巻頭特集
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戦争は長期・泥沼化 岸田政権は最悪事態に備えているのか
ロシアのプーチン大統領が強行した無謀なウクライナ侵攻に対する国際的な非難は強まるばかりだ。独裁体制を敷くお膝元もまた例外ではない。 ロシア各地では反戦デモが拡大。人権団体「OVDインフォ」に…
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“まさかそこまでは”の連続 この戦争プーチンは何でもやる
ウクライナ南東部にある欧州最大級のザポロジエ原発を砲撃し、制圧。最大禁錮15年の刑事訴追で市民やジャーナリストに脅しをかける報道規制──。ロシアのプーチン大統領の常軌を逸した「攻撃」と「統制」がエス…
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見通せない戦争の行方 日本経済にも凄まじい返り血
ロシア軍のウクライナ侵攻から1週間。プーチン大統領は、ウクライナが降伏するまでトコトン戦争を続けるつもりのようだ。 3日、フランスのマクロン大統領と電話会談し、ウクライナの「非武装化」と「中…
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口だけ勇ましいバイデン米国に何かを期待できるのか
ロシアがウクライナに軍事侵攻してから3日で1週間経った。 ロシア軍は、ウクライナ第2の都市ハリコフや南部ヘルソンなど各地で攻撃を強化。軍事施設に限らず、住宅地に向かって戦略爆撃機から誘導ミサ…
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危機に便乗の自民と岸田政権は本気だ 核武装論と原発復活
「歴史から学んだのは、独裁者が攻撃の代償を払わなければ、さらなる混乱を引き起こすことだ」 3月1日(日本時間2日)に米国の上下両院で行われたバイデン大統領の一般教書演説は異様だった。 …
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苦しむのは市井の人々 ウクライナ大統領“英雄視”への疑問
ロシアのプーチン大統領が仕掛けた無謀なウクライナ侵攻は2日で1週間となる。圧倒的な戦力の違いから、当初は2日ほどで首都キエフは陥落するとみられていた。2月末までにウクライナ軍の一部を武装解除させ、3…
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正気か狂気か 誰も読めない暴走・プーチンの肚のうち
ロシアとウクライナの停戦交渉が28日、ウクライナとの国境に近いベラルーシ南東部で行われた。ロシア通信によると、両国代表団はこの日の成果をそれぞれ本国に持ち帰って検討の上、改めて交渉に臨む見通し。ロシ…
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避けられない大不況と分断 この戦争はまだ地獄の1丁目
独裁者・プーチン大統領の暴走を止める術はないのか。ここ数日間、世界は不安と焦燥に覆われている。 日本時間の26日、国連安全保障理事会はロシアによるウクライナ侵攻を非難し、即時撤退を求める決議…
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欧米打つ手なし プーチンやりたい放題、世界恐慌の最悪シナリオ
ウクライナ侵攻から、わずか2日。とうとう、ロシア軍が首都キエフに突入した。軍用車両が道を走り、無数の攻撃ヘリが上空を飛んでいる。このまま市街戦が始まってしまうのか。キエフは人口300万人の都市だ。市…
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プーチンは絶対引かない この戦争は行き着くところまで行く懸念
ウクライナ情勢は全く先が読めない展開になってきた。 ロシア軍が24日、ウクライナに侵攻。首都キエフなど各地の軍事施設を160発以上の巡航ミサイルなどで空爆し、ウクライナ軍の無力化に躍起になっ…
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“ならず者”プーチンはどう出るか ウクライナ戦争、日本への影響 (下)
この先、産油国のロシアがどう動くのか、まったく見通せないため、国際市場では原油価格の上昇が止まらなくなっている。 侵攻後のニューヨーク原油市場は原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が…
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“ならず者”プーチンはどう出るか ウクライナ戦争、日本への影響 (中)
ウクライナ情勢がより深刻化したことで、金融市場は世界同時株安の様相だ。安全資産とされる金や先進国国債への資金逃避が加速し、先行きの荒い値動きの嫌気から、株式市場は売り一色。24日の日経平均の下げ幅は…
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“ならず者”プーチンはどう出るか ウクライナ戦争、日本への影響 (上)
一滴の血も流さず、隣国「ウクライナ」の領土を切り取ってしまった。 ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の親ロシア派勢力が支配していた地域の“独立”を承認し、世界中に激震を走らせている。 …
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得をするのは誰なのか ウクライナ緊迫を利用する輩たち
フランスのマクロン大統領の仲介により、米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が直接会談することで原則合意してから間を置かず、情勢は新たな局面入りした。プーチンがウクライナ東部の親ロ派独立を承認…
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何が「出口戦略」だ 死者数急増に岸田政権は打つ手なし
新型コロナウイルス第6波は本当にピークを過ぎたのか。全国の新規感染者数は高止まり。遅れて増える重症者数は連日1400人超えが続き、死者数は200人を上回るハイペースが続く。オミクロン株の亜種「BA.…
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米国発の情報をどう読むか ウクライナ情勢のカギは正義より商売
Xデーは近づいているのか。ここ数日、ウクライナ情勢を伝える報道は、日増しに緊迫の度を強めている。 アメリカのバイデン大統領は17日、「ロシアによるウクライナ侵攻は近日中にも起き得る」と発言。…
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コロナ失政 岸田首相の正体は場当たりとゴマカシの自己保身
「今が一番厳しいとき。この困難を共に乗り越えていけるよう、もうしばらくご協力を心よりお願い申し上げます」──むなしい言葉が響いた。岸田首相が17日、ようやく会見を開いた。過去最大の感染「第6波」の最中…
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今こそ大政翼賛会の研究を 戦前も野党の裏切りから始まった
方針撤回は当然として、いよいよ、この国の立憲民主主義の行方に不安を覚えた国民は少なくないだろう。共産党を除く、日本維新の会、国民民主党、旧民進党系の無所属議員による衆院会派「有志の会」との国対委員長…
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一体、自宅死は何人なのか この国の出す数字は全て怪しい
岸田政権のコロナ無策ぶりを見ていると、オミクロン株は感染しても軽症だとタカをくくっているとしか思えない。だが、死者数の増加傾向にも何の手も打たないつもりなのか。今月に入って新型コロナによる死者が急増…
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与党も大メディアも犯罪者だらけ 恐るべき世の中のモラル崩壊
日本政策金融公庫による新型コロナウイルス関連融資を違法に仲介。貸金業法違反(無登録営業)の罪に問われた元公明党衆院議員・遠山清彦被告の初公判が14日、東京地裁で開かれた。遠山は「間違いありません」と…