巻頭特集
-
ロシアにも円安にも重大責任 安倍元首相の断罪が必要
依然として予断を許さない緊迫した状況にあることは間違いない。 ロシアによるウクライナ軍事侵攻で3月29日、トルコ最大都市イスタンブールで行われたロシア、ウクライナ両国代表団による停戦交渉。同…
-
円安・インフレに支離滅裂 岸田・黒田コンビで干上がる庶民
29日、トルコで行われたロシアとウクライナの停戦交渉に進展があったと伝えられ、マーケットにも安堵感が広がった。 28日に1ドル=125円台まで急落した円安も一服。29日のニューヨーク外国為替…
-
ただ追随の岸田政権 「戦争」「制裁」で支持率上昇の危うさ
岸田首相がロシアへの追加経済制裁を次々打ち出している。 28日の参院決算委員会で、暗号資産の取引を通じた制裁逃れを防止するため、今国会で外為法を改正する準備を進めると表明した。24日にベルギ…
-
バイデン米国は黙殺 ゼレンスキー大統領の悲痛な叫び
「みなさんが持っている戦闘機の1%、戦車の1%をウクライナに送ることができる。1%だ」──。ゼレンスキー大統領の悲痛な叫びが黙殺されている。24日にベルギー・ブリュッセルのNATO本部で開かれた加盟3…
-
欧米は世界大戦の準備か どうやら10年戦争になる覚悟が必要
いったい、いつ終わりが見えてくるのか。ロシア軍によるウクライナ侵攻から1カ月。もはや、この戦争は長期化を避けられそうにない。 そもそも戦争とは、いったん始まったら簡単には止められないものだ。…
-
「プーチン大誤算」報道をどう読むか 悲劇的結末か泥沼の膠着
ロシア軍によるウクライナ侵攻開始から24日で1カ月経った。 ロシアのプーチン政権は当初、圧倒的に優位な軍事力を背景にウクライナを数日以内に制圧。ゼレンスキー政権を支配下に置く「短期圧勝シナリ…
-
この国会を見ていると日本も必ず戦争に巻き込まれる予感
「ウクライナに対する具体的な支援に感謝しています。アジアで初めてロシアに対する圧力をかけ始めたのが日本です。引き続き、その継続をお願いします」 ロシアによる侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大…
-
楽観論は禁物 経済制裁と国際世論でプーチンがひるむのか
これぞちゃぶ台返しだ。無法なウクライナ侵攻を続けるロシアに対する米欧主導の経済制裁に加わった岸田政権に、プーチン大統領は“絶縁状”を送りつけてきた。北方領土問題を含む平和条約締結交渉を中断するという…
-
ゼレンスキー国会演説に拍手する国会議員への疑問と違和感
ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説の準備が着々と進んでいる。23日午後6時から、オンライン形式の生中継で行われる見通し。本会議場ではなく、衆院議員会館の会議室を使用して、衆参合同で実施される方…
-
指をくわえていたら虎の子は半分になるだろう 見るも無惨な円安の国で庶民が生き残る道
資源大国ロシアに対する経済制裁の影響で、原油や天然ガスは高止まり。加えて穀倉地帯で起きたウクライナ戦争の長期化懸念から小麦価格も高騰。日本もその影響は避けられず、あらゆる商品の値が上がっていく。 …
-
劇場爆撃はこの戦争の分岐点 プーチン暴走の最悪シナリオ
街を象徴する3階建ての建物は無残に崩れ落ちた。ウクライナ政府がロシア軍に空爆されたと発表した南東部マリウポリの劇場は、ウクライナ側が公表した映像によると、辛うじて残った劇場正面の壁も黒く焼け焦げ、周…
-
戦争に便乗 この地震大国で原発再稼働という“恐怖と狂気”
16日深夜の地震は、あらためて、日本における原発のリスクを思い起こさせた。 震源は福島県沖で最大震度6強。直後に広域で停電したこともあって、情報が手に入らず、原発は大丈夫なのかと不安な気持ち…
-
国民にきっちり説明を 対ロ制裁には凄まじい覚悟が必要
市街地のあちこちに立ち上る黒煙と鳴り響く激しい爆音。砲撃で破壊され、爆風によってガラスがなくなった高層アパートの部屋に広がる激しい炎。穴だらけの道をおぼつかない足取りで逃げ惑い、泣き叫ぶ住民……。 …
-
それ次第で状況一変 世界が注視する中ロ連携の行方
ロシアのプーチン大統領が仕掛けた無謀なウクライナ侵攻から3週間。電撃戦で親ロ政権にすげ替えるというプーチンのもくろみは大きく外れ、泥沼化する戦爭の出口はいまだ見通せない。ウクライナ市民とゼレンスキー…
-
ウクライナ当局の情報氾濫 偏っている日本の戦争報道をどう見るか
ちょっと首をかしげたくなるような内容だった。 14日のNHKの正午のニュース。いつものように冒頭からロシアによるウクライナ侵攻の最新状況を伝えていたのだが、ウクライナからの避難民が269万人…
-
歴史家が指摘したプーチンとスターリン、ヒトラーの類似性
戦況が思うようにいかないことでブチキレたのか。ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が内部粛清を始めたという見方が出てきた。 情報・治安機関のロシア連邦保安局(FSB)の対外諜報部門ト…
-
暴落に次ぐ暴落 市場も殺気だってきた泥沼戦争の行く末
ロシア軍によるウクライナへの電撃侵攻から半月が経過。依然として双方の主張の隔たりは大きく、停戦合意の兆しがまったく見通せない中、世界の金融市場は不安定な動きが続いている。 日本も例外ではない…
-
突き付けられた究極の選択 ウクライナ玉砕か世界大戦か
罪なき犠牲者が増え続けるウクライナをいかに支援していくのか。世界戦争に突入しかねない恐怖を前に、国際社会が揺れている。 ポーランドが保有する旧ソ連開発のミグ29戦闘機(ウクライナ空軍使用と同…
-
ロ軍総攻撃秒読み 「武器供与」でこの戦争が終わるのか
「プーチンはいかなる代償も顧みず、殺戮の道を歩み続ける決意を固めたようだ」 ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐり、8日、ホワイトハウスでこう演説した米国のバイデン大統領。ウクライナ国旗と同じ青と黄…
-
これが戦争の狂気 とまらない殺戮と憎悪の連鎖で交渉不能
予想されたことだが、ロシアとウクライナとの3回目の停戦協議も“不発”に終わってしまった。近く4回目の協議を行う予定だが、まったく歩み寄りが見られない状況だ。 米国防総省の高官によると、ロシア…