を開き、物価高騰に対応するための「総合緊急対策」の概要を発表した岸田首相。 …
-
参院選には明確な争点 「戦争する国」にするのかしないのか
来たる参院選の前哨戦だった参院石川選挙区補選(24日投開票)は散々だった。2カ月後に迫る本番での共闘が期待される野党の動きはバラバラ。結果、野党第1党の立憲民主党が擁立した新人は当選した自民党候補に…
-
戦争に備えを! 脅威を煽る大メディアが刷り込む戦時思想
驚いた。日経新聞が22~24日に実施した世論調査だ。自民党が政府へ提言しようとしている「防衛費のGDP比2%以上への増額」について聞いたところ、賛成が55%と半数を超えたという。反対は33%だった。…
-
物価高騰も北方領土も自民の失政 露のせいにする岸田政権
ロシアのウクライナ侵攻開始から2カ月。岸田首相は23日、「ロシアによる非道な侵略を終わらせるためにも、今が正念場だ」と記者団に語っていた。 原油高など物価高騰による国民生活への影響についても…